昨夜の夕食は、夫の言う『ちゃんこ鍋』でした。これはアジのつみれを作って水炊きにし醤油だれで食べる鍋料理です。ポン酢ではなく醤油だれなので、お野菜はキャベツ、ニラ、春菊、エノキダケです。柔らかい春キャベツは格別ですし、お豆腐は木綿が私の好みです。これは夫の好みで、夢にも出てくる(?)くらいのメニューで毎日でもよいと夫は言っています。長女が生まれた頃私達は東京に住んでいたのですが、その当時夫が大好きだったちゃんこ鍋屋さんがありました。このお店は双子山部屋のお相撲さんだった人がやっていたので、初代若乃花も時には顔を出されていたそうです。そのお店の秘伝(?)の味に近づけるべく努力した結果の我が家の味です。何年か前平戸のお料理教室でもやったことがあります。マクロビオティックではほとんど使わないアジですが、マクロビオティックではない家族のためにたまには原則を破ることも必要です。・・・・よね??
夫の三大好物はこのちゃんこ鍋と、鯛茶漬けと、おそうめん・・・・・我が家にはおそうめんをゆでる専用のお鍋があるくらいです。それくらい茹で方に気を使います。銘柄も決まっていますし、筋金入りにゆがかなければなりません。おそうめんをお湯に入れたら秒単位の勝負です。それですからどんな呼びかけにも答えませんし、要求にも応じられません。夫もこの時ばかりは文句を言いません。まあ簡単と言えば簡単な夫の胃の腑ですが、それなりに面倒な手間がかかります。アジはさばかなければならないし、小さく刻んで包丁でたたき、すり鉢ですらねばなりません。機械でやるとかまぼこのすり身みたいになっておいしくないのです。鯛茶漬けも鯛探しから始まって同じく鯛をさばかなければなりません。お魚をさばくには包丁研ぎから始まります。包丁の切れが良くないと刺身を引くことは出来ません。
それでと言ったらなんですが、上京してからめっきりちゃんこ鍋を作らなくなりました。何故かというと1.新鮮な材料が手に入らない。2.お台所が狭い!。東京で平戸のように新鮮な材料を入手するのはほとんど無理というものです。そしてお台所が狭いというのは、料理人の意欲をそぐ大きな原因です。平戸にいる時も子供達のアパートでそれを実感したものですが、今回上京して心からそう思います。東京では平均的な家庭的なお台所だと思いますが、お魚をさばいたり大きなすり鉢を据えたりするのにはやはり狭いと思います。広いお台所は幸福の物差しではないかと思います。東京でお惣菜屋さんが幅を利かすのもよくわかります。
昨日は行きつけのデパートの食品売り場に行ったところ、三枚下ろしにして皮もはいだ丁度手頃な大きさのアジがお刺身用として売ってありました。それで久しぶりに夫の好物を作ろうと決心をして買って来たというわけです。それでも平戸のアジの新鮮さとは雲泥の差、仕方ありません本でもご紹介した例の『ぶくぶく装置』の出番です。平戸のアジに近づけるために出来ることは全部して、中骨を取り腹骨の残りを調べます。薄く刻んだものを包丁でたたきます。ここでもご近所に響かないかと、布をかまし俎板を少し持ち上げてしまいました。それから青ネギとショウガのみじん切りを先ずすり鉢ですります。生臭みを消すためにお味噌を少々加えてすります。そこにアジのたたき身を加えてすります。お塩を加える前に十分すります。お塩を加えてもうひとすり、片栗粉とお酒、卵(好みで全卵、白身のみ、黄身のみ、無し)を加えてすり混ぜ出来上がりです。
たれはお醤油を昆布だしで半々に割ったものに刻みネギと炒り立て摺り立ての白ゴマに好みで八味を加えます。お野菜はキャベツ、ニラがメインで大きめに切ります。きのこ(我が家はエノキ)と好みで春菊などの葉野菜、木綿豆腐を添えます。後はご飯さえあれば何も要りません。沢庵があれば最高です。そういうわけで昨夜の夫のお腹は久しぶりに大満足だったと思います。それにしても平戸の我が家は恵まれているんだなあと思います。日本の都会の住宅のお台所に広い調理台があるようになりますように!!!
それでは今日も:
私達はまだ横田めぐみさん達を取り戻していない!!!
夫の三大好物はこのちゃんこ鍋と、鯛茶漬けと、おそうめん・・・・・我が家にはおそうめんをゆでる専用のお鍋があるくらいです。それくらい茹で方に気を使います。銘柄も決まっていますし、筋金入りにゆがかなければなりません。おそうめんをお湯に入れたら秒単位の勝負です。それですからどんな呼びかけにも答えませんし、要求にも応じられません。夫もこの時ばかりは文句を言いません。まあ簡単と言えば簡単な夫の胃の腑ですが、それなりに面倒な手間がかかります。アジはさばかなければならないし、小さく刻んで包丁でたたき、すり鉢ですらねばなりません。機械でやるとかまぼこのすり身みたいになっておいしくないのです。鯛茶漬けも鯛探しから始まって同じく鯛をさばかなければなりません。お魚をさばくには包丁研ぎから始まります。包丁の切れが良くないと刺身を引くことは出来ません。
それでと言ったらなんですが、上京してからめっきりちゃんこ鍋を作らなくなりました。何故かというと1.新鮮な材料が手に入らない。2.お台所が狭い!。東京で平戸のように新鮮な材料を入手するのはほとんど無理というものです。そしてお台所が狭いというのは、料理人の意欲をそぐ大きな原因です。平戸にいる時も子供達のアパートでそれを実感したものですが、今回上京して心からそう思います。東京では平均的な家庭的なお台所だと思いますが、お魚をさばいたり大きなすり鉢を据えたりするのにはやはり狭いと思います。広いお台所は幸福の物差しではないかと思います。東京でお惣菜屋さんが幅を利かすのもよくわかります。
昨日は行きつけのデパートの食品売り場に行ったところ、三枚下ろしにして皮もはいだ丁度手頃な大きさのアジがお刺身用として売ってありました。それで久しぶりに夫の好物を作ろうと決心をして買って来たというわけです。それでも平戸のアジの新鮮さとは雲泥の差、仕方ありません本でもご紹介した例の『ぶくぶく装置』の出番です。平戸のアジに近づけるために出来ることは全部して、中骨を取り腹骨の残りを調べます。薄く刻んだものを包丁でたたきます。ここでもご近所に響かないかと、布をかまし俎板を少し持ち上げてしまいました。それから青ネギとショウガのみじん切りを先ずすり鉢ですります。生臭みを消すためにお味噌を少々加えてすります。そこにアジのたたき身を加えてすります。お塩を加える前に十分すります。お塩を加えてもうひとすり、片栗粉とお酒、卵(好みで全卵、白身のみ、黄身のみ、無し)を加えてすり混ぜ出来上がりです。
たれはお醤油を昆布だしで半々に割ったものに刻みネギと炒り立て摺り立ての白ゴマに好みで八味を加えます。お野菜はキャベツ、ニラがメインで大きめに切ります。きのこ(我が家はエノキ)と好みで春菊などの葉野菜、木綿豆腐を添えます。後はご飯さえあれば何も要りません。沢庵があれば最高です。そういうわけで昨夜の夫のお腹は久しぶりに大満足だったと思います。それにしても平戸の我が家は恵まれているんだなあと思います。日本の都会の住宅のお台所に広い調理台があるようになりますように!!!
それでは今日も:
私達はまだ横田めぐみさん達を取り戻していない!!!