日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

今年のサボテン

2012-06-13 | 自然・風景
昨夜、今年初めてのサボテンが咲いた。

例年より1週間程度遅かった。

昨日から肌寒くて、咲かずに終るかと心配したが
ベランダ中にいい香りを振りまき
今朝もシッカリ咲いていた。



先月に大きくなったサボテンをエイヤッで切り捨て
小学生に上げるつもりで増やしておいた子供だが
親に反対されてあえなく、居残りになってしまったので
世代交代をさせた。

大きく育つとそれなりに奇麗な筈だが
刺々しく、取り扱い注意のサボテンでは
ベランダが進入禁止の憂き目になる。

こんもりサボテン型にはまだ蕾がいくつもあり
今年の夏も楽しめそうだ。
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桐野夏生著「ジオラマ」

2012-06-12 | 読書
以前読んだ本なのにまた買ってしまった一冊
新潮文庫「ジオラマ」桐野夏生著

  

1999年単行本になり、2001年文庫化されたので
10年くらい前に読んでいたのかもしれない。

9編からなる短編集

もう一度読んでみるとリアルに憶えているのと
全く初めて読んでいる気になる部分があった。

一編目の「デッドガール」は憶えていた。
昼間は事務所で働き,夜は売春をしている女
客と喧嘩をしながらも抜け出せない捨て鉢な生活

数日前東電OL殺人事件の控訴審の結果が出て
犯人とされていたネパール人が釈放された事件と似ているが
事件が起きたのが1997年、著作のきっかけになったのかもしれない。
キャリアの東電OLと違い、倦怠感とやけっぱち感が付きまとうが
ラストはかなりこわい・・

表題にもなった「ジオラマ」これも憶えていた。
生真面目に生きている銀行員
社宅を出てマンション暮らしになり
妻の知らない面を知り、
階下の知らない派手な女の家に入り浸る事になる。

チャンチャンと暮らしていた筈の銀行員のたがが狂いだし
銀行は潰れるわ、再就職は決まらないわ
ジオラマのように俯瞰視しながらも
地獄を予感しながらも抜け出せない・・

倦怠感、捨て鉢
人はあり地獄に落ちないように働き
たがを嵌めながら暮らしている。
たがをきつく締めれば締めるほど、
たがが外れた時のひどさ、やり切れなさ

ネパール人も家族のたがと心のたがが緩んだ隙に(たぶん)
落ち入ったあり地獄
とんだ罪をしょわされてしまった。


東電のキャリアOLをほっておかずに
真の犯人を突き止めなくてはならない。
冤罪をなくさなくてはならない。

とんだ読後感になってしまいました。
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普門館

2012-06-11 | 仕事・建物
中高生の吹奏楽の殿堂と言われている普門館は
徒歩10分くらいの所にある宗教団体の施設だ。



収容人数5000人以上、信者のための駐車場が広々としている。
竣工1970年、震度6以上で天井落下の危険性があるのが判明し
吹奏楽連盟は会場使用を取りやめた。

wiki/普門館

本郷通りの向かいは



日本とは思えない様相をしていた大聖堂は
数年前のメンテナンスでおとなしくなった。
本郷通りは、中野通りから環七通り迄立正佼成会の建物だらけ
元々住んでいる人には不評になっている。


普門館の催し物がある時は地下鉄方南町駅は人でごった返す。
普段は至って静かな駅なので「今日はなんかあってるな」とすぐ分かる。
普門館に近寄って見ると



築後40年を越えていてかなり傷んでいる。
鉄の飾りの中はクラックだらけだし
避難用だろうか、梯子は錆だらけ
天井以外にもメンテナンスの時期は来ている。

壊す事なくシッカリと耐震補強をして
また多くの中高生に来て欲しいものだ。
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歌舞伎鑑賞教室&きんつば

2012-06-09 | 趣味・遊び
雨の今日、先月に下見に行った
国立劇場の歌舞伎鑑賞の日

仲間達14人で行った。
近くのグランドアークホテルで昼食をとり
国立劇場に向うと



会場前にはドンドン人が増え
女子学生の傘の並

あいにくと取れた席は2階席だが
歌舞伎座と違い席は近くてよく見える。
ガヤガヤピーーピー甲高い騒が押し寄せ
先程の女子学生が1階席のほとんどを占める
「役者さんはテンションが下がるね」と言いつつ
始まると、騒音は嘘のように引き、静まった。

立教大学生の歌舞伎役者、大谷廣太郎さんが
鳴りものや舞台装置を説明して下さり、
休憩のあと始まった演目
平家女護の島「俊寛」近松門左衛門作
「鬼界ケが島の場」俊寛は中村橋之助

平清盛に反乱を企てた罪で島流しにあって3年の俊寛
同じ島流し仲間が赦免されて都に帰されるが
訳あって一人島に取り残される俊寛
自分の意思で残るのにも関わらず
船を見送る俊寛の悲壮な場面が有名だが
橋之助が情感豊かに演じて感動ものだった。

久々の歌舞伎だったが本当に良かった!
仲間の評判も上々・・幹事としてこちらも良かった!!


