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世界ジュニア選手権2016アイスダンスSD

2016年03月18日 02時15分49秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2016アイスダンス・ショートダンスジャッジスコア)。日本からは深瀬理香子/立野在が出場。なんと世界ジュニアのアイスダンスに日本から出場するのは、5年ぶり。頑張れ~

<G1>
1 ヤナ・ボジロヴァ/カロヤン・ゲオルギエフ(ブルガリア) SD:28.27(31)
 「フィーバー」♪ バープルのドレス、黒ベスト風。ツイズルをなんとか合わせる。後半にパターンダンス、最後にイーグルで膝乗せのリフトを持ってきた。

2 ヴィクトリア・セメニュク/アルトゥール・グルズデフ(エストニア) SD:37.68(25)
 「Waltz in G flat」「We Will Rock You」♪ 女性は白、男性は黒。前半のしっとりしたワルツと、後半マーチの力強さが対照的。ローテーショナルリフトでは男性が片足になるところも。

3 キンバリー・ウェイ/イリアス・フォラティ(ハンガリー) SD:34.48(28)
 「仮面舞踏会」「ラデツキー行進曲」♪ 男性の軍服風の裾が長くてひらひら。ツイズルで女性が少しふらついてしまったが、パターンダンスでは落ち着いた。ストレートラインリフトは男性の靴の上に乗る。手拍子にのってノンタッチステップ。

4 エリザヴェータ・オルロヴァ/ステパノ・ヴァレンティノ・シュスター(オーストリア) SD:32.53(29)
 「Hi to Belaluna」♪ サーモンピンクのドレスが可愛い。わりと伸びるスケーティング。靴上リフトは女性がスプリットポジション。ジャンプから入るツイズルをうまく合わせた。若々しいフレッシュな雰囲気。

<G2>
5 ハナ・グレース・クック/テミルラン・イェルザノフ(カザフスタン) SD:37.60(27)
 ワルツ、ポルカ、マーチ♪ 水色のドレス、白の軍服風。スピード感のある滑り出しで、回転の速いローテーショナルリフト。途中で交差するツイズルをきれいに合わせる。ノータッチステップは、ちょっと2人の距離が遠かったかも。

6 ジェンナ・ハーテンスタインダミアン・ビンコウスキー(ポーランド) SD:37.68(26)
 「The Vampire Masquerade」「死の舞踏」♪ ワインカラーのドレス、黒の軍服風。前のカップルと曲がかぶった^^; ローテーショナルリフトのスプリットポジションが美しい。全体に丁寧にこなしたが、ツイズルは少しだけずれたかな。

7 アレクサンドラ・ボリソヴァ/セザリー・ザワツキー(ポーランド) SD:42.80(18)
 「Beautiful Women」「New York, New York」フランク・シナトラ♪ 黒の長めのドレス、燕尾服。よくエッジに乗れているパターンダンスは一蹴りが伸びる。ツイズルは若干ずれたが最後は合わせた。後半のフォックストロットの軽やかな感じもいい。

8 深瀬理香子/立野在 SD:42.63(19)
 「Aquarellen」「Feuerfest - Polka Francaise」♪ ブルー系のチュチュドレス、白いシャツ。リズムにのって滑り出し、パターンダンスを丁寧にこなす。ツイズルは女性がやや遅れ気味だが、ほぼミスなく決まる。コミカルな振付からポルカに入り、ノータッチステップは2人の距離が近くて、最後のツイズルを終わった瞬間にぴたっと手と手がつながった。
 終始にこやかな表情で滑っているのがいい。トルン杯で出した49.03には届かなかったが、納得のISU自己ベスト。

<G3>
9 ヴィロ・マルトン/ダニル・セムコ(ハンガリー) SD:38.63(23)
 「メリー・ポピンズ」より「チム・チム・チェリー」「スーパーカリフラジリスティックエキスピアリドーシャス」♪ 赤いサッシュが可愛い白のドレス、男性のベストはカラフル。地元の大声援の中、活き活きと滑る。あまりスピードがないけど丁寧なパターンダンス、ツイズルは回転数が1回違ったかも^^; ローテーショナルリフトは肩のあたりからウェストまでで姿勢変化が速い。股くぐりなどの振付でも盛り上った。
 シーズンベストで大喜び。観客席に地元ハンガリーの往年の名選手、ユリア・セベスチェンの姿が。

10 マージョリー・ラジョワ/ザカリー・レガ(カナダ) SD:52.57(11)
 「Gramophone」「Furioso」♪  ピンクのドレス、ベージュのシャツ。ストリーミングのトラブルであまりよく見えず。丁寧にツイズルを合わせ、胸のあたりに抱えるローテーショナルリフト。実力を発揮した。

11 マティルダ・フレンド/ウィリアム・バダウィ(オーストラリア) SD:31.98(30)
 「Beethoven's Five Secrets」♪ 黄色のスカートが鮮やか。頑張った感じのパターンダンス、カーブリフトは両足の靴の上に乗ってレイバック姿勢。大きなミスなくまとめた。

