嘘か真か真実はわからないが、かりに軍の総参謀長の解任をめぐって、北朝鮮で銃声が鳴り響いたとすれば、自衛隊も警察も警戒態勢に入るべきだろう。国内の混乱から国民の目をそらすために、北朝鮮当局は何をしでかすかわからず、その指令で動く工作員への監視を怠るべきではないからだ。朝鮮半島で内戦に突入すれば、それは対岸の火事ではない。民主党政権になって、日本の安全保障は最悪の状況だ。国家として身構えることなく、外国の諜報機関の跳梁跋扈を許してしまっている。日本海の海岸線を車で走って、あまりにも無防備なのに唖然としたことがあった。派出所程度のものが点在しているだけで、それで工作員の潜入を阻止するのは難しい。何かあっては遅いのである。重火器を手にした工作員が侵入してくれば、それを撃退するのは至難のことである。さらに、重要施設が攻撃の対象になれば、日本中がパニックになるだろう。韓国には親朝組織があるといわれるが、スパイを取り締まる法律もない日本では、まったくの野放し状態である。しかも、韓国以上に土台人が縦横に組織をめぐらしている。土台人とは、北朝鮮生まれであるか、あるいはそこに肉親がいる者を指し、北朝鮮諜報機関の協力を拒めない者たちなのである。肉親を人質にとられているわけだから、命令に服するしかないのだ。在日朝鮮・韓国人は65万人ともいわれ、土台人もかなりの数いると見られている。朝鮮半島に動乱が起きれば、日本も他人事ではないのである。
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