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夜半に嵐の吹かぬものかは

2006-04-10 14:18:04 | Weblog
続けて記事を書いています.それも深夜から大嵐で、桜も散ってしまったと思われるからです.平戸大橋を吊っているワイヤーもキーんキーンと物悲しい音を立てています.春にはいつも、のどかな春の気分に浸っている人間どもを驚かすような嵐が一度か二度はあります.そのたびに思い出すのが、親鸞上人のお歌です.

   明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは

ありがたい春の嵐です.この歌を思い出すと、身も心も引き締まります.真実を知りたいという思いのまほし心です.後の親鸞上人は少年の日に、このような激しいまほし心を披露されました.それには遠く及ばないでしょうが、私達もマクロビオティックによって知ることの出来る真実の探求に、まほし心を持ち続けたいと思います.マクロビオティックという梯子を既に掛けて頂いています.芥川のくもの糸ではありませんが、この梯子は阿弥陀様のくもの糸のように強くて大きな梯子です.多くの人と分かち合いたいと思います。

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