12 マリア・オレイニク/ユーリ・フリツキ(ベラルーシ) SD:45.02(16)
 「Until」「Miss Kiss Kiss Bang」♪ 長身の女性はブルーのドレス、男性は黒。女性はワルツの間は半袖にしていたが、曲が変わるときに袖をおろして長袖にした 滑りのトーンも変化に合わせていたかな。

<G4>
13 エカテリーナ・フェデュシチェンコ/ルーカス・キタリッジ(イギリス) SD:38.12(24)
 「At Last」「Why Don't You Do Right」♪ 真っ赤なドレスに黒のスーツ。ロマンチックなメロディーで端正なパターンダンス。曲の変わり目はストップで踊る振付は、来季からのシニア移行も考えてかな?(シニアではパーシャルステップシークエンスの前にストップが必要。)
 肩に片足を乗せたスプリットポジションから、ウェストで横向きになる姿勢変化のローテーショナルリフトがよかった。

14 リア・シュウェンディンガー/ヴァレンティン・ウンデルリヒ(ドイツ) SD:43.87(17)
 「マイ・フェア・レディ」♪ 赤いスカートの下にブルーのペチコート。逆回転のミラーツイズルから入り、スピード感のあるパターンダンス。ノータッチステップで少しずれたが、全体の流れはいい。

15 グオステ・ダムレヴィシウテ/デヴィダス・キザラ(リトアニア) SD:39.98(22)
 「Persian March」「(「椿姫」より)乾杯の歌」♪ ワインカラーのドレス、濃紺の軍服風。一歩ごとに長くエッジに乗るノータッチステップ、ちょうどアリアが始まるところからパターンダンスに入る。ツイズルで女性がふらついてしまったが、男性の首に脚をからませる高速ローテーショナルリフトで締めくくった。

16 マッケンジー・ベント/ドミトリ・ラズグライェフス(カナダ) SD:56.76(9)
 「Time After Time」「La Grande Valse - Happy Ending」♪ 赤のワンピースにグレーのシャツ。なめらかなパターンダンス、身のこなしが柔らかで美しい。太腿のあたりだけを両手でホールドするリフトは、女性がまったく男性に寄りかからない難しい姿勢。ツイズルもきれいな姿勢でぴったり。
 もっと後の滑走順で登場してもいいカップルだが、今季から組んでいるので世界ランクがまだ低いのだろう。

<G5>
17 李西貝(Xibei LI)/相光耀(Guangyao XIANG)(中国) SD:41.16(21)
 「ラ・ヴィ・アン・ローズ」「ミロード」♪ ベビーピンクのドレス、黒ジャケット。ジュニアながら四大陸選手権にも出場して15位だった。3週間でまたジュニアのプログラムにするのは大変だったろう。
 ツイズルのとき2人が重なって見えるほどぴったり。曲の雰囲気を出そうと頑張っていた。

 この時点で、深瀬/立野組のフリー進出が決まった

18 マリー=ジャド・ロリオー/ロマン・ルギャク(フランス) SD:59.65(3)
 「And the Waltz Goes On」「Susie (If You Knew Susie) 」♪ グリーンのドレス、グレーのベスト。体形も雰囲気も、足さばきももう大人の雰囲気。しっかりと姿勢を保ったツイズル、パターンダンスも力強い。肩のあたりで1回転してから女性が直立姿勢のリフトは、シニア並みの技術。

19 ニコル・クズミック/アレクサンドル・シニチン(チェコ) SD:49.08(14)
 「Under Paris Skies(パリの空の下)」「Casablanca」♪ 紫のドレス、黒ベスト。男性が差し出した手を女性がトンと叩くなど、ちょっとした振付が粋。軽くダンスリフトでもするような感じで入ったリフトが迫力。

20 アンゼリカ・ユルチェンコ/ヴォロディミル・イェリコフ(ウクライナ) SD:47.66(15)
 「Celtic Tiger」「Where I Wanna Be」♪ 黒のセクシーなVネック。イーグルの膝に立つリフトから入り、ツイズルも安定。今のこの2人の力を出しやすく作られたプログラムという印象。

21 マリア・ゴルブツォワ/キリル・ベロブロフ(ウクライナ) SD:42.49(20)
 「仮面舞踏会」ハチャトゥリアン♪ ピンクのスカート、紫のジャケット。女性の顔の前に手を出して目隠しするようなポーズから。ツイズルでちょっとタイミングがずれたが、ぐらついたりはしていない。肩の高さからウェストで姿勢変化するリフトが見せ場。

<G6>
22 サラ・ギスランディ/ジオナ・テルツォ・オルテンジ(イタリア) SD:52.19(12)
 「La valse a mille temps」「Milord」♪ シルバーに手袋とタイの赤が指し色。ゆったりとワルツにのり、テンポアップするところでツイズルを頑張る。曲が変わってだんだん速くなるリズムでは勢いを出して、女性がきれいにレイバックするローテーショナルリフト。最後の音にぴしっと合わせたフィニッシュ。

