フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2016、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
1 アレクサンドラ・ハガロヴァ(スロバキア) SP:39.07(32)
「Sway」♪ 可愛いピンクのチューブトップ。サルコウ・トウ3-2は間にターンが入ったが、トウループは片手を上げて跳んだ。3回転フリップはまあまあ。終盤ダブルアクセルがきれいに決まった。まだ幼い雰囲気だけど、伸びていけるかな。
2 ダニエル・ハリソン(イギリス) SP:37.59(35)
「Molitva」♪ こちらもピンクでVネック。足を高く上げてからのダブルアクセル、トウ・トウ3-2はセカンドで片手上げ。フリップは2回転で片手上げに。フライングシットスピンで尻餅をついてしまった ヘアカッターからビールマン、ほかのスピンも姿勢がきれい。一歩をしっかり伸ばそうとする意識があり、膝や爪先まで気を配っていていいと思う。
3 レオノラ・コルモル・イェプセン(デンマーク) SP:34.05(41)
「Decarissimo」アストル・ピアソラ♪ 黒のレース。3回転サルコウが両足着氷っぽくなって、コンビネーションにできず。フリップは片手上げで決めた。アクセルが変な1回転になってしまい 片手パールからビールマンのレイバックスピンが美しい。
タンゴの素敵な音楽をよく理解して、持っている技術で表現しようと頑張っていた。今日の出来は残念だけど、なかなか魅力的なプログラム。
4 キム・ハヌル(韓国) SP:52.37(12)
「ジキル博士とハイド氏」♪ 登場前に、名前をはめこんだブレードケースが映る。ブルーにストーンで模様の衣装。小柄な体を元気よく動かしていく。ルッツ・トウ3-3、3回転フリップ、イーグルからのダブルアクセル、どれも回転が速い!
スピンの速さにも客席が沸いていた。2002年4月生まれの13歳、ぎりぎり平昌五輪にも出られる。韓国からまた有望選手が出てきた。
5 エルズビエタ・クロパ(リトアニア) SP:34.34(40)
「Tango de los Exilados」♪ 黒、スカートにスリット。3回転フリップは両足着氷? 3回転トウループ転倒。ダブルアクセルは下りた。タンゴの力強さと妖艶さを出すには、まだこれからという感じ。
<G2>
6 エルフィ・エルデム(トルコ) SP:37.39(37)
「シルク・ド・ソレイユ」より「Zaia」♪ 淡いブルー。3回転フリップを下り、トウ・トウは2-2になった。足の甲をホールドするビールマンがきれい。慎重に跳んだダブルアクセル、ほぼ下りたかと思ったが転倒、惜しかった。
7 シャリン・ルエガー(スイス) SP:42.66(25)
「Je me souviens de nous」♪ タイツまで全身黒。2回転フリップ、トウ・トウ3-2、ダブルアクセルとしっかり。ボーカル部分でのステップは体を大きく使えていた。今できることはできた演技。得点はもう少しほしかった、という顔。
8 シャルロッテ・ヴァンデルサレン(ベルギー) SP:32.30(44)
「アダージョ」サラ・ブライトマン♪ 黒とゴールド。アクセルが回転途中で開いてしまったが、両手上げ2回転フリップは美しい。3回転トウループ?で転倒。長身なので、スパイラルも映える。最後のI字スピンは頑張った。
9 モニカ・ペテルカ(スロベニア) SP:39.00(34)
「A Night Like This」♪ 真っ赤なチューブトップに黒長手袋。サルコウ・トウ3-2、ダブルアクセルを決める。コケティッシュな振付の入ったステップを小粋に踊り、終盤の2回転フリップは片手上げ。
スパイラル姿勢、ツイズルと動きを入れてからのレイバックスピンは、ビールマン姿勢で頭が完全に腰につくほどの柔軟性を見せた。よくまとまった、いいプログラム 得点がいまいちなのは、回転不足か。
10 アレクサンドラ・ルドルフ(ポーランド) SP:35.32(39)
「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」♪ 黒のホルターネック。昨シーズン、閻涵(Han YAN)が使ってたフランク・シナトラのバージョン。ダブルアクセルが両足着氷、サルコウ?で片手をついたが、2回転トウループをつけた。フリップは2回転。ビールマンで少しふらついた。
元気があって笑顔で滑ってるのが、いいところかな。
<G3>
11 アリゼー・クロゼ(フランス) SP:45.34(21)
「エマニュエル」♪ ピンク、手袋も。トウ・トウ3-2はセカンドで片手上げ。後半フリップはちょっとぎりぎり^^; ダブルアクセルはまあまあ。スピンのキャメルで少しぐらついてしまった。
曲調がずっと変わらないので、盛り上げるのが難しかったかな? 基礎的なスケーティングは評価された感じ。
12 サラ・タムラ(カナダ) SP:48.11(16)
「アストゥリアス」♪ チームメイトたちの声援に送られて登場。ルッツ・トウ3-2が決まったが、3回転フリップとダブルアクセルはステップアウト。ビールマンで上げている足の膝が曲がっているのが、あんまりきれいに見えない タンゴを表現しようとする所作は悪くない。
13 キャラ・ヴァン・ティエル(オランダ) SP:47.94(17)
「Diem」♪ サーモンピンク。コロコロした体形で、パワフルにジャンプを跳ぶ。サルコウ・トウ3-2、3回転フリップが決まって笑顔 ダブルアクセルもきれい。スピンも軸がしっかりしていて速い。柔軟性はそれほどでもないのか、スピンでドーナツ姿勢は取れないようだ。
会心の出来に、ガッツポーズで喜ぶ。ベスト更新に嬉しそう。
14 マエヴァ・ガラルダ・ロセル(スペイン) SP:29.65(45)
「Fever」「Hey Pachuco」♪ 紺に白い水玉スカート。ダブルアクセルでステップアウト、3回転ループ転倒、フリップが1回転と、ジャンプはミスが続いてしまった。終盤のステップは頑張ったけど、、、大きな大会で力を出すのは難しい
15 クリスティナ・シュクレタ-グロモワ(エストニア) SP:41.68(29)
「アダージョ」♪ 赤のローブデコルテ風。曲とよく溶け合っているスケーティング。トウ・トウ3-2はセカンド片手上げ、3回転フリップは両足っぽかった。ダブルアクセルでステップアウト。
スピンの姿勢変化が速くて正確、ステップも体がよく動いていたと思う。
16 テオドラ・マルコヴァ(ブルガリア) SP:34.50(40)
「(ピアノソナタ)テンペスト」ベートーベン♪ グレーの衣装。ルッツ・ループ2-2、フリップも2回転。ビールマンの姿勢がきれい。全体に優雅な動きで、ピアノの音によく合っていた。
最後に背中のホックがはずれるアクシデント ひどい乱れにはならなかったので大丈夫。
<G4>
17 ケイティ・パスフィールド(オーストラリア) SP:38.96(35)
「Pure Imagination」♪ 白のVネックにストーンで模様。四大陸選手権でシニアデビューも果たしている。ダブルアクセル、ルッツ・ループ2-2、片手上げ2回転フリップと、難度は高くないジャンプだがどれもクリーンに決めた。ロマンチックなメロディのボーカルで、爽やかに滑る。スピンも安定していて、素敵なプログラム。
キス&クライでカンガルーのぬいぐるみ、チーム・オーストラリアのお約束
18 ルクレツィア・ジェナロ(イタリア) SP:43.74(23)
「Feeling Good」マイケル・ブーブレ♪ 黒とブルー。ループ・トウ3-2を下り、、3回転フリップはややこらえる。レイバックからビールマンはなかなかきれい。
どことなく、曲と本人の雰囲気が合ってない感じがしたんだけど^^; もっと元気のいい曲のほうが向いてる?
