草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

未知のウイルスとの闘いは試行錯誤しながら慣熟するしかない!

2020年02月23日 | 感染症

日本ばかりでなく韓国でも新型コロナウイルスの感染が拡大している。いかなる手段を講じようとも、制圧するのは難しいのである。局面に応じてベストを尽くすしかない。後手後手と政府を批判しても、もはや意味がないのである▼クラウゼヴィッツは『戦争論』(日本クラウゼヴィッツ学会訳)において「戦争における摩擦」を重視した。実際に戦争を体験しない限り、そこで直面する難しさを理解することはできないというのだ。今回の新型コロナウイルスも同じではないだろうか▼クラウゼヴィッツは「現実の戦争と計画上の戦争との相違にかなり適合する唯一の概念」としての「摩擦」について書いている。相手は得体のしれない未知のウイルスである。「大小の突発的な事件」への対処を通して、現場で闘う者たちは慣熟していくしかないのである。「人間の眼は、暗い部屋ではその瞳孔を拡大し、そこにあるわずかな光を吸収して次第にぼんやり見分け、遂にはこれを完全に識別できるようになる」のであり、一定の時間を必要とするのだ▼クラウゼヴィッツは自国の力を過信すべきでないとも説いている。我が国はCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の助言を求めるべきである。中共寄りのWHOは機能しておらず、国民を守るために同盟国に頼ることをためらってはならないのである。

コメント (1)
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