日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「木の研究会」秩父原木市場

2008-08-22 | 仕事・建物
家づくりの会の「木の研究会」はメンバー4人と
工事会社・材木屋さんなど14社、総勢20人が参加。

前夜の11時に急遽招集が掛かったという
材木屋さん出身の社長のマイクロバスや
各自の車に分乗してまずは「秩父木材センター」へ



小高い丘ある原木市場は思ったよりも小規模
積み上げてある材木のほとんどが4mくらいの杉材
山から切り出された杉を選別機にかけてより分け、
一山にしたものを落札していくそうだ。
組合員は43社
落札するのは現地の材木屋さんがほとんどらしい。

炎天下説明して下さる方は汗ビッショリ
その後はあちらこちらに散らばり見て回る。
私の関心は選別機
大きな木材選別機は始めて見る。



搬入された玉切り材を台に載せ、
裏を鏡で見て大ざっぱにより分ける。
選別機の上を流れた杉は、ある位置でと右や左に落ちて分類される。
流れてくるこの杉はここか・こちらか・・
見ているだけで飽きない。




長い! 横から見ると機関車のよう

同じ分類をかためて落札
径22センチ1本が4000円位
1立米9800円から12000円程度らしい。
50年山で育てて切り倒し、運び込んでこの価格
林業が立ち行かない価格である。


この一角だけが長い杉(通し柱)と栗材 落札された番号札が貼ってある

昔は一山売って子供の学費や結婚費用にしたらしいが
この価格では小遣いにしかならないし
伐採費用で赤字になるかも知れない。

設計者としては安くて助かる面もあるが
日本の山や林業のこれからを考えると
どうにかしなくちゃ~~と言う気になる。

秩父広域森林組合木材センター (正式名称)

明日は、町の製材工場見学の報告
コメント
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