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偽善と欺瞞

2010-11-09 15:59:23 | その時々2

チリの落盤事故が連日放送されていました。長期化するとみられていた救出も予想より迅速にはかどって誰もがホッとしました。だけれどなんとなく心が落ち着きませんでした。それでやっと今日になって記事にしています。

それは私達日本人にも忘れてならない救出すべき同胞があるからです。不当にも北朝鮮によって拉致された人たちのことです。落盤事故で垂直に家族と隔離されてしまった人たちと何一つ違わないどころか、もっと悲惨です。主権侵害という落盤事故によって水平に家族と隔離されてしまい、いまだに安否すら分からないのです。目に触れにくいという理由で私達は日常を何にも思わずに過ごしているのです。無視しているのです。チリの家族たちは事故現場に詰めたし、報道陣は大挙して押しかけました。テレビでは長時間関連番組が流されました。こんなことってあるのでしょうか。

現在世界第一の覇権国家アメリカは捕虜救出に総力を挙げます。先日もアメリカのジャーナリストの救出のニュースを見ました。一人のアメリカ兵を救うために一部隊のアメリカ兵を危険にさらして任務遂行を図るでしょう。でもそれは無言の約束なのです。『きっと助けに来てくれる!』という信頼が国家への忠誠心と固く結びついているのです。助けに行く方もそのために自分が危険な目に遭うことを当然と考えています。それがないと軍隊は結束できないはずです。

ひるがえって戦争を憎み平和を愛する日本人はこんなにも人情無しです。私達の平和はこんなに偽善と欺瞞にあふれています。最近では領土が侵されています。領土は国民の生活の場です。領土が侵され国民が奪われているのに、命あってのものだねと自分が侵されるまで逃げていると、何時か自分の(あるいは家族の)番が回ってくるでしょう。新たに領土拡大のために戦争をする無法国家は現れにくいかもしれません(日本の周囲には南北にそれぞれ現れていますが・・・・・。)でも国際社会は『徳』を規範にはしていないらしい・・・・・。引けば引くほど同胞も返してはくれないし、領土も侵犯されてしまいます。

横田めぐみさんの消息が少なくとも明らかになるまでは、テレビは毎日「今日も横田めぐみさん達がいない」と繰り返し放送すべきです。私達は同胞を取り返すために自分たちの犠牲を我慢すべきです。たとえそのために何か不都合が起こっても、国民は全員それを甘受しないといけません。簡単には戦争はしないけれど、最後には戦争をも辞さないと表明することが必要だと思います。国家の在り方を決める、最終的には戦争をするかしないかを決める権利が主権だと思います。自分が、我が子が、家族がこんな不幸に遭ったとしたら、一体誰が助けてくれるのでしょうか?一体どんな希望を持てるのでしょうか?

コメント (5)
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11月教室

2010-11-09 08:35:20 | Weblog
今月の教室は27日(土)、13:00から。陰陽講座と調理実習です。調理のメインテーマについては、間もなく松見先生よりご連絡をいただけると思います。

炊き込み玄米ごはん、小豆かぼちゃ、ひじき蓮根のバリエーション(ソース、和え物、蒸しまんじゅう)
きのこの味噌汁(米味噌)、あるいは、
 

雑穀和風ハンバーグ、しぐれ味噌、切り干し大根の焚いたんバリエーション(パスタ、スープ、パンケーキ)
里芋の味噌スープ(豆味噌)、のバリエーションスタイルだと思います。
      

陰陽講座は、具体的実際的テーマを『内と外』ということにしています。平戸の和みさんでお申し込みをお願いします。0950-23-2566

ヒレフリ山教室はいつもの通りです。具体的な日常生活にある事態を通して考えたいと思います。

12月、1月はお休みです。2月の最終土曜日が今年度の終了講座です。予定がおありでしょうから早めにお知らせします。

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