草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

スターリン主義国家を容認する小沢一郎

2010年02月02日 | Weblog

 民主党の小沢一郎幹事長は、現在のスターリン主義国家中国をあまりにも肯定的に見すぎているんじゃないかな。だからこそ、「売国奴」とののしられてしまうんだよね。辛亥革命に協力した日本人は、中国に革命を起こすことで、日本にも革命を起こそうとしたんだよ。あたかも、トロッキーが、ドイツ革命なくしてロシア革命の成功がないと考えたように。北一輝だってその部類だよ。だからこそ、中国人の子供を養子にまでしたんだから。つまり、一国革命ではなくして、東アジア全体を根本から変えるという思いがあったんだよね。しかし、小沢はスターリン主義国家中国を容認して付き合おうとしている。それでは反動勢力に手を貸すことになってしまうよ。一口に大東亜共栄圏というけれども、失敗をしたとはいえ、理念においては崇高なものがあったんだよね。新左翼の理論家で、今は亡き広松渉がこだわったのも、それなりの理由があったからだよ。覇道ではなく王道という哲学は傾聴に値するし、日本の民衆レベルでは大陸へのある種の郷愁があることも否定できないから。小沢は中国共産党の幹部と握手することが友好だと勘違いしているみたいだが、中国と日本が接近することは、共産党一党独裁を崩壊させることでもあるんだよ。どんどん日本の情報が中国に入っていくことになるわけだから。

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コメント (1)
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