草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

福島県は風評被害払拭より東電や国と全面対決すべきだ!

2011年10月26日 | 災害

 かつて民主党参議院議員でもあった、佐藤雄平福島県知事は、ここにきて梯子が外され、ピエロであることが誰の目にも明らかになった。風評被害とか言って力んでいたが、福島県土のほとんどがセシウムに汚染されているわけだから、そんなことで、農産物が売れるほど甘くはないのである。そこで嗤ってしまったのが、福島民報の今日の朝刊である。風評払拭で佐藤知事が県外にPRに出かけるという記事が、社会面の三段見出しで載っていたが、あくまでも申し訳程度であった。そんなことはもう話題にならなくなりつつあるのだ。福島県経済研究所が行った県内企業206社への調査によると、本社や工場、営業所を県内から移転するかどうかの質問に対して、「県内から移転せず」と明言したのは、たかだか55・8パーセントであった。従業員らへの健康を考えた場合に、県外移転を検討する企業が出てくるのも、当然の成り行きだ。福島第一原発からの放射性物質の放出は、一時よりは少ないとはいえ、これまでに拡散されたセシウムなどによる汚染は、かえって拡大の一途を辿っているのではないか。佐藤知事がいくら陣頭指揮に立とうとも、セシウムによって汚染された地図が公表されるに及んで、もはやPRでどうにかなるレベルではない。それだけに、東京電力や国とどう向き合うか、そのことが今一番問われてきているのではないだろうか。

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国民を不幸のどん底に突き落とす民主党政治の負の連鎖

2011年10月26日 | 政局

 自民党政権が立派だったとは間違っても思わないが、それでも民主党政権よりはましに見えるというのが、今の日本の政治の不幸ではないだろうか。統治能力なき政治が生み出したものは、悪無限的な負の連鎖である。原発事故対応での致命的な後れ。東日本復興に向けての大規模な公共投資を行うことなく、財政規律にこだわってデフレを増長。中共やロシア、韓国との領土のからむ問題で毅然たる態度がとれないばかりか、米国を利するだけのTPP参加のごり押し。それが国民のことや、国益を考えた政治といえるのだろうか。私の住む喜多方市でも、ようやく国の方針がまとまったためか、子供たちの通学路の除染に乗り出すことになった。それまでは「安全ですから心配ありません」の一辺倒であったのに、ガラリと態度を変えたのである。国からの指示がなければ、何事も動き出せないという弊害が、そこにも出てきているのである。原発事故発生から7ヶ月以上が経って、ようやく重い腰を上げるのだから、もはや手遅れの域である。それが民主党政治の全てにいえるわけだから、もはや国民は自分の身を自分で守るしかないのである。そして、国民に不幸をもたらす負の連鎖をストップさせるためには、もっと私たち一人ひとりが怒らなければダメなのである。

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労組ダラ幹の高笑いが聞こえてくる野田政権の人勧無視

2011年10月25日 | 政局

 労働組合栄えて国滅ぶというのでは、国民が怒るのはあたりまえだ。民主党のマニフェストでは、国家公務員の総人件費を2割カットアするといっていたくせに、それも忘れたふりをして、平均7・8パーセントのカットで済ませようとしているのが、今の民主党政権である。しかも、そこには落ちがついている。平成23年度の人事院勧告をでは、平均0・23パーセント引き下げることを求めているが、それを無視するのだという。それよりは、特例法を成立させることで、裏で労働組合と手打ちしようとしているのである。公務員に労働協約締結件を付与することで、賃金交渉のテーブルに着かせようというのだ。そうなれば、ある意味では、労働組合は、自分たちの思うままである。長期的には国家公務員の給与がアップすることは目に見えている。だからこそ、古賀伸明連合会長は、野田佳彦首相に「人事院勧告に従わないように」と働きかけてきた経過がある。片やろくな職にもありつけずに、その日暮らしの人たちがいるかと思うと、もう一方では、ぬくぬくと特権的な生活に安住している層がいるのだ。後者の代表である国家公務員や地方公務員、さらには、一部の大企業の社員が加盟しているのが、連合傘下の労働組合ではないか。それを支持母体にする政権を倒さずして、格差社会の是正などできるわけがないのである。

