草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

精力家でアクの強い政治家でなければ難局は乗り切れぬ!

2012年07月15日 | 思想家

 政治家を悪しざまに罵るのは、私自身も気分がいいものではない。しかし、ここで黙ってしまえば、今のままなわけだから、誰かが吼えるしかないのである。民主党や自民党の若手の政治家は、見た目はまともだし、それなりに英語も話せる国際通である。ただ、足りないのは、ドストエフスキー流に言うなら「猫の活力」であり、猫の繁殖力と言った方がよいだろう。創意作力が枯渇しない理由を、ドストエフスキーは、そんな面白い言い方で表現した。飽くことがないエネルギーがなければ、何事も成就しないからだ。私がその言葉を知ったのは、田中忠雄の『活路をひらく』を読んだからで、つい最近のことである。田中も読者に理解してもらうには骨が折れると思ったのか、「あまり高尚なものではない。ときには、ひどく利己的なものであり、ときには暴力的なものですらあるだろう。私はこれを一種の『アク』と解釈している。野生の草などには、このアクが強い。だから、一度ゆでて、アクを抜かないと食べるわけにはいかない。人間も生きているかぎり、アクを含んでいる。それが全部抜けてしまったらどうしても彼岸の天界に去らねばならなくなるのである」と書いている。政党を問わず、若い政治家の大半はアクが乏しい。それでは難局は乗り切れない。場合によっては、悪魔とも手を結ぶ必要がある。綺麗ごとではすまないのだ。マスコミに媚びるようでは、まるっきり小物である。日本の政治がここまで酷いと、「猫の活力」にあふれた政治家が、いるかいないかで、日本の命運が決まるような気がしてならない。


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日本をスパイ天国にしたのは国家への忠誠心の欠如だ!

2012年07月15日 | 安全保障

 日本は情報戦に力を入れるべきなのに、それへの関心がないのは、日本国民が平和惚けをしてしまっているからだろう。先の大戦で敗北したドイツは、対ソ連のゲーレン機関を充実し、情報収集と防諜にあたる独自の諜報網を組織化してきた。しかし、日本はどうだろう。陸軍中野学校の生き残りがいた頃はまだましであったが、1970年以降は先細りとなり、現在の日本はどうしようもない状況下にある。とくに、民主党が政権を獲得した後は、外国勢力の跳梁跋扈を黙認している節がある。中共大使館の武官が平気で首相官邸に出入りしているともいわれ、まさしくズブズブの状態だ。チャンネル桜でそのことを取り上げた動画がアップされていたので、今朝私は、時が経つのを忘れて見入ってしまった。現在の日本が混乱しているのも、スパイ活動を取り締まることができないからだ。そこに出席していた菅沼光弘が「愛国心とは外国のスパイにならないことだ」と語っていたのが印象的であった。日本がぶざまになってしまったのは、愛国心がない人間が増えたからなのである。情報に接する役人に明確な国家観がないわけだから、国家への忠誠心などあるはずもない。それこれもアメリカに押しつけられた憲法に問題がある。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」という考え方を改めなくては、日本は外国勢力の思う壺なのである。


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