地下鉄に向う途中「ここに来たら必ず寄る店があるの」と言われ
ついて行った小さなきんつば屋さん「一元屋」



「美味しいのよ」
早速いただくと、甘みを抑えほんのりとした塩味
「もう一個」
歌舞伎鑑賞の後にはもってこいのお菓子でした。
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建て主さんの優秀作品

2012-06-08 | 趣味・遊び
今日は練馬から六本木に行った。
長いおつきあいの建て主さんが出品した「第一美術展」
会場は六本木の国立新美術館

   

「初めて出品したのに、優秀賞受賞」の快挙!!
入り口でもらった目録の3行目に堂々のお名前
自分の事のように誇らしい気分になる。

一作一作良く見ていたが途中から気がせいて、作品前に直行!
ありました、
生物作品を多く見ていたが、受賞作品はポエム的な幻想作(?)
しかも、上下二枚も!
長年の精進で独自の道を掘り出したようだ。

裏手で一休み

   

人影が遠くに一つだけの落ち着いた場所
ゆっくりと反芻して、もう一度作品前に・・
満足をして、他の作品を置いて出た。

エミルタール美術展も開催中ながら「今日はいいわ」


地下ミュージアムショップで新しい帽子のピンバッジを買う

   

たった3センチながらも涼しげでいい感じ。

それにしても今日の地下鉄にはおまわりさんが目についた。
ほんの少しで取り逃がした高橋容疑者の警戒だろうか?
今一つ緊迫感がない二人づれのおまわりさん
逮捕にはまだ時間がかかりそうだ。

第83回第一美術展 は6月11日迄
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善福寺川と神田川合流地

2012-06-07 | 自然・風景
昨日は金星通過が見られなかった。
曇り雨、あいにくのお天気で晴れて来た頃にはとっくに通過済み
日食グラスを出しておいたのに、次は百年も待たねばならない。

そんな午後にコーヒー豆を買いに隣の中野富士見町迄行った。
途中の公園には



こんなおしゃべりな石達(?)
子供が「糞を踏んだ」と泣きわめく
大人だってなきたいぐらい気持ちが悪いよ・・

善福寺川と神田川の合流地点

   

義兄が「見に行きたい」と言っていたが
なんの風情もない。
写真を撮っていると「いい写真が撮れますか?」
犬の散歩中の小父さま
「善福寺川は工事中で濁ってますね」

川を汚してはいけないと言うけれど
このところ毎日黄ばんだ川面と、いささかの臭い
後少しの工事が終ったらきれいな水になるのだろうか?

富士見町の駅周辺は洪水危険地域
危険は過去のものになったのだろうか?

右手は



地下鉄丸ノ内線の電車基地
お役目をすませた電車が静々と帰ってきた。
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中央郵便局→JPタワー

2012-06-06 | 仕事・建物
東京駅見学中に右手が気になった。
あれは確か中央郵便局



完成が近いらしい
近寄ると、工事は終えていた。



手前のタイル部分は昔のまま

2007年5月旧東京中央郵便局wiki 

前迄来ると



1階のタイルと上階のタイルは明らかに違う様相
1階を残して上は貼り替えたらしい。

wiki東京中央郵便局旧局社には面白い個所が載っている。
保存運動が起こり、残すか?全面建て替えか?で
時の鳩山総務相
「トキを焼き鳥にして食わないで、剥製(はくせい)が残るような設計変更をお願いし、
 再開発をしてもらう」と発言。

剥製状態の朱鷺のようだが
中央郵便局は剥製化で名前が JPタワーになったが
鳩山さんは「焼き鳥」になった様子。

トキの巣立ちは成功し、今は自分で餌をついばんでいるが
ハトは豊かな財源をバックに困りはしそうもない。
中国原産のNipponia nipponはまさに日本の希望の星だが・・


変に名前を変えたJPタワー

   

振り仰ぐタワーは38階
「なんで、中央がへっこんでいるの?」友人の素朴な疑問
下層ばかり見ないで、上階も見て欲しいんでしょう・・ね。

7月17日に中央郵便局として復帰する。
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シートの取れた東京駅

2012-06-05 | 仕事・建物
日本橋に行ったついでに足を延ばした東京駅
まだ工事は終っていないけれど、シートが取れて姿が見えた。



長い!!
丸ビルまで下がっても、全部は入らない。
中央から南側だけがやっと写った。



全部が三階建てになり、寄せ棟の屋根がドーム型になった。
wiki2006年3月の東京駅(拡大してみて下さい)



