草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

鳩山首相はトリックスター

2010年02月20日 | 政局

 平野博文官房長官が、普天間基地の移設問題で、県外へのベストではなく、それ以外のベターの案をほのめかすと、時をおかずに鳩山由紀夫首相は、ベストにこだわっているかのようなコメントをしてぶち壊す。どう考えても首を傾げたくなるけど、トリックスターを無意識のうちに演じているんじゃないの。神や自然界の秩序を破って、物語を引っ掻き回す人物がトリックスターだとか。いたずらが大好きで、結果的には良い結果になる場合が多いそうだよ。民主党中心の政権ができたにもかかわらず、その足取りがおぼつかないのは、闇将軍の小沢一郎幹事長のせいばかりじゃないよ。鳩山首相のいい加減さが足を引っ張っているんだよね。誰にでも調子のいいことを言うくせに、舌の根も乾かないうちに、すぐにベロを出して、なかったことにするのは日常茶飯事。関係者は呆気にとられてビックリでしょう。自分が脱税しているにもかかわらず、国民に納税を勧める演説をぶつだけでなく、人の道まで説くんだから、神経がどうかしているよ。衆議院の予算委員会で、少しばかり野党に攻められると、すぐにむきになる割には、後が続かなくて、詫びを入れるのも大人気ないよね。でも、野党に転落した自民党は、鳩山首相で良かったんじゃないの。感情をコントロールすべもない無責任男が首相になったおかげで、日米関係がギクシャクし、経済もがたがたになってくれれば、落ち目の自民党でも出番がありそうだから。鳩山首相様様だよ。

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柳田国男と夫婦別姓

2010年02月20日 | 思想家
 そうでなくても家庭の絆がなくなつているのに、夫婦別姓にしたならば、家族の一体感はなくなってしまうと思うよ。法務省の民法改正案は、民主党の意向そのままで、危険極まりないよね。鳩山由紀夫首相は、賛同しているようだけど、人の奥さんを略奪したくらいだから、家族なんてどうでもいいんじゃないの。家族をどう考えるかは、日本人の信仰や文化とも密接に結ぶ付いているから、簡単に結論を出すべきではないよ。民俗学者の柳田国男が『先祖の話』を執筆したのは、終戦を間近にした昭和20年4月、5月のことだといわれている。多くの若者が戦死することで、祖先の祭りをなすものがいなくなることを心配したんだとか。「家無くなって、よその外棚を覗き回るような状態にしておくことは、人を安らかにあの世に赴かせしめる途ではなく、しかも、戦後の人心の動揺を慰撫するの趣旨に反すると思う」と書いていたから。いつの時代にあっても、家族を根本から支えているのは、柳田が指摘するように、夫婦が同姓であることで培われた先祖信仰だったんだよね。戦災で焼け出された人が、先祖の位牌だけは肌身離さず持っていたという話はよく聞いたもんだよ。それって日本人の美風でしょう。だからこそ、先祖を悲しませてはならないということから、日本人は努力もしたし、身も慎んだのに。民主党案のように、家族を破壊するようなことが許さるはずがないよね。もう一度、柳田民俗学に立ち返って考えないと。柳田自身が婿養子の身であったわけだし。

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