日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

道尾秀介作「向日葵の咲かない夏」

2009-06-23 | 読書
今日は蒸し暑い・室温32度 湿度61%
パン屋さんで「暑いですね」に答えて「奥は蒸し暑くって」
自家製パンの工房はサウナ状態だろう。

そんな今日は子どもが主役の本2冊

5月に読んだ道尾秀介作「向日葵の咲かない夏」
「このミステリーはすごい!2009年」 第1位に輝く



主人公は4年生のミチオ(!)君
クラスののけ者の子の家にプリントを届けに行き
その子の死体を発見してしまう。
連続「猫」殺しの犯人と行方不明になった死体を
死んでしまったS君と一緒に探る。

誰が嘘を言っているか、誰が本心を明かしたのか
誰が人間で誰が動物(!)か
頭の中に常識を留めておいては進めない。
小学4年生がこんな思考回路と行動をとるか?
なんて考えていては付いて行けない。

「このミステリーが・・」と書かれると、ミステリー??疑問が湧く。
75年生まれの独特の世界観をもつ(筆者紹介より)
作者の得意分野はホラーサスペンス

文芸作品とミステリーの境界が無くなったと感じる昨今
ミステリーとホラーの境界も無くなったと認識させる1冊である。

日曜の子どもが主役のもう1冊は明日・・
コメント (1)
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