中央口は以前と同じような気がする
南口からホーム側に折れ曲っているが、今迄は気にもしなかった。



   

補修のあとがクッキリ

屋根は震災で被害にあった雄勝の玄昌石が用意されていたが
津波に合い、潮に洗われた。
用意された玄昌石を止めにしてポルトガル産を使う案が出たようだが
一枚一枚洗い流して使える石は使った、と聞いている。


まだ、工事は続いていて、10月に完成予定



交番は営業中(?)だが、
ステーションホテルは完成迄休業中
完成の暁にはレストランでお茶でもしてみたい。
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お月見茶会

2012-06-04 | 趣味・遊び
土曜日の満月茶会のお月様はまだ十三夜の日だった。
二時過ぎから始まった岡本の「松本記念音楽迎賓館」で星岡のお茶会



まず小間の「時雨庵」から回った。
三畳台目席の向こう切りの炉
「季節が違いますが、せっかくの向こう切りなのでこのまま使います」と
お手前は星岡の井関先生のお薄
炉の真横にお正客で向かいに床の間
炉の前には小窓、お手前をしながら緑滴る庭が見えて気持ちが良さそう。

水屋が狭くて、亭主が水屋に引き下がれません・・苦笑いをされている。



広間は「希望亭」の立礼席
天井の埋込照明がモダンさを強調しているが
お手前は高校生にお運びは中学生二人の弟
すっきりしたジャニーズ系のイケメン君達

お庭を散歩しているうちに「お食事の用意ができました」



星岡からの出張料理
お椀にはトマトの赤味噌汁で美味

次はホールで琴と篠笛の演奏会
お琴は世界的に活躍されている中井智弥さん
笛の名門の御曹司、篠笛の藤舎推峰さん
絶世の美男子3名と銘打った満月茶会の伝統音楽と思いきや
25弦のお琴とトートバックに入れられた篠笛の数々
カジュアルな出で立ちの二人の演奏はモダンミュージックそのもの

いいお年のの小母さんん茶人達のやんやの喝采にアンコールで答えてく下さった。
ステンドグラスの窓辺には3人目の美男子の井関先生のお花

   

少し暗くなりかけた午後7時
お庭でのお月様への献茶式



残念ながら満月ならぬ十三夜のお月様は見られずじまい
木立の隙間から下界の明かりがチラチラ見え
藤舎推峰さんの篠笛が静かに滑り込む幽玄の世界

お茶にお料理にお琴に笛にそそここに生けられたお花、
この上お月様まで見えたら罰が当たりそうだった。

一つ欠けただけで身に余る至福の午後
タクシーで岡本の丘を下ると、あっという間にガサツな世界に戻ってしまいました。
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満月茶会

2012-06-02 | 趣味・遊び
今日は星岡主催の満月茶会へ行ってきた。
場所はいつもの阿佐ケ谷出て松本記念音楽迎賓館で行われた。

交通の便の悪い世田谷区岡本
成城学園前よりタクシーで10分ほど
見上げるような坂道を進むと閑静なお屋敷街



森の中の由緒ありそうな建物
音響機器のパイオニアの創業者松本氏の元居宅
傾斜地を利用してお茶室が二つ
池あり東屋あり、大きな松や樹木が囲む豊かな自然満載の邸宅

   

お茶席とお琴と篠笛の演奏に星岡のお料理
最後は十三夜の月に捧げる献茶式で締めくくる筈だが
あいにくの空模様、お月様のお顔は見られずじまいだったが

楽しく満足な土曜の午後でした。
(週明けに続く)
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パソコンチェアー

2012-06-01 | 仕事・建物
注文していた椅子が届いた。
ウン十年前から使っていた製図用の椅子が壊れる寸前(?)
機能は何ともないが、座面のウレタンがへたり
座面が切れて手作りカバーでしのいでいたが
カバーもボロになり小型で座り勝手のいい椅子を探していた。

梱包をほどき、並べると今までの椅子よりかなり大きそう



探すポイントは、大きくない事、背がラクチンな事
最大のポイントは椅子を引き寄せても肘掛けが机の下に入り
身体が前傾にならないで座れる事。



最大のポイントはクリアー!
だが、今まだの二脚と比べると大きい!



肘は広げないと肘掛けには届かない
まあ慣れるしかなさそうだ。

だが、近頃は廃プラスティックで作られていてチャッチイ
まあ6500円位だから仕方ないが
武藤工業の製図用椅子はカッチッとしていて上等そうだし
座面以外は損傷がない。
足掛けの円形部分を重宝していた。
買った時は6500円以上はしていたと思うが
今はもう、こんな椅子は作っていないようだ。
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