韓国民は自らの意思で日本やアメリカとの同盟関係を弱体化したのである。平昌オリンピックの開会式直前に行われた海外貴賓を対象にしたレセプションで、文在寅は思わぬしくじりをした▼それに先立つ歓迎行事にアメリカのペンス副大統領が現れなかったからだ。レセプションの会場もわずか5分で出て行ったのである。しかも、メインの自分の席に座らることはなかった。韓国が期待したアメリカと北朝鮮の接触は実現しなかった。ペンス副大統領は、北朝鮮の微笑外交の手助けをする韓国に不信感を抱いており、政治ショー化するオリンピックが許せなかったのだろう▼融和ムードは、北朝鮮に大陸間弾道弾の開発のための時間を与えることに危惧しているのだ。そうしたアメリカの反応に、韓国の中央日報は困惑の色を隠さない。ここにきてようやく失敗したことに気付いたのである。圧力をかけようとする国際社会の意向を無視して、南北統一にこだわる韓国は、ならず者国家の弟分とみられているのだ▼安倍首相は立派であった。己の立場を明確にしたからである。一貫して変わらぬ日米同盟の結束力を強調し、軍事的な抑止力を強化することで、北朝鮮の核やミサイルによる恫喝に対抗しようとしている。相手の口車に乗せられて、言いなりになっている韓国に対して、安倍首相は国民の命を守り抜く決意を表明したのである。どちらが政治指導者として優っているかは明らかである。
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