草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

コスモポリタンの鳩山民主党

2010年02月07日 | Weblog

  民主党は綱領もない政党だそうだけど、それっておかしな話だよね。選挙互助団体だから、当選するためには、できもしないマニフェストでも罪の意識がないわけだし。そんないい加減な政党だから、憲法についても無理解、無関心だよね。だからこそ、小沢一郎幹事長は、平気で天皇を政治利用したんだよね。政治学者の橋川文三は、三島由紀夫が考えていた天皇制について、「日本文化における美的一般意思」と定義していたっけ。かみ砕いて言えば、日本人のあらゆる文化を決定付けている型というのは、日本の天皇制を無視しては語れないということだよ。日本人であるという宿命を引き受けたからこそ、三島が「天皇陛下万歳」と叫んで腹を切ったんじゃないかな。そして、万世不易の民族の一般意思としての大御心に添うことが、変革の原理になりうるという確信を抱いていた。かつて東大全共闘と討論をしたときに、コスモポリタンじみた質問をした学生を揶揄したのは、精神的に無国籍な人間を軽蔑したからだよ。「いくら英語がしゃべれても、胴長の日本人であることからは逃げられないよ」とか言って。鳩山由紀夫首相が、コスモポリタンじみているのも、現実を直視するリアリストとしての目がないからだと思うよ。鳩山は何かすると地球全体の命を話題にしたがる。でも、まずは国家国民でしょう。そこから出発しても、世界や地球の命の大切さを説くことはできるんだから。鳩山や民主党は日本人であることをまずは自覚しないと。国益を損なってしまうよ。

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