中共がどんなに国であるかを知る上で参考になるのは、1989年6月の天安門事件である。今もなお中共当局は、自分たちが虐殺した民衆の数を218名としているが、実際は1万人が装甲車にひかれ、銃弾に倒れたのである▼昨年12月23日付で英国のBBCなど欧米のメディアが一斉に報道した。英国国立公文書館が保管していた極秘公電の機密指定が昨年10月に解除されたことで、これまで隠されていた真相が明らかになった。当時の駐中共英国大使が国務院の関係者から聞いた話として「1万人が殺された」と伝えたのである▼大虐殺を実行したのが山西省の人民解放軍「第27集団軍」であったことも特定された。一時間の猶予を与えたというのは真っ赤な嘘で、警告からわずか5分後に攻撃を開始したのである。自らの全体主義体制を守るためには、血も涙もないのが中共である▼全体主義国家で抑圧され鉄鎖につながれている民衆は、一日も早く自由を手にしなければならない。そうした現実を直視することなく、中共を擁護するというのは、それこそマルクスの思想を冒涜することになりはしないか。60年安保騒動で我が国でも自衛隊が治安出動の命令が下る寸前までいった。しかし、時の自民党政権は民衆に銃を向けることをせず、穏便に対処した。凶暴な全体主義国家中共は、我が国にとって最大の脅威なのである。
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