日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

三浦しおん著「あの家に暮らす四人の女」

2018-07-05 | 読書
先週読み終えた一冊、
三浦しおん著「あの家に暮らす四人の女」中公文庫刊



三浦しおんは9年前に「まほろ駅前多田便利軒」を読んだ切り
まほろばは便利屋さんの物語だった。


ヒョンなきっかけから赤の他人と暮らす事になった
刺繍作家のアラフォーの女性、母と2人暮らしだった。
人見知り、外出嫌いの傾向があり
新たな出会い(異性)など望みようが無いが
印象の薄い顔の同じ年頃の女性会社員と知り合い
祖父から受け継いだモダンな洋館の自宅に、同居する事になる。

その上、会社員の部下も転がり込んで
仲良く愉快な生活を送っている。

世間知らずの箱入り娘(?)が困ると
印象は薄いけれど、会社ではバリバリの女性が支える。

古屋の雨漏りがきっかけとなり、リフォームをすると
イケメン社長が工事に当たり(経師屋さん)
いい雰囲気になる・・・

箱入り娘は狭い世間でも付き合いに無駄が無い!


そんな物語を読んでいる途中、通りがかりの公園



変に羽根を広げた烏
近付いても、チョンチョンと避けるだけ
カメラを向けても警戒するだけで飛び立たない
何処か悪かったのか?

読み終えて、カバーを取ると
そこに烏(ビックリ)

烏はこの本の重要な役回り
家を大規模改修する予兆か?

読めば分かる烏のお話
・・・では無く、他人と暮らす四人の女のお話しでした。
コメント
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