1月に読んだ
原田マハ著「奇跡の人」双葉文庫刊

ページを繰るまで気付かなかった。
あの映画や芝居で有名なヘレン・ケラーとアン・サリヴァン先生のお話しとは
雪深い津軽の金木町・・と言えば、太宰治の生家で有名
金木でお城と見まごう豪邸はやはり太宰の生家でしょう。
明治20年、その豪邸を訪れた「去場 安」えええ??
豪邸の娘、「介良 れん」ようやく気付いて読み進めた。
アメリカの実話を下敷きに、同じ時代を日本に置き換えそっくりなぞらえた物語。
獣のような三重苦のお嬢さんを、愛情と毅然とした態度で賢く上品に躾けて行く。
覚える言葉が増えても、言葉の概念を知らないのではないか?
もう少して仕上がる筈の娘を強引に親元に戻させられ、元の木阿弥になったれん
安の身を捨てての引き戻しであの有名な場面を思い出した。
むか〜〜し、白黒映画で見た事のある「奇跡の人」

咽が渇いて「水」を求めたれんに井戸水ポンプの水を触らせて
「ウオア〜〜」(ウオーターではなかった)と叫び言葉の概念をつかみ取る。
映画で見た事をなぞっていても、始終涙が出てしまう本でした。
そうそう、カバーの画はルドンの「花に囲まれた2人の少女」

目をつむる少女をやさしく見守るサリバン先生
ピッタリの作品でした。
原田マハ著「奇跡の人」双葉文庫刊

ページを繰るまで気付かなかった。
あの映画や芝居で有名なヘレン・ケラーとアン・サリヴァン先生のお話しとは
雪深い津軽の金木町・・と言えば、太宰治の生家で有名
金木でお城と見まごう豪邸はやはり太宰の生家でしょう。
明治20年、その豪邸を訪れた「去場 安」えええ??
豪邸の娘、「介良 れん」ようやく気付いて読み進めた。
アメリカの実話を下敷きに、同じ時代を日本に置き換えそっくりなぞらえた物語。
獣のような三重苦のお嬢さんを、愛情と毅然とした態度で賢く上品に躾けて行く。
覚える言葉が増えても、言葉の概念を知らないのではないか?
もう少して仕上がる筈の娘を強引に親元に戻させられ、元の木阿弥になったれん
安の身を捨てての引き戻しであの有名な場面を思い出した。
むか〜〜し、白黒映画で見た事のある「奇跡の人」

咽が渇いて「水」を求めたれんに井戸水ポンプの水を触らせて
「ウオア〜〜」(ウオーターではなかった)と叫び言葉の概念をつかみ取る。
映画で見た事をなぞっていても、始終涙が出てしまう本でした。
そうそう、カバーの画はルドンの「花に囲まれた2人の少女」

目をつむる少女をやさしく見守るサリバン先生
ピッタリの作品でした。