日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

赤坂サカス文楽

2015-03-28 | 趣味・遊び
木曜日の夕刻、友人のお誘いで初めての文楽を見る事が出来た。

「赤坂咲かす文楽」



友人の叔母さまのお友達の知り合いから譲り受けた・・との事
人から人へ旅をして私の元へ・・
黒と赤のモダンな空間に伝統縞の幕



荘厳な雰囲気で始まった能「翁 日吉之式」
バックの松と四隅の柱に見立てた切り株
翁が絢爛豪華な衣装で舞い、
面を付けると「人」から「神」へ変身するらしい。

次は文楽「二人三番叟」
三人で操る文楽人形が賑やかにシャンシャンと鈴を鳴らして
天下太平を祈りつつ踊り
ついに客席迄降りて踊りまくるのに
ヤンヤの喝采と手拍子がなり続け、
通常の文楽公演ではあり得ない大サービスだった。

幕間に文楽の若手さん達による義太夫、三味線、人形遣の説明
達者な語りに笑い声と共に見るべきカ所が分かる。

文楽の出し物本番は「壺阪観音霊験記」
「二人三番叟」では人形遣(?)が目障りな気がしたが
物語ではすんなり入りきれた。
目の見えない夫婦、目が見えるように観音様に願掛けをした妻
貧しい暮らしに妻の邪魔にならない様身投げをした夫
後を追った妻
身投げをするシーンではどう表現するのだろう?と思っていたら
人形を放り投げた!
見事な投げっぷりで、感心しきり・・

観音様の願掛けが満願の日だったので
観音様に命を救われ、目まで治っていた。

ハッピーな物語
一人の義太夫さんと一人の三味線弾きさん
上品な語りに熱がこもり、三味線が感情を揺さぶる。

目出たし、メデタシ・・で終りの筈が



全員そろい踏みで挨拶
しかも「著作権はありませんので写真OKです」
あちらこちらでフラッシュがたかれた。
私も負けずに、パチリパチり・・



うれし・楽しい・の赤坂「文楽」の夜でした。


さあ今夜は
フクシマを忘れない!
「さよなら原発」大講演会の
新宿文化センターへGO!!
コメント
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