草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

梅雨明けの会津にて 5首

2012年07月26日 | 短歌

夏となり幼き頃の風鈴を吊り下げている年増女も

べたべたの汗をかきつつ黙々と歩くだけなり腰に手拭い

予科練で琵琶湖の地より帰省せし少年の日のわが父恋し

暑ければ潮騒の町君の町うつしみの身には遥か彼方よ

会津なる盆地の四囲は奥津城磐梯の峰に御霊なびかん


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日本人の本領を発揮すれば金も夢ではない「なでしこジャパン」!

2012年07月26日 | サッカー

 今日の早朝、ロンドンオリンピックの開会式に先立って行われたサッカー女子の一次リーグで、日本はカナダを2対1で破り、幸先のよい白星スタートとなった。後半の部分しかテレビで観戦できなかったが、日本選手のきびきびしたプレイと、少しも怯まないファイテングスピリットでもって、カナダを圧倒したのだ。まさしく日本人の本領発揮である。原発事故などで、日本は危機的な状況にあるが、日本人の生命力は、まだまだ枯渇したわけではないのである。大柄なカナダ選手にぶつかっていく姿は、それこそ旅順攻略の日本軍の兵士とダブってならない。おびただしい犠牲を払いながらも、最終的には敵の陣地の上に日章旗を掲げた雄姿をほうふつとさせてくれる。屍を踏み越えて前進した七万人の戦士は、何のためらいもなくロシア軍の機関銃の前に身をさらしたのだった。福田恆存は『近代日本の運命』のなかで、「無謀にも等しい反撃を強行した、その事の可否善悪は別として、それはそのまま當時のヨーロッパ列強に対し背伸びして力を競はうとする明治の日本の苦しい姿勢を物語るものです」と書いている。避けることができなかった日本の運命として、福田は同情を禁じ得なかったのである。なでしこジャパンは、ワールドカップで栄冠を手にしており、かつての日本軍の兵士とは同列ではない。しかし、これから一戦一戦勝ち抜くにしても、体力的に優っているわけではなく、捨て身で臨むしかないのである。だからこそ、もし金メダルを獲得すれば、日本人にとっては、その感激はひとしおなのである。頑張れなでしかジャパン。


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ネット言論の持ち味はシニカルな見方と権力への不信感だ!

2012年07月25日 | 思想家

 民主党政権がおたおたしているのは、権力を用いるすべを知らないからだろう。保守主義者であれば、その恐さを知っているから、セーブしようとするが、どうしていいかわからないのだ。保守派の文化人として名をはせた田中美知太郎や猪木正道、さらには勝田吉太郎もアナーキズムの研究家であったり、一時それに心酔した経歴がある。田中の場合は、極貧のルンペンプロレタリアートに、言い知れぬ共感を覚えたといわれる。猪木は社会主義の様々な流れを日本に紹介した第一人者であったが、マルクスよりはバクーニンに惹かれた。浅羽通明は『アナーキズムー名著でたどる日本思想入門』のなかで、アナーキズムと保守主義の類似性を問題にした。「保守主義者は、近代国家が自由主義を掲げるのを、その自由が徹底されたときの恐ろしさゆえに批判する。アナーキストは、近代国家の自由主義を、自由と呼べない不徹底な自由しか認めぬゆえに批判する。ベクトルはまるで逆ながら、不徹底と欺瞞、ダブル・スタンダードに敏感であるところでは両者は奇妙に一致してしまうのだ」。あらゆる権力は腐敗するわけで、それを直視する点では、まったく一緒なのである。政権交代すれば全てが解決するというのは、最初から見果てぬ夢であった。それをネットで冷笑していたのは、保守主義者特有の嗅覚で見破ったからだろう。そして、もう一方には、アナーキスト特有の権力への不信感があったからだろう。この二つの思想的潮流がネット言論の双璧であり、民主党政権の悪政にノンを突きつけたのである。


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吉田昌郎こそが英雄であり菅直人は現場を混乱させただけだ!

2012年07月25日 | 災害

 今朝の福島民友新聞で、吉田昌郎福島第一原発前所長のことが記事になっていた。現在病気静養中の吉田所長が、来る8月11日に行われる出版社「文屋」(長野県小布施町)主催のシンポジュウムに、約30分にわたってビデオで主演するのだという。そのビデオで吉田前所長は、死を恐れず、果敢に立ち向かう職員を、菩薩にたとえている。さらに、朝日新聞やサヨクの一部がでっち上げた、時の総理大臣が東京電力に乗り込んだことで、全面撤退が避けられたという、菅直人英雄伝説をキッパリと否定しており、「基本的に私が考えていたのは発電所をどうやって安定させるかということ。現場で原子炉を冷却する作業をしている人間はもう撤退できないと思っていた。本店にも撤退ということは一言も言っていない」と言い切っている。朝日新聞や一部のサヨクは、死人に口なしで、当事者が生きていなければ、嘘で塗り固めるつもりだったのだろう。しかし、国会事故調も政府事故調も、吉田前所長の言葉を裏付ける最終報告書を提出している。破滅的な状況でそこにとどまった者たちこそが英雄なのであり、後方に陣取って専門家面して、細部にわたって口を差し挟んだ菅は、現場を混乱させただけなのである。いかに総理大臣であろうとも、他人に死を強要することはできはいはずだ。そんな命令を受けずとも、身を挺した人たちによって、かろうじて最悪をのシナリオは免れたのである。それを隠蔽して菅を英雄にしようとした輩は、真実を欺こうとしたのだから、徹底して糾弾されるべきだろう。


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東アジアの有事に備えて条件付きでオスプレイの配備を!