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TPP参加を実現するために二枚舌を平気で使う民主党政権

2011年10月25日 | 政局

 民主党政権の閣僚というのは、どうしていい加減な発言ばかりするのだろう。藤村修官房長官がTPP交渉に参加したとしても、日本の都合で離脱できるかのようなことを言っていたと思ったらば、舌の根も乾かないうちに、「日米関係を考えると実際は困難だ」と撤回した。だったらば、口にすべきではなかったのである。今の政権のやることは全て二枚舌である。米国に向かっては、ご無理ごもっともとペコペコしているくせに、国民に対しては、詐欺同然のことを喋りまくる。中野剛志が『TPP亡国論』で指摘しているように、TPPに賛成するか反対するかは、避戦か攘夷かの違いなのである。さらに、中野の言葉を借りるならば「事なかれ主義で平和の維持を求めるか、あるいは積極的に国家の独立を維持しようとするか」という路線上の対立である。幕末においても、その路線対立が顕在化したが、平成の世にあっても、その二つの流れが激突しているのだ。TPP交渉に参加するということは、国家として米国に身構えことなく、ただただ服従することである。最初からそのぶざまな姿を国民に印象付けたくなかったために、藤村官房長官も、対米追従派の前原誠司民主党政調会長あたりの尻馬に乗ったのだろう。すぐに言葉が詰まってしまったのは、できもしないことを口走ったからだ。お粗末極まる官房長官ではないか。

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維新革命家吉田松陰に学ぶ攘夷のパトスとは!

2011年10月24日 | 思想家

 平成の世にあっても、日本人は攘夷の情念を持ち続けるべきであり、その手本とすべきは、吉田松陰ではなかろうか。松陰が攘夷論者を鼓舞することになったのは、開国を主張する者たちが、あまりにも不甲斐なかったからだ。徳冨蘇峰は松陰の思いを的確に述べている。「当時の開国論者の多くは真の開国論者に非ず、ただ敵愾の気を失し、外人の恫喝に辟易し、文弱、偸安(とうあん)、苟且(こうしょ)の流にして、而して彼の鎖国論者中にこそ、かえって敵愾、有為、活発の徒あり。この儘にして開国する時においては、国家の元気索然として、遂に復奮わず、この膝一たび屈して遂に復伸びず、故に一時逆流に立ち、天下の人心を鼓舞作興し、然る後徐に開国の国是を取らんと欲したるのみ」(『吉田松陰』)。それは今の時代にもあてはまるのではなかろうか。「この膝一たび屈して遂に復伸びず」になりかねないから、保守民族派と呼ばれる人たちは、外国勢力の干渉に対して戦っているのである。嘉永6年にペリーの艦隊が江戸近海に繋泊したときに、松陰が断固討伐を主張したのは、米国が砲艦外交を繰り広げたことへの反発があったからだ。それでいて後に密航を企てたのは、敵を知ることが大事であることを熟知していたからだ。どちらにせよ、根本にあったのは、理不尽な外国勢力への敵愾心であった。それが国を守るパトスとなって、欧米列強の脅威を撥ね付けたのである。腰抜けぞろいの民主党政権とは、月とすっぽんではなかろうか。

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脱原発反民主党政権の保守民族派のデモを断固支持!

2011年10月24日 | 祖国日本を救う運動

 進歩史観を振り撒くサヨクよりも、未来というものは、あくまでも私たちの努力にかかっているという保守民族派の方が、脱原発の中心なるべきである。だからこそ、私は福島第一原発事故の発生以来、日本を絶望のどん底に落とし入れている放射生物質の危険性を、声を大にして叫んできたのである。その観点からしても、「脱原発!愛国デモ行進」が去る22日、東京の渋谷で行われ、気勢を上げた意義は大きいものがある。保田興重郎は中河与一著の『天の夕顔』の解説で、「今日における浪漫主義文学の見識は、共産主義とアメリカニズムを排斥することになる」と書いている。原発推進の近代主義イデオロギーである共産主義とアメリカニズムは、一挙に打倒しなくてはならないのである。とくにサヨクというのは、社会発展の法則を持ち出して、未来をバラ色に思い描くのが常である。さらに、今回の原発事故の不幸は、政権の座に、統治能力なき民主党政権が就いていたことだ。情報を隠蔽し、多くの人たちを死の淵に追いやってしまっている現状は、まさしく国民の敵である。しかし、同じサヨクで身内だということもあって、反原発と騒いでいるサヨクの連中は、民主党政権の責任はほとんど追及していない。もはや日本を救うことができるのは、保守民族派だけなのである。

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磐梯山のあでやかな紅葉は会津の自然が育んだ美の極致

2011年10月23日 | 会津100選

 表磐梯のゴールドラインの展望台から望む紅葉。今日のお昼に撮影した。色とりどりに鮮やかさを競っているが、落葉樹ばかりでなく、草や低木の葉も色づき、草紅葉も全山をおおっている。イチョウは黄葉、カエデやウルシは赤葉、ブナやケヤキが褐葉となるが、気温や紫外線が織りなす芸術品であり、会津という独特な風土が育んだ美の極致なのである。間もなく会津は白一色となり、静寂に包まれたモノトーンの季節を迎える。それを前にして、幾重にも織りなされる感動のパノラマ。白虎隊が壮烈な死を遂げたのも、滅びを潔しとする紅葉が目に焼きついていたからだろう。

 草紅葉(もみじ)少年の死に寄り添いし

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今日本人に求められるのはTPPを許さない攘夷論的情念だ!

