今日の参議院の予算委員会で、自民党の森雅子議員が激しく野田佳彦首相に食い下がった。野田首相は昨年末に福島第一原発の収束宣言をしてから、何もせずに福島県民を愚弄してきたくせに、あたかも復興が進んでいるかのようなことを口にしている。馬鹿にするにもほどがある。去る7日に半年ぶりにのこのこ福島県にやってきて、避難計画も策定していない、大飯原発の再稼働を合理化しようとしただけではないか。双葉町民や浪江町民が命からがら避難したことを無視し、その人たちの意見を聞くこともなく、どんどん原発を推進するのは、福島県民の不安や苦しみを理解しないからだろう。賠償も除染もまったく進んでいないではないか。とくに許せないのは復興予算である。宮城、岩手よりも福島が少ないというのは、言語道断ではなかろうか。地震・津波・原発の三重苦に見舞われているにもかかわらず、それはないだろうと思う。とくに企業立地補助金の減額については、福島県に数字まで示したというのだから、福島県民をペテンにかけたと同じだ。3分の2の補助率をちらつかせながら、実際はそれより低くするというのは、マニフェスト詐欺をやらかした民主党らしい変節である。やるやると言いながら、見せ金で釣ろうというのは、まさしく犯罪ではなかろうか。福島県民は絶対に民主党政権を許さないだろう。それに加担した点では、離党した小沢グループも同罪である。
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