マスコミへの風当たりは日増しに強まっているが、その理由は単純である。日本という国家を貶める勢力に手を貸しているからである。多くの国民が反発するのは当然である▼朝日新聞の昨日の社説「高校指導要領 木に竹を接ぐおかしさ」などは、その典型である。「自国を愛し、その平和と繁栄を図る大切さについて自覚を深める」「日本国民としての自覚、我が国の国土や歴史に対する愛情」を高校の新しい指導要領に掲げることの、どこに問題があるのだろうか。それ以上に許せないのは「尖閣諸島は我が国の固有の領土であり、領土問題は存在しない」と教えることに、いちゃもんを付けていることだ。中共側の主張も無視すべきではないというのだ▼一体どこの国の新聞なのだろうか。朝日新聞は自分たちのプロパガンダが支持されなくなってきているのに気づいて「いま、政権批判や在日外国人の存在そのものを『反日』と決めつける風潮がはびこる」と焦っているからこそ、そんなとんでもない社説が書けるのだろう▼高山岩男は『教育哲学』のなかで「『国民』とは単なる空間的概念、すなわち現存する国民の総体(加算的総体)というだけの簡単なものではない。それはさらに過去と未来の時間的要素をも内含した存在を意味していることが明瞭である」と述べている。日本人としての自らのアイデンティティを確認するとともに、領土の大切さを指導要領に盛り込むことは何ら問題はないのである。常軌を逸した昨日の社説を読んで、反発する記者が朝日新聞にはいないのだろうか。
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