新年を迎えお祭り気分になっているが、日本や日本を取り巻く環境を考慮すれば、そんな悠長なことを言ってはおれない。第二次世界大戦の終結から70年目を迎えて、中共は国内での反日のキャンペーンを強め、日本を悪者にすることで、自分たちの体制の維持を図ろうとしている。アメリカもそれに加担する可能性が強い。広島や長崎の原爆投下を持ち出されれば、苦境に立たされるからだ。日本軍国主義なるものを再度持ち出し、東京裁判史観に固執するに違いない。日本人が国家としての誇りを取り戻すためには、歴史の真実を発掘する必要がある。ニューヨークタイムスなどが「歴史修正主義」と批判するのは、戦勝国アメリカの立場を守るためなのである。先の戦争に日本が突入したのは、アメリカの罠にはまったからだというのは、歴史の定説になっている。ルーズベルトは日本を追い込むためにあらゆる手段を講じた。アメリカでの日本資産の凍結であり、日本への石油の禁輸であった。とくに石油がなくなれば、日本は軍艦も飛行機も動かなくなり、お手上げ状態になる。それは事実上の無条件降伏に等しかった。已むに已まれず清水の舞台から飛び降りる決意をしたのだ。宣戦の詔が起草されるときに、戦端を開くにあたって「洵(まこと)ニ已ムヲ得サルモノアリ、豈朕(あにちん)カ志ナラムヤ」の一句を責任閣僚たちがあえて銘記したのは、天皇陛下の思いを察してのことであった。「侵略者」との汚名を晴らすことは、日本人としては当然の責務なのである。
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