草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相は回復者数とか自衛隊による検疫強化をPRすべきだ!

2020年03月29日 | 感染症

昨日の安倍首相の記者会見は期待外れであった。緊急事態宣言とか、武漢肺炎対策でもっと踏み込んだ発言があると思っていただけに、拍子抜けしてしまった。喋り方にも問題があるような気がする。結論を最初に述べるべきで、前置きなど今はいらない▼重要な発言としては、検疫を強化するために、自衛隊を出動させるということであった。危機的な状況下では、自衛隊しかいないのである。もう一つは現金を給付するということであった。大規模な財政出動と口では言っても、あまりにも漠然としていた。あれでは国民の間に、失望感が広がるのは当然である▼政府のトップがそうであっても、医療現場は必死に頑張っている。ジョンズ・ホプキンズ大学の各国の回復者数がそれを物語っている。アメリカの感染者数は119748人で回復したのは971人であるのに対して、日本の感染者数は1693人で回復したのは404人である。多くの命が助かっているのである▼安倍首相はこのことを訴えるべきであったのだ。重症者の治療を優先し、クラスターを徹底的に封じ込めるという戦略は間違ってはいない。さらに、世界中がパンデミック状態なわけで、今後は水際対策をどう強化するかである。だからこそ自衛隊なのである。もはや平時ではないわけだから、安倍首相は危機の時代の政治家に脱皮すべきなのである。

コメント (1)
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