2012年07月24日 | 安全保障

 オスプレイの配備に反対すれば、日本人が天に唾することになりはしないか。日本の防衛力の現状では、米軍の支援を期待する以外にない。とくに、尖閣諸島をめぐっては、中共が何をしてくるか予断を許さない。そんななかで、日本が自分の首を絞めるようなことは、断じてすべきではない。ただし、米軍の訓練を無原則に認めるわけにいかない。住宅地で低空で飛ぶというのは、危険が付きまとうことになり、原則禁止すべきだ。朝鮮半島と地形が似ているという理由で、かつて猪苗代湖のすれすれを米軍機が飛行していたのを目撃したことがある。有事に備えればそれもありだとしても、野放図な演習を容認すべきではないだろう。本来であれば、米軍に頼らなくても、外敵を撃退する実力を日本が持つべきではあるが、それが難しいのであれば、最善の策を講じるしかないのである。これまでのCH46輸送ヘリコプターと比べて、オスプレイの航続距離が長いからというので、「侵略」に結び付くという意見もあるが、それは本末転倒である。中共は尖閣諸島ばかりか、沖縄までも自分たちの領土だと主張している。それに対抗するには、日本は米軍に頼るしかないのである。さらに、朝鮮半島の有事にあたっては、邦人を含む民間人の救出には、大きな役割を果たすと期待されている。日本を取り巻く環境は、依然として厳しいものがある。その現実を直視すると、条件付きで配備を認めるべきだろう。ここで拳を振り上げるのは、日米同盟に亀裂を生じさせることになりかねず、中共や北朝鮮に付け入る隙を与えるだけだ。


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「人任せの政党です」をキャッチフレーズにすべき民主党!

2012年07月24日 | 政局

 人任せにもほどがある。民主党執行部がキャッチフレーズを急きょ募集することになった。小沢一郎の新党が「国民の生活が第一」と決まったために、苦肉の策なのだろう。しかし、そのための文書を、所属する国会議員や県連にファックスで送ったというのだから、これまた呆れてしまう。締め切りは7月30日で、付け焼刃で乗り切るつもりらしい。野田佳彦首相を始めとする幹部が、小沢らが新党を結成した時点で、すぐに提示するのが普通だろう。何一つ決められないのが民主党だとしても、あまりにも酷過ぎる。オスプレイの配備にしても、お粗末極まる。嗤ってしまうのは、安全性を確認にこだわっているかのような発言をしているが、絶対安全などというのは、この世には存在しないのであり、事故を起こさないようにアメリカ側に求めるしかないのだ。中共の軍事的膨張に対して、オスプレイ配備が有効であるかを論じるべきだろう。自分たちでは国民に説得ができないので、アメリカ側に説明してもらおうと、アメリカに視察団を送るのは、これまた人任せではないだろうか。消費税増税に不退転の覚悟というのも、官僚が準備万端整えてくれるからで、万事が万事人任せだ。そして、その究極がキャッチフレーズの募集なのである。ネットでもそれについては冷笑されているが、私は「人任せの政党です」でよいと思う。統治能力なき政党は、キャッチフレーズ一つも決められないということで、そのものズバリの方が国民も理解しやすいのではなかろうか。


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新自由主義に与した政治潮流とそれを支えたサヨク!

2012年07月23日 | 思想家

 新自由主義によって日本人は幸福を手にしたのだろうか。デビット・ハーベェィの『新自由主義の』監訳を担当した渡辺治が、「日本の新自由主義―『新自由主義』に寄せて」という一文を書いており、ハーベェィの考えを日本にあてはめた場合に、どのように解釈できるかを論じている。新自由主義が日本で初めて本格的に遂行されたのは、橋本内閣においてだ。医療制度改革を実施したり、消費税を5%にしたり、大店法の廃止に踏み切った。しかし、緊縮財政のなかで、金融破綻が起き、退陣を余儀なくされた。その後の小渕・森内閣では、改革のスピードを緩めようとした。ただ、そこでも新自由主義が否定されたわけではなく、小泉内閣において頂点に達したのである。銀行の不良債権処理が強行されたたことで、大企業などは救済されたが、その一方でワーキングプアが生まれ、格差社会に突入した。政権交代によって登場した民主党内閣も、新自由主義の流れには抗せなかった。日本のサヨクは、「自我の確立」とかの近代主義の親和性から、かえってそれを後押ししたのだった。今それに対抗できるのは、90年代半ばから台頭してきた新保守主義だけである。ハーベィが述べているように、新自由主義が開放した個人的利益のカオスに対して、秩序を強調・導入することは、安定した社会を維持するにあたっての、最低条件であるからだ。中野剛志らの若手が次々と保守派に参じるのも、新自由主義がもたらした混乱を食い止めたいからだろう。日本の若手学者はまだまだ捨てたものではないのである。


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原発再稼働よりも主権国家としての日本の再生が先だ!

