日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

田中修著「植物のかしこい生き方」

2018-07-12 | 読書
新宿西口の帰り、本屋さんによった。

    

地下道に面するBOOK1st、このところお気に入りの店
迷路のような売り場がジグソーパズルのようだが
なれてしまえばそれも楽しいし
本が見つからなければ、検索のパソコンが幾つもある。

残念ながら、お目当ての本は無かったが
諦めがたく、新書版のコーナーで見つけた一冊



田中修著「植物のかしこい生き方」SBクリエイティブ刊
 ー欲張らず、無駄に戦わず
  したたかに生きる知恵ー

動物と違い動けない植物、苛酷な競争環境で絶滅しないで繁栄する

 朝顔:他の花と違う早朝に咲き、昆虫を独り占めする
 福寿草:寒い季節に花の中央に暖かさを集めて、昆虫を居心地よくさせる
 ドクダミ:抜かれても地下茎(家族の絆)で繁殖するしたたかさ
・・などなどだが、文末に人の生き方を加えてある。

なんか説教臭いなあ、と思っていると帯の後ろに
「40才を過ぎたら、生き方は植物から学ぼう」とあった!
がむしゃらに競争して進むより、知恵を絞って賢く生きよ、だった。

 1-戦略的に闘わずして生き延びる
 2-環境に即した知恵と工夫・・等等

美しいと愛でたり、早起きのご褒美に思えたりする植物には
人智を越えたしたたかな戦略があった。

そんな思いで見る花々は、今までとは違って見えそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする