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平戸便り3

2011-09-25 21:48:49 | 平戸
教室を2回お休みにしました。それで三ヶ月ぶりの教室で懐かしく楽しく過ごしました。会場のなでしこ寮の前には何度かご紹介した酔芙蓉が満開でした。田平の自宅に戻って感じたことがあります。それはまず1.広さ、2.大気の透明度、3.自然、特に自然の音。

自然の音というのはもちろん風の音とか風でこすれあう木の葉の音、鳥の声、虫の声などもありますが、自然の中に生きている生き物の動きで立てられる音を今回強く感じました。石段を登ってくるときに聞こえる音は、そんな私の気配に驚いて逃げ出す蛇やトカゲの『カサカサ』というような微妙な瞬間の音です。玄関に向かう石畳の間に蛇も見つけました。

私達のような田舎暮らしのものは、うかつに歩いて蛇とぶつかるなどということはありません。少なくとも2,3メーター先には見つけます。自分の足元に何がいるか分からないのですから、目も耳も澄まして周囲の気配を感じながら歩きます。東京にいて思うことは、多くの人々が案外自分の足元や周りに関心がないということです。ドキッとするような生き物は出てこないのですよね。だから耳にふたをして歩いても平気なのですよね。自分の思うことだけをしていてもいいのですね。

時代の最先端は私達の生きてきた環境とは違うことをしみじみと感じました。



26日追記:昨晩この記事を書いていろいろと思い出しましたが、夫は仕事柄いつも病院からの呼び出しに敏感で電話の音にレーダー網を張り巡らしています。一方私はそういう夫を持っているので気を使っているつもりなのですが、いつも夫に叱られています。ですが育児中いつも思ったものです。私が飛び起こされる夜中の子供の物音や泣き声に夫は全然反応しませんでした。そんなものでしょうね。自分が必要で気にしている音が一番聞こえるんですね。昔から『地獄耳』って言われてきたのも、悪口が聞こえるんですよね。そんな人も悪口は言われたくないんですね。




そして今日も:

     私たちは早く横田めぐみさんたちを取り戻さなければならない!!!
コメント (2)
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