19 アナスタシア・ゴズワ(ウクライナ) SP:50.99(13)
チャチャチャ、ラテンメドレー♪ ピンクでフリンジスカート。トウ・トウ3-3を頑張り、3回転フリップはステップアウト。ダブルアクセルは距離が出た。シットスピンでフリーレッグを持ってそのまま立ち上がってY字スピン。パールからビールマンも最後に頭をぐっと反らせる姿勢が迫力。
20 ティタ・ラムサム(タイ) SP:33.39(43)
「シンデレラ」プロコフィエフ♪ ミントグリーンにゴールドを重ねて。サルコウ・トウ3-2は間にターンが入ったが頑張った。フリップは両手上げで2回転。アクセルが半回転になってしまった 時計の音に驚いてお城から急いで帰るシンデレラを、ステップで表現できてたかな
21 ユニ・マリー・ベンヤミンセン(ノルウェー) SP:45.70(20)
「セントルイス・ブルース」♪ 黒、背中にストーンでライン。トウ・トウ3-3は鮮やか、3回転フリップは回転足りず。ダブルアクセルはきれい。キャメルやビールマンのとき、少し足元が揺れる。曲の雰囲気をとらえたステップは、体がよく動いていた。
22 シューラン・ユー(シンガポール) SP:42.21(28)
「シルク・ド・ソレイユ~キダム」より「Reveil」♪ 黒。なんとなく体の使い方が中国っぽいと思ったら、本人は北京生まれでコーチも中国人だった。サルコウ・トウ3-2、2回転フリップとクリーンに決める。スパイラル姿勢からのダブルアクセルは片手をついた。
スピンもなかなか上手。
<G5>
23 ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:58.56(4)
「The Storm」♪ パープル。後半グループになるといきなりジャンプの難度が上がる ルッツ・トウ3-3、3回転フリップとしっかり決めてきた。基本的な滑走姿勢ができていて、ビールマンもきれい。イーグルからのダブルアクセルが転倒になってしまった。
上位を狙うには、ノーミスでいけるようになりたいところ。
24 アリサ・フェディチキナ(ロシア) SP:66.11(1)
「感傷的なワルツ」チャイコフスキー♪ グランプリファイナル4位、メダル候補が登場。手紙を読むような仕草のイーグルからダブルアクセル。曲に乗って優雅にステップ、後半にルッツ・トウ3-3、3回転フリップと余裕をもって決めた。
スピンの姿勢一つ一つが丁寧で絵になる。シーズンベストに近い得点に満足そう。
25 メイジー・ヒウチン・マー(馬曉晴)(香港) SP:52.69(11)
「ある恋の物語」♪ 赤にゴールドで縁取り。にっこり笑顔で滑り出し、3回転フリップはちょっとステップアウトしたが着氷、ループ・トウ3-2はセカンド片手上げ。イナバウアーからのダブルアクセルがきれいに入った。回転の速いI字スピン、ビールマンもよかった。ジャンプで転倒がなかったので、気持ちよくステップ。
技術点29.21は、シニアの世界選手権ミニマムをクリア。来季につながる
26 ソン・スヒュン(韓国) SP:46.18(19)
「I Remember」「Happy」♪ ピンクにグリーンの襟。JGPには出場してなかったが、デンコワ・スタビスキー杯でミニマムをクリアしてきた。すらっとした長身で軸の細いジャンプを跳ぶ。ルッツ・トウ3-3、ダブルアクセルは決まったが、3回転フリップは惜しい転倒。
おっとりした感じでお嬢さんらしい雰囲気が可愛い 曲によく合っていた。
27 ミカエラ・デュ・トワ(南アフリカ) SP:40.86(31)
「La vie en rose」「I Love Paris」♪ パールピンク。四大陸選手権では18位だった。3回転フリップ転倒、トウ・トウ3-2とダブルアクセルは問題なし。サイドリーニングから靴の甲をホールドするビールマンなど、工夫もある。
28 本田真凜 SP:66.11(2)
「スプリング・ソナタ」♪ 浜田コーチとおでこをくっつけて、「行ってらっしゃい!」と送り出される。桜のようなピンクの衣装。柔らかく腕を動かして滑り出し、ジャッジの前でバイオリンを奏でる仕草。ループ・トウ3-3、ダブルアクセルとなめらかに着氷、I字スピンやビールマンも丁寧にこなす。春の嵐に花びらが舞うイメージのステップ、3回転フリップも美しかった。
フェディチキナと同点のシーズンベスト 技術点の差で暫定2位。
<G6>
29 ディアナ・ニキティナ(ラトビア) SP:54.59(10)
「枯葉」♪ 紅葉のような黄色とオレンジ。以前よりスケーティングにスピードが出て、全体の流れが良くなった。ルッツ・トウ3-3、3回転フリップ、ダブルアクセルときっちり決める。曲の雰囲気と動きをよく合わせていた。
30 李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:43.38(24)
「Spring Breeze(望春風)」Yuxian Deng(雨賢)♪ 鮮やかなレモン色。中国らしい曲で、3回転フリップから。3回転ルッツでステップアウトしてコンビネーションにできず。ダブルアクセルは大丈夫だった。一生懸命、丁寧に演じているのはいい。
31 レア・ヨハンナ・ダスティヒ(ドイツ) SP:47.67(18)
「Pina」♪ 紫の濃淡。ルッツ・トウ3-2はセカンド片手上げ、3回転フリップとダブルアクセルも無難に決める。スピードはまだそれほどないが、安定した力はある感じ。ベスト更新。
32 白岩優奈 SP:56.23(8)
「虹の彼方に」♪ 空色。「ガンバ!」と声援が飛ぶ。スタート位置を間違えそうになって、急いで位置についた。3回転フリップを見事に決め、3回転ルッツでやや傾いたのでトウループは2回転に。ダブルアクセルはきちんと下りる。
空にむかって語るようなステップは、体を大きく使って。スピンのウィンドミル(イリュージョン)が、ちょっと方向がばらばらに見えた。
ジャンプが完璧でなかったので、得点は残念だけど 調子が悪い感じではないので、フリーで巻き返したい
33 ナタリー・クロッツ(オーストリア) SP:42.25(27)
「Miami Spanglish Mix」♪ 赤紫。きびきびと速い動きで、トウ・トウ3-2を跳んだが間で足を置いてしまったかも。3回転フリップ、ターンからダブルアクセルはしっかり決めた。
速い曲についていくのに、一生懸命滑ってる感じがないでもない^^; もう少し一歩が伸びると、ステップにスピードが出るんじゃないかな。
34 ユリア・サウテル(ルーマニア) SP:39.67(32)
「What a Wonderful World」セリーヌ・ディオン♪ 深い赤のレース。3回転トウループで転倒したが、2回転フリップとダブルアクセルは決めた。優しく語るようなボーカルで、終盤のステップはいい感じだったが・・・。レイバックスピンでヘアカッターやビールマンがないので、レベル取りにくいかも。
<G7>
35 エイミー・リン(林仁語)(台湾) SP:44.52(22)
「スラムドッグ・ミリオネア」♪ 紫のグラデーション。トウ・トウ3-3は第1ジャンプで手をつきそうになるが、頑張ってセカンドを跳んでこらえた。3回転フリップは転倒。ダブルアクセルは音にうまく合う形で決まる。
インド風「ジャイホー」で活き活きしたステップを踏んだ。スケーティングはさらによくなってきている。
36 ポリーナ・ツルスカヤ(ロシア)
棄権。
37 タイラー・ピアス(アメリカ) SP:56.56(7)
「Voices from the Forest」♪ ブルーのVネック。シンプルなピアノ曲を上手に盛り上げ、緩急をつける。トウ・トウ3-3をびしっと決めたが、3回転フリップは転倒。最後のI字スピンは姿勢と回転速度で拍手。
38 樋口新葉 SP:58.08(5)
「マンボ・ファンタジー」♪ ピンクに黒で縁取り。ぐいーんとエッジに深く乗りながら滑り出し、一歩が大きいステップから。曲の変わり目にうまくスピンを入れ、ジャンプは全部後半に。ルッツ・トウ3-3は決まったかと思ったが転倒、3回転フリップは直前のステップも着氷後の動きもよかった。ダブルアクセルも文句なし。歌詞が"uno, dos,,,"とカウントするところでのレイバックスピンもよかった。
ジャンプが完璧にいかないと、演技構成点もちょっと伸びきれないか・・・
39 マティルダ・アルゴットソン(スウェーデン) SP:41.00(30)
「The Hanging Tree」♪ 黒。透ける生地とストーンでアクセントをつけている。3回転で転倒、ダブルアクセルは回転不足。スピンの姿勢変化が面白い。
40 エリザヴェータ・ウコロヴァ(チェコ) SP:37.57(37)