23 アナスタシア・シュピレヴァヤ/グリゴリー・スミルノフ(ロシア) SD:59.15(4)
 「Somewhere My Love」フランク・シナトラ♪ ロシア勢の先陣をきって登場。ブルーのドレス、黒ベスト。エッジにのるシャープさが半端ない まったく無理せずにすいすいスピードに乗っていく。ツイズルも一瞬の乱れもない。
 パターンダンスにも余裕が感じられた。肩に足を乗せてから、体操の技みたいに足を交差させて姿勢変化するリフトも凄い

24 イ・ホジュン/リチャード・カム・カンイン(韓国) SD:50.10(13)
 「椿姫」ヴェルディ♪ ワインカラーの碗ショルダードレス、燕尾服。四大陸選手権でシニアデビューも果たしている。ツイズルを無難にまとめ、力強くノータッチステップ。女性が体力がありそうで、パワフルな感じ。

25 メリンダ・メン/アンドリュー・メン(カナダ) SD:52.60(10)
 「死の舞踏」ハチャトゥリアン/「ボルト」ショスタコービッチ♪ 臙脂色のドレス、黒ジャケット。おそらく中国系の兄妹選手。パターンダンスを精密にこなし、ツイズルは完璧にユニゾン。ジャンプで上がって肩に足をからませるローテーショナルリフトはアクロバティック!

26 エリアナ・ポグレビンスキー/アレックス・ベノイト(アメリカ) SD:59.05(5)
 「My Sweet and Tender Beast」♪ 水色のドレス、グレーの燕尾服。体を大きく伸びやかに使って、要素から要素になめらかに移っていく。完成度が高かった。

<G7>
27 ロレイン・マクナマラ/クイン・カーペンター(アメリカ) SD:66.25(2)
 「ペール・ギュント」より「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」♪ 名前をコールされる前から、もう演技に入っている。ワイルドな雰囲気の茶系。力強いパターンダンスから、しばらくホールドしたつなぎが入る。曲が変わると、じわじわテンポアップする中で寸分狂わないツイズル、迫力を増しながらノータッチステップ。リフトは姿勢変化する中でさらに女性が腕を動かしてアピール。
 優勝候補の堂々たるパフォーマンス。

28 アンジェリク・アバチキナ/ルイ・トロン(フランス) SD:58.54(8)
 「ドン・キホーテ」♪ 白とパープルのドレス、男性は黒ベスト。女性の巻き髪が可愛い ノータッチステップのスムーズさがめっちゃ気持ちよかった。パワーはマクナマラ/カーペンターほどではないが、スピードはある。首に足巻きつけのリフトは女性が完全に手をフリーにするので迫力。

29 ベティナ・ポポワ/ユーリ・ヴラセンコ(ロシア) SD:58.56(7)
 「巨匠とマルガリータ」より「At Voland's Ball」「Voland」♪ ピンクのドレスにティアラ、男性はブラックタイ。華やかな舞踏会のシーンから、こちらもノータッチステップを伸びやかに滑る。1シリーズが長いツイズルもばっちり。表情たっぷりにパターンダンス、リフトは足を持ち上げて1回転してから靴の上に乗るのがユニーク。

30 レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ(アメリカ) SD:67.88(1)
 「舞踏会へ行くシンデレラ」プロコフィエフ♪ 白に金糸のドレス、黒のジャケット。優勝候補の兄妹選手。首の周りで1回転して膝にのるリフトから入り、舞踏会さながらのパターンダンス。シンデレラと王子が踊ってる?
 ノータッチステップはバランスがよく、ツイズルは重なって見えそうだった。高得点でトップに立つ。

31 アッラ・ロボダ/パヴェル・ドロズド(ロシア) SD:58.93(6)
 「ワルツ10番」ショパン/「Russian Battle March」♪ ミントグリーンのドレス、男性は金の肩章つき軍服風。ピアノの調べにのって美しいツイズルを決め、なめらかにパターンダンスをこなす。曲がマーチに変わって勢いよくノータッチステップを踏んだが、女性が転倒 プログラム全体はとしては悪くなかっただけに、惜しかった。

 結果、1位パーソンズ兄妹、2位マクナマラ/カーペンターとアメリカ勢(しかも同じコーチ)が1、2。得点もこの2組だけ60点台とずば抜けている。3位ロリオー/ルギャク(フランス)、4位シュピレヴァヤ/スミルノフ(ロシア)、5位ポグレビンスキー/ベノイト。アメリカ勢が3組ともフリー最終グループとなった。
 ロシア勢残り2組は6位ロボダ/ドロズド、7位ポポワ/ヴラセンコ。8位アバチキナ/トロン(フランス)くらいまでは表彰台の可能性があるかな? カナダ勢は9位10位11位に並んだ。3枠を守るのは厳しいかも。
 2011年大会予選14位の小松原美里/水谷心以来、日本から5年ぶりの出場となった深瀬理香子/立野在は19位でフリー進出よかった
 フリーは1日おいて土曜に行われる。日本時間では土曜の深夜、26:30(2:30)から。思いっきり楽しんで頑張れ~~~

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