2011年10月23日 | 思想家

 日本の食糧基地としての東北は、3月11日の東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた。そこにTPPとくれば、泣きっ面に蜂ということで、二度と立ち上げれないだろう。しかし、今の民主党政権は、それをあくまでも強行しようとしている。領土をめぐって、中共や韓国、さらにはロシアに物を言えなかったと同様に、今度はアメリカ様の言いなりになろうというのだ。国益という言葉は、民主党政権には、最初から存在しないのだろう。中野剛志が『TPP亡国論』のなかで、TPPの問題点を解説してくれているが、環太平洋経済連携協定というのは、あくまでも名ばかりで、参加国のGDPのうちの、アメリカと日本が占める割合は約90パーセントに達する。しかも、そこには中共と韓国とは参加していないのである。アジア太平洋地域の成長を取り込むというのは、最初から無理な話なのである。さらに、「平成の開国」とかぶちあげる識者もいるが、世界の主要国の関税率を見てみれば、日本はEUや韓国と比べるとはるかに低くく、開かれた国家なのである。オバマ政権の狙いは日本へ輸出攻勢をかけることだ。そのための手っ取り早い策が、関税撤廃の例外を認めないTPPへの参加を日本に迫ることなのである。寄ってたかって外国は、日本を解体させようとしている、それに対抗するには、明治維新の志士がそうであったように、攘夷論的情念で身構えるしかないのである。

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見通しのない除染に福島や郡山の住民の怒りは爆発寸前だ!

2011年10月22日 | 災害

 かけ声だけは勇ましいが、除染で本当に福島市や郡山市は住めるようになるのだろうか。懐疑的な声があちこちで聞こえ始めている。福島市が今考えているのは、放射性物質による汚染が深刻な屋根だけを取り替えるということだ。それ以外のところは、ボランティアに頼って、水で洗浄するとか、土を剥ぐとかいう原始的なことで、すませようとしているのである。しかし、それだって、一軒20万として10万以上の全戸数をやろうとすれば、それだけで200億円かかる。一軒の家を丸ごと除染しようと思えば、500万ともいわれており、同じく10万以上の全戸数をやろうとすれば、5000億円もかかる。しかも、それはあくまでも住宅地についてでしかない。山や水田などは含まれていないのである。できもしない除染に踊らされたというので、福島市や郡山市の住民の不満は爆発寸前になっている。自治体の首長や議員を見かけたら、剣幕で怒鳴りつけかねない不穏な情勢である。民主党政権やマスコミに騙されたというやり場のない怒りが、日に日に高まってきているからだ。このままでは騒ぎが起きるのを防ぎようがない。日本人ほど冷静に対処する国民はないというので、諸外国から高い評価を浮けてきたが、それはあくまでも昨日、今日までのことなのである。

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外来種同様に外国勢力の跳梁跋扈を危惧していた三島由紀夫

2011年10月22日 | 思想家

 編集の仕事を手伝っているせいもあって、最近も八戸や京都に出かけたりで、東奔西走の日が続いているが、どこに行っても、あの黄色のセイタカアワダチソウが目に飛び込んでくるのにはゲンナリした。ススキを根絶やしにするのでは、と危惧されたアメリカからやってきた雑草である。『川端康成・三島由紀夫往復書簡』では、佐伯彰一が解説のなかで、自決した昭和45年の春、三島さんがセイタカアワダチソウが東京にはびこっていることを話題にして、憮然とした表情で「佐伯君、近頃、東京もひどいことになったよ」と語ったことに言及していた。あの当時から嫌われていたのであり、三島さんのような愛国者からすれば、見捨てては置けなかったのだろう。しかし、平成の世になってから、セイタカアワダチソウの派手な繁殖にストップがかかりつつあるという。そして、一部ではススキが勢いを盛り返してきている。それはまさしく、日本の保守民族運動と同じではなかろうか。外国の勢力に蹂躙されていた、日本という国家が、ようやく再生に向けて国民がまとまろうとしているからだ。三島さんの憂いを引き継ぐ人たちが、次々と現れているのは心強い限りだ。民主党政権が誕生したことで、かえって日本人の間に危機感が高まってきたのではないだろうか。外来種がはびこるのではなく、日本の復権こそが、今の日本人に課せられた使命ではないかと私は思う。

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