「交響曲第40番」モーツァルト♪ きれいな水色。ルッツが2回転になり、あとに1回転トウループしかつけられず。3回転フリップ転倒。曲にマッチする柔らかな動きだが、細かいところで完成度がもうひとつだったか。
<G8>
41 ヴィヴェカ・リンドフォース(フィンランド) SP:43.19(25)
「雪の女王」より「ペルシアの踊り」♪ ブルーのVネック。3-3はなんとかこらえたが、3回転フリップは途中で開いてしまう。ダブルアクセルはオーバーターン。ビールマンはなかなかきれいだったが、全体に元気がないような気がした。
42 エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:50.11(14)
「I Got Rhythm」♪ サーモンピンクのVネック。シーズン途中で新しいプログラムに変えてきた。3回転ルッツ転倒、スピンを終わって滑り出したところで、演技をやめてレフェリーのところへ。見ると鼻の頭に血が 切っちゃった とりあえず中断してコーチのところへ。
どうやら鼻血を出していたようで、鼻に脱脂綿を詰めて再開。軽快なリズムでステップを踏み、3回転フリップとダブルアクセルを決め、最後のビールマンまで、よく頑張った。
転倒の1点のほか、中断による減点が5点、合計6点減点。それがなければ8位か9位相当。フリーでは実力を発揮してほしい。
43 アンゲリカ・クフヴァルスカ(ラトビア) SP:57.92(6)
「トスカ」より「星は光りぬ」♪ ラベンダー色。トウ・トウ3-3をびしっと、3回転フリップ、ダブルアクセルと立て続けに決める。動きの中でも爪先や指先まで意識が行き届いていて、曲が盛り上るところでダイナミックにステップ。完成度が高かった。
44 アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:55.80(9)
「アナスタシア」♪ もうおなじみのクリーム色の衣装。ルッツ・トウ3-3、3回転フリップと危なげない。後半のダブルアクセルはスパイラルから、下りてそのまま振付のターン。スピンの姿勢もきれいで、パールからビールマンは迫力があった。映画のストーリーを表現するステップもいい。
終わって、すごくほっとしたように胸をなでた。
45 マリア・ソツコワ(ロシア) SP:64.78(3)
「Black Magic Woman」サンタナ♪ 黒のスリップドレス、スカートはフリンジとセクシー ルッツ・トウ3-3、ダブルアクセル、3回転フリップと無理なく決める。大人っぽい振付で踊るが、ロックな強さを出すか、セクシーさを出すか、ちょっと中途半端だったかも。
46 イヴェット・トート(ハンガリー) SP:49.98(15)
「Legend of Two Old Guys With A Mustache」「I Say A Little Prayer」♪ 地元の大声援の中で登場。ピンク、手袋も。もう身のこなしが大人になってきた。トウ・トウは3-2になり、3回転フリップは転倒。ダブルアクセルが決まると大きな拍手。
ステップがよく練り上げられていて、無駄な動きがなく美しい。ビールマンでぴたりとフィニッシュ。
結果、1位フェディチキナ、同点2位に本田真凜、3位ソツコワ、60点以上はこの3人のみ。4位ブレイディ・テネル、5位樋口新葉、6位クフヴァルスカ、この3人が58~57点台で僅差。
7位タイラー・ピアス、白岩優奈が8位と、やはり上位はロシア・日本・アメリカが中心になっている。
フリー進出のボーダーラインは43点台。ヨーロッパ選手権8位のリンドフォースがフリーに進めなかった。ジュニアのSPは課題ジャンプが決まっているので、得意なジャンプを使えなかったり、コンビネーション予定で失敗してもリカバリーできなかったりする。ちょっとしたミスのわずかな点差で、順位が大きく変わってくる。なかなか難しい・・・
フリーは第4グループ2番目に本田、3番目に樋口、4番目フェディチキナ、5番目ソツコワという順になった。本田、樋口が高得点を出してロシア勢にプレッシャーをかけられるか
みんな頑張れ~~~
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2016、アイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。日本からは深瀬理香子/立野在が出場。なんと世界ジュニアのアイスダンスに日本から出場するのは、5年ぶり。頑張れ~
<G1>
1 ヤナ・ボジロヴァ/カロヤン・ゲオルギエフ(ブルガリア) SD:28.27(31)
「フィーバー」♪ バープルのドレス、黒ベスト風。ツイズルをなんとか合わせる。後半にパターンダンス、最後にイーグルで膝乗せのリフトを持ってきた。
2 ヴィクトリア・セメニュク/アルトゥール・グルズデフ(エストニア) SD:37.68(25)
「Waltz in G flat」「We Will Rock You」♪ 女性は白、男性は黒。前半のしっとりしたワルツと、後半マーチの力強さが対照的。ローテーショナルリフトでは男性が片足になるところも。
3 キンバリー・ウェイ/イリアス・フォラティ(ハンガリー) SD:34.48(28)
「仮面舞踏会」「ラデツキー行進曲」♪ 男性の軍服風の裾が長くてひらひら。ツイズルで女性が少しふらついてしまったが、パターンダンスでは落ち着いた。ストレートラインリフトは男性の靴の上に乗る。手拍子にのってノンタッチステップ。
4 エリザヴェータ・オルロヴァ/ステパノ・ヴァレンティノ・シュスター(オーストリア) SD:32.53(29)
「Hi to Belaluna」♪ サーモンピンクのドレスが可愛い。わりと伸びるスケーティング。靴上リフトは女性がスプリットポジション。ジャンプから入るツイズルをうまく合わせた。若々しいフレッシュな雰囲気。
<G2>
5 ハナ・グレース・クック/テミルラン・イェルザノフ(カザフスタン) SD:37.60(27)
ワルツ、ポルカ、マーチ♪ 水色のドレス、白の軍服風。スピード感のある滑り出しで、回転の速いローテーショナルリフト。途中で交差するツイズルをきれいに合わせる。ノータッチステップは、ちょっと2人の距離が遠かったかも。
6 ジェンナ・ハーテンスタインダミアン・ビンコウスキー(ポーランド) SD:37.68(26)
「The Vampire Masquerade」「死の舞踏」♪ ワインカラーのドレス、黒の軍服風。前のカップルと曲がかぶった^^; ローテーショナルリフトのスプリットポジションが美しい。全体に丁寧にこなしたが、ツイズルは少しだけずれたかな。
7 アレクサンドラ・ボリソヴァ/セザリー・ザワツキー(ポーランド) SD:42.80(18)
「Beautiful Women」「New York, New York」フランク・シナトラ♪ 黒の長めのドレス、燕尾服。よくエッジに乗れているパターンダンスは一蹴りが伸びる。ツイズルは若干ずれたが最後は合わせた。後半のフォックストロットの軽やかな感じもいい。
8 深瀬理香子/立野在 SD:42.63(19)
「Aquarellen」「Feuerfest - Polka Francaise」♪ ブルー系のチュチュドレス、白いシャツ。リズムにのって滑り出し、パターンダンスを丁寧にこなす。ツイズルは女性がやや遅れ気味だが、ほぼミスなく決まる。コミカルな振付からポルカに入り、ノータッチステップは2人の距離が近くて、最後のツイズルを終わった瞬間にぴたっと手と手がつながった。
終始にこやかな表情で滑っているのがいい。トルン杯で出した49.03には届かなかったが、納得のISU自己ベスト。
<G3>
9 ヴィロ・マルトン/ダニル・セムコ(ハンガリー) SD:38.63(23)
「メリー・ポピンズ」より「チム・チム・チェリー」「スーパーカリフラジリスティックエキスピアリドーシャス」♪ 赤いサッシュが可愛い白のドレス、男性のベストはカラフル。地元の大声援の中、活き活きと滑る。あまりスピードがないけど丁寧なパターンダンス、ツイズルは回転数が1回違ったかも^^; ローテーショナルリフトは肩のあたりからウェストまでで姿勢変化が速い。股くぐりなどの振付でも盛り上った。
シーズンベストで大喜び。観客席に地元ハンガリーの往年の名選手、ユリア・セベスチェンの姿が。
10 マージョリー・ラジョワ/ザカリー・レガ(カナダ) SD:52.57(11)
「Gramophone」「Furioso」♪ ピンクのドレス、ベージュのシャツ。ストリーミングのトラブルであまりよく見えず。丁寧にツイズルを合わせ、胸のあたりに抱えるローテーショナルリフト。実力を発揮した。