2012年07月23日 | 安全保障

 いかに脱原発デモが盛り上がりを見せても、それが今後の日本の政治を変える力にはならないだろう。自分たちが応援して誕生させた民主党政権が退場すれば、次に登場するのは保守派政権であることは確実だ。その露払いをするために汗をかくというのは、日の丸を手に参加している一部の保守派を除けば、まさしく徒労でしかない。福島第一原子力発電所の事故で暴露されたのは、日本人の危機管理能力のなさではないか。核攻撃を受けた場合や、原発事故のシュミレーションが行われていれば、もっと対応が違っていたはずだ。とくに残念でならないのは、事故を小さく見せようとした民主党政権のせいで、避難が円滑に行われなかったことである。スピーディの情報を周知徹底させていれば、最小限の被曝ですんだはずだ。私が脱原発を主張するのは、反近代を持論にしていることもあるが、それ以上に、今日本にある原発がテロリストの標的になりやすいからだ。ろくな警備も行われておらず、冷却をできなくしてしまえば、今回と同じような大惨事になる。悲しいかな日本は、大東亜戦争に敗北したために、原子力を利用する研究については、欧米に比べて大幅に立ち遅れた。商業用の原子力発電が始まったのは1966年であり、それはアメリカの9年後であった。それも自前の開発ではなく、最初から欧米依存であったのだ。エネルギーと安全保障の面で、アメリカに頼ってきたツケが今回ってきたのだと思う。それは原発をどうするか以前の、もっと深刻で大きな問題なのである。


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官邸前のデモ隊を扇動する鳩山由紀夫と菅直人を嗤う!

2012年07月22日 | 政局

 それぞれ人間には過去があり、それを引きずっているからこそ、現在の自分があるのだろう。いうまでもなく、過去を消し去れば「私は一体どこの誰でしょう」ということになる。その場しのぎに終始しているために、つじつまが合わなくなっているのが、鳩山由紀夫元首相や菅直人前首相ではないだろうか。鳩山に続いて、今度は菅がやらかした。毎週金曜日に官邸前で行われている反原発のデモ隊と面会するように、野田佳彦首相にアドバイスしたからだ。一体何を考えているのだろう。一旦、権力の座を去ると、もうどうでもいいのだろうか。統治能力のなかには、政策の継続性も含まれているはずだが、そんなことは頭にないようだ。政権交代のときの総選挙のマニフェストからはじまって、民主党が口にする言葉は嘘ばかりであり、うわ言を並べ立てているだけではないか。そして、野田の背後に鳩山や菅がいて、今の政権を支えていると思ったらば、いつの間にやら二人とも、官邸前に詰め掛けたデモ隊の一員のような顔をしており、どっちにも顔を出している。普通であれば他人の目を気にすべきなのに、そこまで思慮深くないのである。つまり、心はどこにもなくて、フワフワと情緒的に反応して、右往左往しているのだ。それでいて一端の調停役を買って出るわけだから、常人の理解を超えている。そんな鳩山と菅を総理大臣にした結果、日本はどんでもないことになってしまったのである。


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体制崩壊に直面しつつある中共と魯迅の中国観!

2012年07月22日 | 思想家

 中共は近い将来、民衆の決起によって、一党独裁体制が崩壊することになるだろう。それをひしひしと感じているのが、中国共産党の幹部ではないか。できるだけ、ソフトランディングさせたいというのが、彼らの腹積もりだろうが、それは無理な話なのである。中共が真の中国に生まれ変わるには、流血の惨事は免れないからだ。竹内好訳の『魯迅評論集』に「ノラは家出してからどうなったか」が収められており、そこに「残念ながら中国は、変革がきわめて容易ではない。机をひとつ動かすとか、ストーブをひとつ取りかえるのですら、血がなければ治まらない。しかも、血があったところで、動かしたり取りかえたりすることが必ずできるとはきまっていません」という一節がある。日本と違って中国人は、大きな変化をあまり好まないのではないか。未だに全体主義の頸木から脱することができないのは、勇気がないというよりも、中国特有の精神風土がそうさせるのだろう。しかし、中共とて例外ではなく、世界中から情報が入ってくる時代になった。それをシャットアウトするの難しい。いくら自分で動こうとしなくても、変わるしかない方向に向かっているのだ。現在の中共はかつての清王朝と同じで、民衆の手で打倒されるべき対象でしかない。日中が本当に手を結べるのは、新生中国が誕生したときではないかと思う。もちろん、その時点で日本も、覇道国家から王道国家に生まれ変わっていなければならないが。


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