「木の研究会」見学がつづきます。
今回の重要視点の一つ「木材の乾燥」
一昔前はさほど気にされていなかった木の乾燥
JAS(昨日のJISは間違い)では定められていたものの
天然乾燥(日干し)が主流だったが乾燥までに時間がかかることや
所要時間と乾燥度が一致せずに今や機械乾燥が主になっている。
一時期は乾燥の仕方が悪く
「人工乾燥の木は〈木〉でなくなる」という大工さんの声も聞いた。
木造でも構造計算が法律的に決まりそうな今は、乾燥度や強度が求められている。
金子製材では環境に機・間違い、木・間違い「気」を使い
リサイクルにも励んでいる。
製材ででたおが屑は、舞茸の菌床に使われ
丸太から剥ぎ取った皮は乾燥の燃料にしている。
乾燥ヤードには杉皮のバイオマス燃料と石油ボイラー
電気のマイクロ波の乾燥機(右)が並んでいた。
材のひび割れをおこさせることなく、耐力のある杉材を造っている。
「檜の乾燥は難しくないが、
杉は赤身と白太の含水率が大幅に違い乾燥が難しい」とのこと。
マイクロ波の窯の中に入らせてもらえた。
やにで光っている内部にはマイクロ波が出る場所が数ヶ所あり
入るのにちゅうちょしてしまう迫力
一度に680本 7~8日乾燥後、1~1.5日冷ましてから取り出す。
杉皮の乾燥機は使用中で焚いてる所を見せてもらった。
こちらは自動的に燃料(杉皮)補給は出来ずに
温度計を見ながらの手動、かなり神経を使うようだ。
ちなみに杉皮の設備は1000万円
石油は500万円
マイクロ波は7000万円
人口乾燥には膨大な費用が掛かる。
・・が、天然乾燥(横にいくつもの山で乾燥してあった)は
ひび割れなどのリスクが高いそうだ。
「全てリサイクルの輪がつながっていて、
唯一捨てているものは木材からでる水蒸気」とか・・
建築廃材の研究であちらこちらの見学をして回ったが
燃やせる残材の大部分がセメント工場(太平洋セメント)だったが
製材所のサーマルリサイクルは輸送費がかからない分
地産地消で理想的だと感心させられた。
あすもつづく・・
金子製材株式会社
今回の重要視点の一つ「木材の乾燥」
一昔前はさほど気にされていなかった木の乾燥
JAS(昨日のJISは間違い)では定められていたものの
天然乾燥(日干し)が主流だったが乾燥までに時間がかかることや
所要時間と乾燥度が一致せずに今や機械乾燥が主になっている。
一時期は乾燥の仕方が悪く
「人工乾燥の木は〈木〉でなくなる」という大工さんの声も聞いた。
木造でも構造計算が法律的に決まりそうな今は、乾燥度や強度が求められている。
金子製材では環境に機・間違い、木・間違い「気」を使い
リサイクルにも励んでいる。
製材ででたおが屑は、舞茸の菌床に使われ
丸太から剥ぎ取った皮は乾燥の燃料にしている。
乾燥ヤードには杉皮のバイオマス燃料と石油ボイラー
電気のマイクロ波の乾燥機(右)が並んでいた。
材のひび割れをおこさせることなく、耐力のある杉材を造っている。
「檜の乾燥は難しくないが、
杉は赤身と白太の含水率が大幅に違い乾燥が難しい」とのこと。
マイクロ波の窯の中に入らせてもらえた。
やにで光っている内部にはマイクロ波が出る場所が数ヶ所あり
入るのにちゅうちょしてしまう迫力
一度に680本 7~8日乾燥後、1~1.5日冷ましてから取り出す。
杉皮の乾燥機は使用中で焚いてる所を見せてもらった。
こちらは自動的に燃料(杉皮)補給は出来ずに
温度計を見ながらの手動、かなり神経を使うようだ。
ちなみに杉皮の設備は1000万円
石油は500万円
マイクロ波は7000万円
人口乾燥には膨大な費用が掛かる。
・・が、天然乾燥(横にいくつもの山で乾燥してあった)は
ひび割れなどのリスクが高いそうだ。
「全てリサイクルの輪がつながっていて、
唯一捨てているものは木材からでる水蒸気」とか・・
建築廃材の研究であちらこちらの見学をして回ったが
燃やせる残材の大部分がセメント工場(太平洋セメント)だったが
製材所のサーマルリサイクルは輸送費がかからない分
地産地消で理想的だと感心させられた。
あすもつづく・・
金子製材株式会社