11 マティルダ・フレンド/ウィリアム・バダウィ(オーストラリア) SD:31.98(30)
「Beethoven's Five Secrets」♪ 黄色のスカートが鮮やか。頑張った感じのパターンダンス、カーブリフトは両足の靴の上に乗ってレイバック姿勢。大きなミスなくまとめた。
12 マリア・オレイニク/ユーリ・フリツキ(ベラルーシ) SD:45.02(16)
「Until」「Miss Kiss Kiss Bang」♪ 長身の女性はブルーのドレス、男性は黒。女性はワルツの間は半袖にしていたが、曲が変わるときに袖をおろして長袖にした 滑りのトーンも変化に合わせていたかな。
<G4>
13 エカテリーナ・フェデュシチェンコ/ルーカス・キタリッジ(イギリス) SD:38.12(24)
「At Last」「Why Don't You Do Right」♪ 真っ赤なドレスに黒のスーツ。ロマンチックなメロディーで端正なパターンダンス。曲の変わり目はストップで踊る振付は、来季からのシニア移行も考えてかな?(シニアではパーシャルステップシークエンスの前にストップが必要。)
肩に片足を乗せたスプリットポジションから、ウェストで横向きになる姿勢変化のローテーショナルリフトがよかった。
14 リア・シュウェンディンガー/ヴァレンティン・ウンデルリヒ(ドイツ) SD:43.87(17)
「マイ・フェア・レディ」♪ 赤いスカートの下にブルーのペチコート。逆回転のミラーツイズルから入り、スピード感のあるパターンダンス。ノータッチステップで少しずれたが、全体の流れはいい。
15 グオステ・ダムレヴィシウテ/デヴィダス・キザラ(リトアニア) SD:39.98(22)
「Persian March」「(「椿姫」より)乾杯の歌」♪ ワインカラーのドレス、濃紺の軍服風。一歩ごとに長くエッジに乗るノータッチステップ、ちょうどアリアが始まるところからパターンダンスに入る。ツイズルで女性がふらついてしまったが、男性の首に脚をからませる高速ローテーショナルリフトで締めくくった。
16 マッケンジー・ベント/ドミトリ・ラズグライェフス(カナダ) SD:56.76(9)
「Time After Time」「La Grande Valse - Happy Ending」♪ 赤のワンピースにグレーのシャツ。なめらかなパターンダンス、身のこなしが柔らかで美しい。太腿のあたりだけを両手でホールドするリフトは、女性がまったく男性に寄りかからない難しい姿勢。ツイズルもきれいな姿勢でぴったり。
もっと後の滑走順で登場してもいいカップルだが、今季から組んでいるので世界ランクがまだ低いのだろう。
<G5>
17 李西貝(Xibei LI)/相光耀(Guangyao XIANG)(中国) SD:41.16(21)
「ラ・ヴィ・アン・ローズ」「ミロード」♪ ベビーピンクのドレス、黒ジャケット。ジュニアながら四大陸選手権にも出場して15位だった。3週間でまたジュニアのプログラムにするのは大変だったろう。
ツイズルのとき2人が重なって見えるほどぴったり。曲の雰囲気を出そうと頑張っていた。
この時点で、深瀬/立野組のフリー進出が決まった
18 マリー=ジャド・ロリオー/ロマン・ルギャク(フランス) SD:59.65(3)
「And the Waltz Goes On」「Susie (If You Knew Susie) 」♪ グリーンのドレス、グレーのベスト。体形も雰囲気も、足さばきももう大人の雰囲気。しっかりと姿勢を保ったツイズル、パターンダンスも力強い。肩のあたりで1回転してから女性が直立姿勢のリフトは、シニア並みの技術。
19 ニコル・クズミック/アレクサンドル・シニチン(チェコ) SD:49.08(14)
「Under Paris Skies(パリの空の下)」「Casablanca」♪ 紫のドレス、黒ベスト。男性が差し出した手を女性がトンと叩くなど、ちょっとした振付が粋。軽くダンスリフトでもするような感じで入ったリフトが迫力。
20 アンゼリカ・ユルチェンコ/ヴォロディミル・イェリコフ(ウクライナ) SD:47.66(15)
「Celtic Tiger」「Where I Wanna Be」♪ 黒のセクシーなVネック。イーグルの膝に立つリフトから入り、ツイズルも安定。今のこの2人の力を出しやすく作られたプログラムという印象。
21 マリア・ゴルブツォワ/キリル・ベロブロフ(ウクライナ) SD:42.49(20)
「仮面舞踏会」ハチャトゥリアン♪ ピンクのスカート、紫のジャケット。女性の顔の前に手を出して目隠しするようなポーズから。ツイズルでちょっとタイミングがずれたが、ぐらついたりはしていない。肩の高さからウェストで姿勢変化するリフトが見せ場。
<G6>
22 サラ・ギスランディ/ジオナ・テルツォ・オルテンジ(イタリア) SD:52.19(12)
「La valse a mille temps」「Milord」♪ シルバーに手袋とタイの赤が指し色。ゆったりとワルツにのり、テンポアップするところでツイズルを頑張る。曲が変わってだんだん速くなるリズムでは勢いを出して、女性がきれいにレイバックするローテーショナルリフト。最後の音にぴしっと合わせたフィニッシュ。
23 アナスタシア・シュピレヴァヤ/グリゴリー・スミルノフ(ロシア) SD:59.15(4)
「Somewhere My Love」フランク・シナトラ♪ ロシア勢の先陣をきって登場。ブルーのドレス、黒ベスト。エッジにのるシャープさが半端ない まったく無理せずにすいすいスピードに乗っていく。ツイズルも一瞬の乱れもない。
パターンダンスにも余裕が感じられた。肩に足を乗せてから、体操の技みたいに足を交差させて姿勢変化するリフトも凄い
24 イ・ホジュン/リチャード・カム・カンイン(韓国) SD:50.10(13)
「椿姫」ヴェルディ♪ ワインカラーの碗ショルダードレス、燕尾服。四大陸選手権でシニアデビューも果たしている。ツイズルを無難にまとめ、力強くノータッチステップ。女性が体力がありそうで、パワフルな感じ。
25 メリンダ・メン/アンドリュー・メン(カナダ) SD:52.60(10)
「死の舞踏」ハチャトゥリアン/「ボルト」ショスタコービッチ♪ 臙脂色のドレス、黒ジャケット。おそらく中国系の兄妹選手。パターンダンスを精密にこなし、ツイズルは完璧にユニゾン。ジャンプで上がって肩に足をからませるローテーショナルリフトはアクロバティック!
26 エリアナ・ポグレビンスキー/アレックス・ベノイト(アメリカ) SD:59.05(5)
「My Sweet and Tender Beast」♪ 水色のドレス、グレーの燕尾服。体を大きく伸びやかに使って、要素から要素になめらかに移っていく。完成度が高かった。
<G7>
27 ロレイン・マクナマラ/クイン・カーペンター(アメリカ) SD:66.25(2)
「ペール・ギュント」より「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」♪ 名前をコールされる前から、もう演技に入っている。ワイルドな雰囲気の茶系。力強いパターンダンスから、しばらくホールドしたつなぎが入る。曲が変わると、じわじわテンポアップする中で寸分狂わないツイズル、迫力を増しながらノータッチステップ。リフトは姿勢変化する中でさらに女性が腕を動かしてアピール。
優勝候補の堂々たるパフォーマンス。
28 アンジェリク・アバチキナ/ルイ・トロン(フランス) SD:58.54(8)
「ドン・キホーテ」♪ 白とパープルのドレス、男性は黒ベスト。女性の巻き髪が可愛い ノータッチステップのスムーズさがめっちゃ気持ちよかった。パワーはマクナマラ/カーペンターほどではないが、スピードはある。首に足巻きつけのリフトは女性が完全に手をフリーにするので迫力。
29 ベティナ・ポポワ/ユーリ・ヴラセンコ(ロシア) SD:58.56(7)
「巨匠とマルガリータ」より「At Voland's Ball」「Voland」♪ ピンクのドレスにティアラ、男性はブラックタイ。華やかな舞踏会のシーンから、こちらもノータッチステップを伸びやかに滑る。1シリーズが長いツイズルもばっちり。表情たっぷりにパターンダンス、リフトは足を持ち上げて1回転してから靴の上に乗るのがユニーク。
30 レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ(アメリカ) SD:67.88(1)
「舞踏会へ行くシンデレラ」プロコフィエフ♪ 白に金糸のドレス、黒のジャケット。優勝候補の兄妹選手。首の周りで1回転して膝にのるリフトから入り、舞踏会さながらのパターンダンス。シンデレラと王子が踊ってる?
