魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

カクレクマノミ

2012年02月26日 19時05分19秒 | 魚介類飼育(海水)

最近はベラの話が続きましたので、たまにはほかの魚の話・・・

我が家の水槽には2010年からいるカクレクマノミAmphiprion ocellaris Cuvier、ですが少し大きくなりました。クマノミの仲間はうまくすると10年以上は生きますので、長生きさせたいものです。

周りの背景が白っぽくなっていますが、これは水槽に適切な量を添加すれば、元素の類を供給できる「パープルアップ」というものを添加したあとです。周りが白く濁りますが魚に影響はないです。背景が薄暗くなって写真をとると一味違うものになります(笑)

一方ハタタテハゼNemateleotris magnifica Fowlerも元気です。ハタタテハゼの上にはこの間のフタホシキツネベラと同じときに購入した「タバネサンゴ」があります。この後少しレイアウト変更してます。スリバチサンゴがひっくり返っていたので・・・

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ソトイワシ

2012年02月25日 10時43分45秒 | 魚紹介

昨晩 (今朝ともいう) Skypeでの魚好き同士の通話の中に出てきたのがソトイワシAlbula forsteri Valenciennesです。ソトイワシは標準和名の中に「イワシ」の3文字が入っておりイワシの仲間のように思われがちですが分類学的にはウナギ目と近い位置にあるといわれる魚で、「ソトイワシ目」に含まれます。この目は2科がありますが、ソコギス目をソトイワシ目の亜目とするなど、研究者の間でも意見が分かれています。

日本産ソトイワシの仲間は本種とマルクチソトイワシの2種が知られていますが、後者はふつう八重山諸島以南に分布するとされています。ソトイワシ科魚類の分類についてはここ10数年の間で大きく整理されています。「ソトイワシ」の学名にはAlbula neoguinaica Valenciennesがよく使用されましたが、これはAlbula forsteri の新参異名とされ、日本産ソトイワシの学名にはAlbula forsteri を使用するのが妥当とされています(※)

一見イワシに似ており名前もイワシですが、イワシに非ずのソトイワシ、骨も多くイワシよりも食べにくいのですが、ソトイワシにはソトイワシなりの食べ方があります。写真のは「さつまあげ」、すり身に人参を混ぜて作成された我が家の自信作(私が作ったのではない)。小骨が多く、あまり美味しいように見えない魚ですが、そのような魚にはそれなりの料理法があります。そうすれば魚はきっと浮かばれましょう。私たちも日々勉強です。先人たちの知恵に学び、それを発展させたいものです。

(※)日高浩一・岸本浩和・岩槻幸雄. 2004. ソトイワシ科魚類マルクチソトイワシ(新称) Albula glossodonta (Forsskål) の日本からの記録. 魚類学雑誌. 51 (1): 61-66. http://www.wdc-jp.biz/pdf_store/isj/publication/pdf/51/511/51105.pdf

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大人の女性へと変貌・・・?

2012年02月24日 21時27分00秒 | 魚介類飼育(海水)

前々回投稿の記事で「名前だけ」ですが登場しましたコガシラベラThalassoma amblycephalum (Bleeker)です。新しく入れた「フタホシキツネベラ」との関係は最初のうちは追い掛け回していたものの、今日見た感じではあまりひどく追いかけられるようなことはありませんでした。しばらくはこのまま様子見。

以前写真投稿したものと同じ個体ですが、色がさらに「青み」が出てきたような感じです。前回の写真でも強い緑色でしたが、それとは違うメタリックな色が出てきてるような感じです。一方、体も細長くなっているような感じがします。

ということで前回の写真。こうしてみるとほとんど違いがないように見えますね・・・

こちらは前に飼育していた個体。2007年6月に採集した雌の個体(釣り)。雄は赤紫色の非常に派手な色彩になります。このポイントでは、キヌベラ以外すべてのニシキベラ属魚類を見られましたが、リュウグウベラ、ヤンセンニシキベラは見えこそしたものの採集はできませんでした。

よく泳ぎ、丈夫で、ほかの魚とも一緒に飼えるよい魚です。

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サクラマス

2012年02月23日 14時11分23秒 | 魚紹介

ホテイウオ、ノロゲンゲと同日購入のサクラマスOncorhynchus masou masou  (Brevoort)です。以前購入した個体より背中が張っていないように見えますがかなり良いもの。マスはこれからがシーズンです。前回と同じ北海道産ではなく、青森県産の個体です。

サクラマスは主として日本海側と、太平洋側の東部、九州に生息します。西日本の太平洋側には亜種の関係にあるサツキマスが生息します。ちなみに本種は陸封されることがあり、サクラマスのそれは「ヤマメ」、サツキマスのそれは「アマゴ」と呼びますが近年は放流により分布域が乱れていることもあるようで問題になっています。

名古屋近郊では「サツキマス」が釣れます。サツキマスは見たことがないのですがぜひ釣ってみたいものです。

サクラマスのルイベ。前回同様美味でした。

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フタホシキツネベラ

2012年02月21日 17時07分49秒 | 魚介類飼育(海水)

昨日は医院の帰りに観賞魚店に立ち寄り。我が家に久しぶりに魚を入れました。1月の「オヨギイソハゼ」以来の新魚入居。メイン水槽への新魚導入は、9月に導入しましたアケボノハゼ以来となります。

ベラ科のフタホシキツネベラBodianus bimaculatus Allenです。タキベラ亜科の魚で、この亜科の魚の飼育は久しぶりです。

ここでちょっとした問題があり。我が家にはすでに、昨年8月に採集しましたコガシラベラがいます。大丈夫かな。と思い水槽に入れてみると、お互いに警戒し追いかけっこしているようす。その後は追い掛け回すものの鰭が切れたり喧嘩しているそぶりは見せず、少し安心です。

ベラの仲間ですので餌付けに関してはあまり心配はいらないと思います。逆に甲殻類など食われないようにしなければいけません。我が家にはあまりいない黄色が綺麗な魚。尾鰭基部の赤色斑も綺麗です。これと鰓蓋の、縁取りのある黒色斑で「フタホシキツネベラ」というのでしょう。

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