草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相は「例外状況」であることを認定し超法規的な決断を!

2020年03月25日 | 感染症

まったく予断を許さない状況になってきた。今朝の段階でも日本国内の死者は43人にとどまっているが、欧米を始めとする世界の国々では、武漢肺炎によって医療崩壊が次々と起きている。もはや手のほどこしようがなくなっているのだ▼日本も世界の例外ではなくなりつつあるのに、自分たちの金儲けのためには手段を選ばないといった、そんな身勝手なことがまかり通っている。しかし、今の日本の法律では強制力がまったくない。K1の開催ですら中止させられないのである。武漢肺炎から国民を守ることができるかどうかは、政府がどこまで個人の行動を制限できるかにかかっている。公共の福祉が優先されれば、当然のごとく不利益をこうむる人たちも出てくる。それを承知で政府は決断しなくてはならないのである▼カール・シュミットは「混乱状態に適用しうるような規範などは存在しない。法秩序が意味をもちうるためには、秩序が作りだされていなければならない。正常な状態が作りだされなければならないし、また、この正常な状態が実際に存在するかいなかを明確に決定する者こそが、主権者なのである」(『政治神学』田中浩、原田武雄訳)と述べている▼未曽有の危機は目前に迫っている。「例外状況」であることを安倍首相が認定し、超法規的処置を講じる勇気があるかどうかなのである。

コメント (1)
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