ノータッチステップはバランスがよく、ツイズルは重なって見えそうだった。高得点でトップに立つ。
31 アッラ・ロボダ/パヴェル・ドロズド(ロシア) SD:58.93(6)
「ワルツ10番」ショパン/「Russian Battle March」♪ ミントグリーンのドレス、男性は金の肩章つき軍服風。ピアノの調べにのって美しいツイズルを決め、なめらかにパターンダンスをこなす。曲がマーチに変わって勢いよくノータッチステップを踏んだが、女性が転倒 プログラム全体はとしては悪くなかっただけに、惜しかった。
結果、1位パーソンズ兄妹、2位マクナマラ/カーペンターとアメリカ勢(しかも同じコーチ)が1、2。得点もこの2組だけ60点台とずば抜けている。3位ロリオー/ルギャク(フランス)、4位シュピレヴァヤ/スミルノフ(ロシア)、5位ポグレビンスキー/ベノイト。アメリカ勢が3組ともフリー最終グループとなった。
ロシア勢残り2組は6位ロボダ/ドロズド、7位ポポワ/ヴラセンコ。8位アバチキナ/トロン(フランス)くらいまでは表彰台の可能性があるかな? カナダ勢は9位10位11位に並んだ。3枠を守るのは厳しいかも。
2011年大会予選14位の小松原美里/水谷心以来、日本から5年ぶりの出場となった深瀬理香子/立野在は19位でフリー進出よかった
フリーは1日おいて土曜に行われる。日本時間では土曜の深夜、26:30(2:30)から。思いっきり楽しんで頑張れ~~~
mixiでもらった情報。NHK・BSプレミアム「世界入りにくい居酒屋」、今夜3月17日の放送は香港
入りにくい、といっても会員制とかじゃなく^^; 地元でも知る人ぞ知る、マニアックな店ということかな。
香港の歓楽街といえば蘭桂坊(ランカイフォン)あたりだけど、わざわざ西貢に行くあたり、コーディネーターさんも工夫してる
毎週木曜、夜11時15分の放送。今夜はフィギュアスケート・世界ジュニア選手権のアイスダンスを見ている時間なので 録画予約してます
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2016、本日開幕。日本期待の山本草太が、移動日の朝の練習で右足首を骨折 急遽、友野一希が出場することになった(そして第1滑走を引いた)。
最初の種目が、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
1 友野一希 SP:58.33(20)
「Japanese Doll」「Genkon」♪ 緊張の第1滑走、「カズキ、ガンバ!」と仲間の声に送られて登場。歌舞伎の音できっ!と見得を切って滑り出し、トリプルアクセルを鮮やかに着氷。ルッツ・トウは3-2になったが、3回転フリップは問題なし。スローパートで丁寧にキャメルスピン、三味線と太鼓でアップテンポになるパートで躍動感のあるステップ。
素晴らしい演技 もうちょっと点が出てもいいのになぁ~~~ ルッツのエッジエラーe判定、ステップのレベル2あたりが課題か。
2 ロマン・サヴォシン(ロシア) SP:64.00(13)
「Il Mirto e la Roas」♪ JGPには出場してなかった選手。トリプルアクセル着氷、体を伸びやかに使うステップ。ルッツ・トウ3-3、3回転フリップも下りた。基本的な姿勢がきれい。
3 グレブス・バシンス(ラトビア) SP:41.93(36)
「Clint Eastwood」♪ 渋いグレーの衣装。3回転ルッツ転倒、ステップは一歩を大きく意識している。フリップ、後半のダブルアクセルは着氷。なかなか雰囲気はある。
4 マテ・ボロツ(ハンガリー) SP:37.16(38)
「Allegro」「Steppe」♪ 地元の声援の中、トウループ3-3を跳んだが惜しい転倒。フリップも転倒したのは痛い ダブルアクセルが決まると大拍手。まだこれから、という感じ。
5 エクトル・アロンソ=セラノ(スペイン) SP:51.41(28)
「ザ・マスク」♪ 映画に出てくるような、黒白ボーダーに黄色のベスト。ルッツ・トウ3-2はやや着氷が乱れたが、フリップとダブルアクセルはきっちり入った。フライングシットスピンでちょっとミス^^; ノリノリで踊るパートは頑張ったかな。
キス&クライではおどけた表情で笑いをとった。
<G2>
6 マーク・ゴロディンスキー(イスラエル) SP:45.28(34)
「メガポリス」♪ 黒の脇腹に鍵盤模様の衣装。ルッツ・トウ3-2はセカンドで片手上げ。フリップは少し乱れたが、ダブルアクセルはきれいに決める。まだ14歳、基礎を固めてる途中かな。生まれ育ちはカナダで、キス&クライの会話は英語。声が変わりきってない
7 ジョシュ・ブラウン(イギリス) SP:57.65(23)
「幻想即興曲」ショパン♪ きれいな水色の衣装。3回転ルッツで片手をついたが、2回転トウループにつなげる。フリップ、ダブルアクセルは流れの中で決めた。キャメルスピンやフライングシットスピンもわりときちんとしている。ピアノだけの曲でも単調にならないように工夫していた。
シーズンベストに大喜び。
8 ジェームス・ミン(オーストラリア) SP:51.96(27)
「The Prayer」♪ 小さくて可愛い男の子。スピードに乗って滑り出し、ルッツ・トウ3-3に挑んだが転倒。フリップを決め、脚を上げてY字姿勢をとってからのダブルアクセルに会場が沸いた。
表現する意欲にあふれてる感じで、これからが楽しみ。
9 バサル・オクタル(トルコ) SP:48.65(31)
「Ain't No Sunshine」「Once Upon a Time in America」♪ 首をぐるんと回して動き出す。ルッツ・トウ3-2、3回転フリップ、ダブルアクセルと入る。ステップの足さばきは悪くない。大人っぽい雰囲気を出そうとしていたかな。
10 カイシャン・チュー(マレーシア) SP:38.77(37)
「Fanatico」♪ シニアの世界選手権に出るジュリアン・ジージエ・イーに代わって出場。ルッツ転倒、キャメルスピンはややトラベリング。フリップが決まったのに、ステップの途中で転倒 イーグルからダブルアクセルは決めた。
<G3>
11 チャ・ジュンファン(韓国) SP:74.38(7)
「死の舞踏」サン-サーンス♪ ブライアン・オーサーに師事する韓国の新星。ドラムが刻むリズムで滑り出し、ルッツ・トウ3-3をスムーズに決める。3回転フリップ、終盤のトリプルアクセルとジャンプはノーミス。細長い手足を大きく使って、活き活きとステップを踏む。コンビネーションスピンではヘアカッターも見せた。
なんか、雰囲気が少し羽生結弦に似てるかも
12 ダニヤル・アディロフ(カザフスタン) SP:47.99(32)
「Black Heart」♪ 朴訥な雰囲気。ループ・トウ3-2を下り、フリップは転倒。ダブルアクセルは着氷からそのまま振付のターンにきれいに入っていった。全体に丁寧なところは好感が持てる。
13 アレクサンドル・セレヴコ(エストニア) SP:60.91(17)
「Once Upon a Time in Mexico」♪ 黒シャツで。エレキの音にのってダブルアクセル、フリップと決める。スローから速いテンポになるところで、きびきびと動くステップ。後半にトウ・トウ3-3も決まった。
身のこなしがきれいで、音に所作を合わせるのが上手い。シーズンベストに破顔一笑
14 ルク・マイアホファー(オーストリア) SP:50.27(30)
「Larrons En Foire」「Diabolique」「John Grey」♪ 黄色のシャツにパープルのジャケット、ピンクのタイ。まだ針金みたいに細い ルッツ・トウ3-2、フリップと決まり、ダブルアクセルはほとんど助走無しで跳んでいた。コミカルな振付をたくさん織り込んだステップ。
スピンも速いが、足を換えた後にどっと遅くなってしまい^^; まだまだこれから。
15 カタリン・ディミトレスク(ドイツ)
