草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日銀の今回の決定は国民の生活を守り企業を存続させるためだ!

2020年04月28日 | 経済

日本も武漢発の新型コロナウイルスとの戦争をしているのである。勝ち抜くためにはあらゆる手段を講じなくてはならない。日本銀行が昨日、国債をいくらでも買い入れることを決定したほか、中小・零細事業者をはじめとした企業の資金繰りの対応のために、コマーシャルペーパーや社債の買い入れの増額、企業金融支援措置などを決めた▼国債買い入れの「80兆円めど」の撤廃や社債購入枠を3倍にする意味は大きい。日本国内の経済活動を継続させるには、潤沢な資金を隅々にまで行き渡らせなくてはならない。政府が自粛を要請していることで、人の動きが少なくなった分だけ、経済には悪影響が出ている。それを最小限にするには、カンフル剤を何本か打たなくてはならないのである▼政府は日銀と歩調を合わせ、国民や企業が生き残っていけるような施策を断行すべきだ。国民への現金給付にしても、状況次第では何度も実行すべきだろう。さらに、企業の救済策は手続きを簡素化して、スピードアップを図るべきである▼市場原理が通用するのは平時においてである。今のような非常時においては、国家が前面に出ざるを得ない。それこそ百年に一度あるかないかの危機である。優柔不断であることは許されない。国民の顔色うかがって、政治的な延命を優先させてはならない。安倍首相がたとえ政権の座を失うことになっても、やるべきことをやるのが本当の政治なのである。

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