草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

餌だけぶら下げて福島県民をペテンにかけた民主党政権!

2012年07月10日 | 政局

 今日の参議院の予算委員会で、自民党の森雅子議員が激しく野田佳彦首相に食い下がった。野田首相は昨年末に福島第一原発の収束宣言をしてから、何もせずに福島県民を愚弄してきたくせに、あたかも復興が進んでいるかのようなことを口にしている。馬鹿にするにもほどがある。去る7日に半年ぶりにのこのこ福島県にやってきて、避難計画も策定していない、大飯原発の再稼働を合理化しようとしただけではないか。双葉町民や浪江町民が命からがら避難したことを無視し、その人たちの意見を聞くこともなく、どんどん原発を推進するのは、福島県民の不安や苦しみを理解しないからだろう。賠償も除染もまったく進んでいないではないか。とくに許せないのは復興予算である。宮城、岩手よりも福島が少ないというのは、言語道断ではなかろうか。地震・津波・原発の三重苦に見舞われているにもかかわらず、それはないだろうと思う。とくに企業立地補助金の減額については、福島県に数字まで示したというのだから、福島県民をペテンにかけたと同じだ。3分の2の補助率をちらつかせながら、実際はそれより低くするというのは、マニフェスト詐欺をやらかした民主党らしい変節である。やるやると言いながら、見せ金で釣ろうというのは、まさしく犯罪ではなかろうか。福島県民は絶対に民主党政権を許さないだろう。それに加担した点では、離党した小沢グループも同罪である。


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若者のために今政治がやるべきは一に雇用二に雇用だ!

2012年07月10日 | 経済

 政治が今やらなくてはならないのは、一に雇用、二に雇用である。若者たちにまともな職場を与えないから、結婚する気にもなれないのだ。厚生労働省の調査によれば、2010年の一世帯あたりの平均所得が538万であった。これは実に1988年と同じレベルであり、デフレや雇用環境が悪化していることを物語っている。さらに、そこに輪をかけて深刻なのは、非正規労働者の割合が、10代後半で76・0%、20代前半で45・1%に達することだという。グローバリズムが吹き荒れることで、大企業連合と官僚以外の国民は、政治からソッポを向かれているのである。大企業内労使連合や官公労がバックの民主党政権に、露ほども期待できないのはいうまでもない。東日本大震災や福島第一原発の事故によって、日本の国土は、東日本を中心に荒れ果ててしまった。それの復興に向けて、次々と仕事をつくるべきであるのに、既得権に胡坐をかいた勢力が、それに横槍を入れているのだ。まず私たちが手をつけなくてはならないのは、大規模な公共事業であると同時に、雇用レジームの解体だろう。組合は企業別ではなく、産業別に再編されるべきだし、公務員は給料を据え置いても、ワークシェアリングを実施すべきだろう。このままでは、その日暮らしの若者の怒りがいつ爆発してもおかしくはない。それほどまでに、今の政治は一部の者たちに牛耳られてしまっているのである。


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