棄権。
<G4>
16 ヤカウ・ゼンコ(ベラルーシ) SP:57.67(22)
「Gopher Mambo」「Mambo No. 5」♪ 細身の体で、ルッツ・トウ3-3をするっと跳んだ。フリップもきれいだったが、ダブルアクセルは少し乱れた。あんまり“マンボ”って雰囲気のルックスじゃないんだけど^^; ラテンっぽいノリにトライしていた。
コーチは有名なエテリ・トゥトベリゼ&セルゲイ・ドゥダコフ。練習拠点はロシアのようだ。
17 イラクリ・マイスラゼ(ジョージア) SP:56.87(24)
「Lezginka (Caucasian Folk Music)」♪ 鮮やかな赤いジャケット。トリプルアクセル、3回転フリップとクリーンに決めた!ところがルッツで転倒、コンビネーションにできず
祖国の民謡で、情熱を内に秘めたようなステップ。ちょっとプログラムとしては地味かも。
18 ニコラス・ヴルドリャク(クロアチア) SP:52.12(26)
「レ・ミゼラブル」より「彼を帰して」「フィナーレ」♪ もう19歳、やはり雰囲気が大人。ダブルアクセル、ルッツ・トウ3-3と決め、フリップからそのまま振付に。「民衆の歌」でステップはなかなかドラマチック。
19 ヤクブ・クルシュナク(スロバキア) SP:43.19(35)
「Booty Swing」♪ 黒シャツに白いサスペンダー。186cmと長身を元気よく動かす。フリップ、トウ・トウ3-3と転倒、ダブルアクセルも片手つきとジャンプは不調だった。サスペンダーを引っ張る振付などは、もう少しこなれるといいかな。
20 ロマン・ガライ(フィンランド) SP:45.47(33)
「ブエノスアイレスの冬」アストル・ピアソラ♪ 黒に赤をあしらって。トリプルアクセルに挑戦したが転倒。ルッツが2回転になり、根性で3回転トウループをつけてステップアウト。フリップはきれいに決まった。
タンゴの世界に入り込んで表現するのは、まだ難しいかも
21 宮田大地 SP:59.10(19)
「シンドラーのリスト」♪ グレーのスカーフをなびかせて登場。ピアノを弾く仕草から滑り出し、3回転ルッツでやや傾いてトウループは2回転にとどめる。ダブルアクセル、後半のフリップときれいに入った。
音にあわせて細かい緩急をつけながらのステップ、一蹴り一蹴り無駄なく表現していく。3-3が入らなくてシーズンベスト更新はならなかったが、悪くない出来
ここまでで、日本勢2人ともフリー進出決定
<G5>
22 ニコラ・トデスキーニ(スイス) SP:59.59(18)
「Still Loving You」スコーピオンズ♪ 力強いジャンプを跳ぶ。トウ・トウ3-3、フリップとも入り、最後の要素がダブルアクセルという構成。シーズンベストにサムズアップ。
23 李唐続(Tangxu LI)(中国) SP:53.20(25)
「Putting On the Ritz」「Bang Bang」♪ 軽快なパーカッションから。ルッツでオーバーターン、2回転トウループをつけた。フリップはスムーズ。ターンからのダブルアクセルもいい。
曲は楽しげなんだけど、表情はそうでもなく^^; 振付をこなすのに一生懸命かな。
24 トモキ・ヒワタシ(樋渡知樹)(アメリカ) SP:74.97(6)
「I Feel Good」♪ キラキラのジャケット。こちらは最初からノリノリ 腕をぐいぐい振り回し、肩をくいくい動かして踊る。ダブルアクセル、ルッツ・トウ3-3、フリップとどれもシャープに決まった。
キレのいいスピン、エネルギーにあふれたステップでも魅了。最後は片手ビールマン シーズンベストに「ああ、よかったぁ~」とVサイン。
25 中村優 SP:66.05(12)
「リベルタンゴ」アストル・ピアソラ♪ 黒とゴールドで大人っぽく。しっかりとタンゴの動きから入り、トリプルアクセルでちょっとステップアウト。コンビネーションはルッツ・ループ!惜しいステップアウト。フリップはなめらかだった。
情熱的ながら、指先まで緻密に表現していくステップ。本田武史コーチが「この点数だったらいいんじゃないか」と納得のシーズンベスト。
26 イリ・ベロフラドスキー(チェコ) SP:61.96(16)
「トッカータとフーガ」バッハ♪ 白シャツに赤いスカーフ。ルッツ・トウ3-3、ダブルアクセル、後半フリップとしっかり決める。現代風アレンジでだんだん激しくなるパートのステップで、よく曲を表現していた。
シーズンベストににっこり。
27 ビュン・セジョン(韓国) SP:50.67(29)
「I'm Your Man」♪ ブルーのシャツ。背が伸びてスタイルがよくなった。トウ・トウ3-3転倒、フリップが1回転に ダブルアクセルが美しく流れるだけに、前半2つのミスは悔しい。
スピンの姿勢、一歩の伸び方はきれいになっている。
中村優のフリー進出も決定、日本勢はそろってフリーへ
<G6>
28 ヴィンセント・ジョウ(アメリカ) SP:77.31(4)
「Crystallize」♪ ジュニアグランプリファイナル4位の実力者が登場。軸の細いトリプルアクセルを決め、フリップはすっと跳んできれいに流れる。細かい所作など、年末からの3ヶ月でよく練り上げてきている。終盤のルッツ・トウ3-3はルッツで両手上げ。
終わって小さくガッツポーズ。得点を見て"What's?"嬉しそうにハイタッチ。
29 ケヴィン・エイモス(フランス) SP:75.53(5)
「ハレルヤ」♪ 右袖に羽のようなフリルのついた白。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3とややこらえたが下りる。フリップはきれいに流れたがエッジエラーe。スピンの足がぴんと伸びていて美しい。しっとりとステップで余韻を残して終わる。
高得点に笑顔のキス&クライ。
30 ニコラ・ナドー(カナダ) SP:73.90(8)
「For Me - Formidable」シャルル・アズナヴール♪ 小粋なシャンソンを軽やかに演じる。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3(ルッツのエッジはアテンション)と安定したジャンプ。ステップはもうミュージカルナンバーのように踊りまくり フリップが決まったあとは、体全体で歌ってた♪
コンビネーションスピンのウィンドミル(イリュージョン)が、ちょっと雑だったかな^^;
31 曹志禕(Chi-I TSAO)(台湾) SP:63.42(14)
「Beethoven's Last Night」♪ 黒、袖はレース。地元開催の四大陸選手権で、世界選手権ミニマムのクリアはできなかったが、この大会ではどうだろうか。
サルコウ・トウ3-3をややこらえて着氷。フリップはきれいに決まり、アクセルはダブルかトリプルか迷った?ダブルで着氷。
全体に丁寧に滑ったプログラムでシーズンベスト。ミニマムは、、、また次回
32 ヤロスラフ・パニオット(ウクライナ) SP:62.56(15)
「Melodrama」アンドレア・ボチェッリ♪ ボウ付きシャツにベスト。トリプルアクセル、両手上げ3回転ルッツ+3回転トウループ、フリップときっちり。しっとりしたボーカルに溶け込むスケーティングを見せた。キャメルスピンが無効に
33 ソンドレ・オドヴォル=ボエ(ノルウェー) SP:57.72(21)
「Puttin' On the Ritz (Club des Belugas remix) 」♪ 紫のシャツにピンクのボウタイ、白いサスペンダー。トウループ3-3はセカンドでちょっと手をついた。フリップはきれいに入ったが、アクセルがシングルに
ステップはなかなか軽快でいいんだけど。
<G7>
34 ダニエル・サモヒン(イスラエル) SP:71.27(9)
「Still Loving You」スコーピオンズ♪ もうおなじみの革風ベスト、背中にサソリ。ジュニアグランプリファイナル5位、ヨーロッパ選手権7位。さて、今大会は?
