草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

西村経済再生相が「2週間以内」を連発するのは責任放棄だ!

2020年04月09日 | 感染症

西村経済再生相に任せておいて安倍首相は本当に良いのだろうか。西村は思い付きで発言しているような気がしてならない。緊急事態宣言にしても、すぐに行うべきだという世論の声を無視して、西村は慎重な立場を崩さなかった。それが出た後でも一部の業界に配慮するかのようなツイートをしていた▼ところが西村は急に「8割削減(外出自粛)が実行されていなければ、施設の使用制限などを要請するなど、より強い措置を講じざるを得ない」と言い出したのである。それも得意の「2週間以内」なのである。テレに朝日のお昼前のニュースを見て、多くの国民がビックリしたのではないだろうか。自分たちの対策がきちんとできていないのに、国民のせいにするのだから、とんでもない思い上がりである。だから東大を出て役人になった政治家は駄目なのである▼もともと人と人との接触を8割削減するような法律ではないのであり、それは最初から分かっていたことだ。自粛要請をどこまで厳しくするかを決められないのが問題であるのに、自己弁護を優先するという神経が理解できない。西村ではなく、安倍首相が国民に向かって語るべきである。例外的な状況下では、政治のトップが最高責任者なのだから。

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休業要請で小池都知事の足を引っ張る西村再生担当相を嗤う!

2020年04月09日 | 感染症

今の政府の対応は理解に苦しむ。緊急事態宣言を出しておきながら、休業要請をする業種をめぐって、小池百合子東京都知事の足を引っ張っている。人々の接触を8割減らすことを目標にしているにもかかわらず、その決定を2週間程度見送るように打診していたことが明かになったからだ▼7都府県知事とのテレビ会議で、西村康稔再生担当相がとんでもない発言をしていたのである。中途半端であることが許される状況ではない。利害の調整をしている暇などないのである。混乱に拍車をかけるような担当大臣は最悪である▼ウォーター・リップマンは、指導者には二つのタイプはあると述べている。ポリティシャンは「あなた方が欲しいと思うものを上げる」と言うのに対して、ステーツマンは「あなた方が欲しいと思っているものはこれだ。しかしあなた方が手に入れることのできるものはあれだ。したがってあなた方が本当に欲するものはこれこれだ」と言うのである▼ポリティシャンはできもしないことを扇動する。詐欺師的な政治家である。ステーツマンは欲望と現実を対決させ、諸利益の調整を第一に考えるのである。もたもたしている時間はないのである。全ての人たちにいい顔をすることは難しい。政府は小池都知事の勇気ある決断をバックアップすべきなのである。

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