日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

貫井徳郎著「微笑む人」

2015-12-18 | 読書
ここ数週間出先や家で読んでいた一冊
貫井徳郎著「微笑む人」実業之日本社刊 文庫版



読後感は微妙・・・

誰にでも好かれるハンサムで好印象のエリートサラリーマン
妻子を川で溺れさせて死亡させた罪で捕まる。

動機は「本を置く場所がなくなり、家が手狭になった」
???
家族と不仲であったわけはなく、精神を病んでいた筈もなく
お金に困っていた事もない。

「なぜ??」

そもそも殺人が発覚する筈がなかったが
たまたま通りかかった人が目撃していた。
素直に殺した事を自白し、動機も自白した。

不審に思った小説家が真相を突き止めるべく、調査に入る。

さらなる殺人の可能性が浮かび
さらに動機が分からなくなる。


好印象の人が他では高飛車に出たり
クレーマーになったりする事はある(らしい)し
おっとり型と思っていた人がカッとなる性格が浮き出たり
人の一面では計れない所がある。

自分自身だって、こんな所でこんな妥協をするか?と
分からない所がある。

帯の「理解出来ない犯罪が、一番怖い」とあるり
「ミステリーの常識を超えた衝撃のラスト」であるが
「面白さ、ぶっ飛び!!」はどうか?

あるいは一気読みせずに、時間を掛けて読み終わっり
冷静さを保ったまま読んだせいかな?
コメント
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