エッジがe判定のフリップはちょっとステップアウト、トリプルアクセルは完璧。ルッツ・トウ3-3はややこらえた。滑りの力強さはもうシニアに引けを取らない。
35 アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:80.31(2)
「C'est toi」♪ 黒系にピンクで指し色。JGPは4位と1位でファイナル進出を逃しているが、今日はキレッキレ トリプルアクセルを軽々と跳び、3-3もフリップもするするっと跳んだ。
スピンの工夫された姿勢、よく体が動いていたステップと、申し分なし。と思ったけど、フライングシットスピンはVがついていた^^;
36 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:78.78(3)
「Puttin' On the Ritz」♪ ジュニアグランプリファイナルに2位と2位で出られなかったのは、彼が初めてじゃないだろうか? ヨーロッパ選手権では12位だった。
リズムにのりながら高いトリプルアクセル。ルッツでやや傾いたのでトウループは2回転に。特徴的な姿勢のシットスピン、変形イーグルを織り交ぜるステップ、つなぎの動きも勢いがある。
37 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:70.85(10)
「雨に唄えば」♪ ジュニア最終シーズン。トリプルアクセルはステップアウト、ルッツ・トウ3-3とフリップは鮮やか。基本に忠実な滑走姿勢と、基礎技術に裏打ちされた表現で、曲の世界を存分に見せてくれた。スピンのワインドアップのとき、“顔残し”を自然にできる中国選手は、この人くらいかも。
38 ドミトリ・アリエフ(ロシア) SP:80.74(1)
「Nothing's the Same」ゲイリー・ムーア♪ トリプルアクセルは完全に自分のものにしている感じ。ラウンジポジションのターンからそのまま跳ぶフリップ、後半のルッツ・トウ3-3も余裕。
フリーがドラマチックなプログラムなので、SPはクールに決めてるかな
39 マテオ・リッツォ(イタリア) SP:66.79(11)
「マラゲーニャ」♪ フラメンコのリズムをきりっとした姿勢で表現していく。トリプルアクセルはステップアウトしたが、ルッツ・トウ3-3とフリップはびしっと決まった。スピンにも安定感がある。
キス&クライで左手薬指の指輪をカメラに向けていたが、誰のプレゼント
結果、アリエフ、サマリンのロシア勢が僅差で1、2。ヴァシリエフスが3位とメダルが狙える位置。ジョウ4位樋渡6位と、ネイサン・チェン欠場のアメリカ勢も頑張っている。5位エイモスも健闘。
大きな国際大会はほぼ初めてのチャ・ジュンファンが7位。すでに実績のあるナドー、サモヒンが8位9位とやや出遅れた。中国は10位張鶴しかフリーに進めなかったので、2枠のためには10位死守が必要。
日本勢は中村優が12位につけた。宮田大地19位、友野一希20位。みんなフリーで少しでも順位を上げられるといいな(せめて2枠は確保できるといいな)
今日から始まった、フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2016。日本からは男子3人女子3人アイスダンス1組が出場している。
テレビ放送は、フジテレビとJ SPORTS。フジテレビは男子フリーと女子フリー、J SPORTSは全種目で日本選手と上位選手を放送予定。
その前に、なんと、男子と女子のショートプログラムを、ネット配信 実況・解説なしのノーカットで、男子は17日(木)12時ごろ~、女子は19日(土)12時ごろ~。
ショートプログラムは人数が多いので全部見るのは大変だけど いい機会なので、いろいろな国の選手をチェックしてみて
<追記>
現在配信中
録画だけど、整氷もカットせずにそのまま流している。権利の関係で一切の編集ができないのかも。
YouTubeだと、こちら。
これから第3グループ。このあと日本選手の登場は、第4グループ6番目に宮田大地が14:50ごろ、第5グループ4番目に中村優が15:35ごろ。アメリカ代表だけど日本人の樋渡知樹が中村優のすぐ前、15:28ぐらい?とてもいい演技だったので要チェック!
日本男子の“3強”時代を築いた3人の、最後の一人が、引退を決めた。
フィギュアスケート男子の小塚崇彦が、今季限りでの引退を発表というニュース。どんな選手もいつかは引退するけれど、やはり寂しい・・・
ここ1、2シーズンは、不本意な演技になってしまうことが多かった。ソチ五輪前年からの股関節の怪我が、結局完治しなかったようだ。
痛みが出てきたとき手術も検討したが、ソチに間に合わないということで回避。直前の全日本で3位になったのに五輪代表に選出されなかったのは、どれだけ悔しかったことだろう。ある意味、不運だった。
やはり怪我の影響があるのか、2011年世界選手権で銀メダルに輝いた頃のような伸びやかさが、最近は少し足りないような気がしていた。なんというか、可動域が小さくなっているような、、、。それでも、絹糸のような美しいスケーティングは、いつ見ても惚れ惚れした。
3年前に、織田信成と小塚崇彦の歩みをまとめたブログ記事を書いたが、読み返すとあらためて、小塚が日本フィギュア男子・チーム日本にどれだけ貢献してきたかがわかってくる。バンクーバー五輪前年の世界選手権で3枠確保は、翌年の自分のためでもあるとはいえ、本当に大きかった。
一方で、僅かな差で順位を落としてしまう、どこか勝負弱いところも。ガツガツしてない、と言うべきか。
2011年のGPSスケートアメリカで、0.39差で3位だったが、2位だったらグランプリファイナルに進出できていた(その場合、ロステレコム杯を0.03差で制した羽生結弦には進出のチャンスがなくなるところだった)。
2015年世界選手権のショートプログラムで、あと0.13点取れていればフリーは第2グループ。フリーの第1滑走を引いてしまった不運も痛かったけど フリーは4回転もトリプルアクセルも頑張って着氷したが、あと0.35点取れてたら11位、3枠確保だった。(そんなときに限って、羽生が優勝しないんだから~)
と、つい“たら、れば”を並べてしまったが、もっと点が出てもいい、もっと勝っていい、と思う選手。応援したくなる選手だった。
引退後は、トヨタの社員として働くという。高校卒業&大学進学と同時にトヨタ所属になったので、今までも社員ではあったわけだが いったん氷から去るけれど、いつかプロスケーターかコーチとして、氷上に戻ってきてほしい。
NHK杯3位になった年のエキシビションナンバー「踊り明かそう」、グランプリファイナル2位になった年のエキシビションナンバー「ラストダンスは私に」、可愛くって楽しかったなぁ
衣装がシンプルで“ユニクロミオ”と言われた「ロミオとジュリエット」、SPでステップ2種類必須だった頃の「Take Five」でステップからステップと続くところも、よかった。もちろん、世界選手権銀メダルの「ピアノ協奏曲」は美しかった・・・
長い間、お疲れ様でした
(mixiで教えてもらった、The Mainichiの写真で振り返りながら)
バドミントン・全英オープン2016、女子シングルスも日本選手が優勝
奥原希望(おくはら・のぞみ)、なんと3月13日が誕生日。自分で自分に超ビッグなプレゼント
この大会女子シングルスで日本の選手が優勝するのは、1977年の湯木博恵さん以来、39年ぶり。準優勝はその後も出ているが、最後に勝ってタイトルを手にするのは、やはり大変なことなのだ。
相手は強豪中国の王適嫻(WANG Shixian)(J SPORTSの放送でずっと「ワン・シーシャン」と呼ばれていたが、中国語の発音では「ワン・シーシエン」)。身長があって手足長いし、コートカバー能力高い。
第1ゲームは丁寧にコーナーをつく奥原の配球で、うまく王のペースを乱して奪う。第2ゲームは王が奥原の球に慣れて攻めてきて、奥原がミスを誘われた。ファイナルゲーム、一進一退の我慢比べ。王が少しリードしながら後半に、粘り強くラリーを続けた奥原が追いつく。
王がなかなかレシーブ位置につかないとして、警告のイエローカード。実況アナが「何か唇を気にしてますね」。プレー中に唇の皮がむけて痛いとか?主審に許可を得て応急手当(リップクリーム塗るとか)は可能かもしれないが、そこまでじゃなかったのかな。
さらに18-18だかで、再び「位置につくのに時間かけすぎ」としてレッドカード "fault for misconduct(不品行)"で、奥原にポイントが入った。
もらったようなポイントだけど、この局面では大きい 最後はお互いに息が上がる中、耐えきった奥原が勝った。
いや、凄い試合、、、
バドミントンでイエローカードとレッドカードがあるのを初めて知った
男子ダブルスは、残念ながら「3度目の正直」ならず。早川賢一/遠藤大由ペアは全英オープン決勝進出が3度目、2013年、2014年と準優勝だった。今回は決勝の相手がロシアのペア。
・・・ロシアってバドミントンやってた?強かったっけ?という感じだが、現在世界ランク13位とは、おみそれしました
背が高くて上からパンパン打ってくる。細かいところでミスが出て、最後は競り負けてしまった。残念
リオデジャネイロ五輪のバドミントン、期待大!盛り上ってほしい
バドミントン・全英選手権2016、女子ダブルスの後、そのまま混合ダブルスの試合を眺めてたら、、、
デンマーク選手のウェアに、なんか漢字のロゴが その上に懐かしい横文字のロゴも
丹麦藍罐曲奇 Kjeldsens
青い缶に入ってるバタークッキーで、昔はけっこう贈答品にされてたような・・・最近あまり見ないけど^^; 漢字表記は、香港で見たような記憶がある。中国語での商標登録らしい。
ちょっと検索してみたら、メーカーのウェブサイトがあった。なんと、中国語の簡体字&繁体字バージョンがある。今は中華圏が主要な取引先なのかしら。
着ている選手たちは、もちろん自国オリジナルのブランドとわかってるだろうけど、漢字表記に関しては「何て読むのかな」「どの字がKなの」みたいな気分かも
直訳すると、「デンマーク・青い缶・クッキー」。ただし、「曲奇」の中国語発音は[qu1 qi2]。「チューチー」みたいな音で、「cooky」と全然似てない
実はこれ、英語から音訳された広東語で、[kuk1 kei4](コッケイ)。その表記がそのまま商標になったようだ。
標準中国語では、「餅干(bing3 gan1)」=「ビスケット」のほうが一般的かな。
バタークッキー、たまには食べたい
バドミントン全英選手権2016、女子ダブルスで高橋礼華/松友美佐紀ペアが、38年ぶりの優勝
38年前(1978年)に優勝したのは、徳田敦子/高田幹子ペアだそうな。準優勝が植野恵美子/米倉よし子ペアだから、日本勢同士の決勝だったのか~。
リオデジャネイロ五輪に向けて、日本ダブルス絶好調 女子シングルスと男子ダブルスも決勝に残ってる今大会、このあとも頑張れ~
NHK「サタデー・スポーツ」からそのままつけっぱなしにしてたら、「花は咲く」が流れてきた。
昨日が3月11日だったし、また放送してるんだな、と思ってふと画面を見ると、なんかアニメ
昔のから最近のまで、さまざまなアニメの場面が次々。「赤毛のアン」「うる星やつら」「あしたのジョー」「名探偵コナン」などなど。「妖怪ウォッチ」や「ラブライブ!」も
歌っているのは、水樹奈々と山寺宏一。アニメ声優大スターのデュエット、豪華
「花は咲く~アニメスター・バージョン~」なんか、めっちゃよかった。水樹奈々ファンの次男のためにも、録画したかったな~。また放送あると思われるので、要チェック
<追記>
一本の色鉛筆が描き出す花の絵。花びらの一枚一枚が舞っていくと、、、「ジャングル大帝レオ」が走ってくる、、、
アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した「つみきのいえ」作者が受賞スピーチで、「Thank you, my pencil」と言ってたのを思い出す。一本の鉛筆から、数々の名作が生まれた。みんな日本の宝。
今後の放送予定。
3月15日(火) 午前0:55~午前1:00(5分) 総合
3月19日(土) 午前3:22~午前3:27 総合
3月20日(日) 午前7:55~午前8:00 BSプレミアム
今日のテレビは、どこも復興関連の番組。
数日前の何かの番組で被災地の人が、「5年は何の節目でもない。折り返し点にもきていない」と言っていた。
先は長い。ずっと思い続けるのは難しいけど、折々、できることをしよう。被災地の商品を買うとか、そういうことで。
自宅の備えも点検しないと…賞味期限チェックとか(^^;
今日は、そういう日。
今、出演中。
最近の鈴木明子といえば、NHKのNewsWeb水曜だから、この手のバラエティは久しぶり?!
吉田佐保里や渡嘉敷来夢など、女子アスリートチームで参加。どんな活躍ができるかな⁉
<追記>
「ボール投げたことない」そうで、ジャンピングシュートでは「2番だけふんわりしたボールがくる」と、止められまくり
蹴るほうは、「ふくらはぎの筋肉はまだかなりあるけど、キックに使ったことがない」。でもいくつか倒し、最後は田中理恵が1つ残ったのを倒して勝った
来週は世界ジュニアがあるから、少し忙しいかな
フィギュアスケートシーズン最大の大会、世界選手権に高橋大輔が登場
現役復帰するわけじゃないけど^^; フジテレビが中継する「世界フィギュアスケート選手権2016」にゲスト出演するというニュース。
解説デビュー?と思ったが、こちらの記事によると荒川静香(女子)、本田武史(男子)、宮本賢二(アイスダンス)、小山朋昭(ペア)と専門家が集結するので、大ちゃんはとりあえずゲストになる感じだ。
そして、2016/2017シーズンはフジテレビ・フィギュアスケート中継の「ナビゲーター」になるそうな。リポーターのように控え室に取材に行ったりとか?
高橋大輔が、他の選手の滑りについて、どんな言葉で語るのか。今まで聞く機会がほとんどなかったから、ちょっと楽しみ
フジテレビでの放送予定も出ている。開催地がボストン、時差13時間なので、もっとも生中継が難しい場所 早朝か昼前に終わった競技を、夜放送する形になるようだ。
記事から転記しておきます。
<放送予定>
3月31日(木)19時~21時30分「男子ショートプログラム」
4月1日(金)19時~21時30分「女子ショートプログラム」、25時10分~26時10分「アイスダンス・フリーダンス」
4月2日(土)19時~21時30分「男子フリー」
4月3日(日)19時~21時54分「女子フリー」、25時30分~26時30分「ペア・フリー」
4月4日(月)19時~20時54分「エキシビション」
ようやく
教職一本で就職活動していた次男、東京都の教職員試験には落ちたが 市の臨時採用で中学の英語教師になることに
今日、任地校で校長先生の面接に行き、正式に決まった。そこそこ遠いけど、最寄り駅からは徒歩10分くらいだそう(若者の足で)。1時間半かからずに行けるようなので、とりあえずは今の自宅から通うことにする。あんまり時間がかかるようなら、近所にアパート借りるとかも検討しなきゃと思ってたので、一安心。
大学から最後の成績表と卒業式のご案内も届き、無事に卒業も決まった。1科目だけD判定(ABCDと4段階の最低)をもらい、「全種類そろった」
ぎりぎりまで塾のバイトが入ってるようで、卒業旅行に行く暇もあるのかどうか 「石巻に行きたい。石ノ森萬画館に行ってみたいんだ」と言うが、、、1泊2日でもいいから、行けるといいな
いよいよ次男も社会人。おめでとう
昨夜、世界卓球2016の男子決勝が始まるまで、つなぎ(?!)でR-1グランプリを見ていた。一応誰が優勝するか気になるので、残りは録画して後で見た。
優勝、この人ですか・・・
名前がよくわからなかったけど^^; 記事で確認した。ハリウッドザコシショウ。胡椒じゃないのね
ネタをやっている間、会場は爆笑続き。審査員の一人、関根勤が「この面白さ、テレビ見てる人に伝わるかな」と大笑いしながら言ってたが、、、
全く伝わらなかった。少なくとも私には。
「下らない」「つまらない」というレベルではなくて、ただ、しらけた。気持ちが反応する部分がなかった。
厚切りジェイソンが出演してたので見たんだけど、彼のネタをもう1本見たかったな~。残念。