一昨日三か月ぶりの平戸より戻りました。先日からお知らせしている通り、一宮と平戸に咲いている花々にはそれほど変わりはありません。九州でも萩の花が満開でしたが、一宮でも住宅の庭の塀から咲きこぼれている萩の花を見つけました。ですが博多から佐世保に向かう『みどり』の車窓から、駅の構内に咲いている赤と黄色のカンナの花を見つけました。この花はもちろん東京にもありませんでしたし、一宮でもまだ見たことがありません。平戸瀬戸にはそこにだけ亜熱帯性植物が生えている小さな島があります。九州はそんな性質の植物も受け入れられる土地の限界なのかもしれないと思います。強く郷愁を感じました。
まだ小学生だった頃、実家の石段の横に黄色いカンナが咲いていました。父の仕事の都合で子供の頃の私にとって、平戸は夏休みか冬休みの思い出です。それで黄色いカンナは祖父母の思い出と共にあります。父母や祖父母のお陰で楽しい思い出となったあの頃を、いとおしく一つ一つ心の中で繰り返しました。それから刈り入れの時期を迎えた稲が美しく輝いていましたが、今年の稲は丈が短く感じました。雨が降らなかったから・・・・・???
我が家の庭には、例の楊貴妃の酔芙蓉とコノハナノサクヤヒメのピンクの芙蓉が今を盛りと咲いていました。寝室の窓からコノハナノサクヤ姫を見下ろしながら考えました。酔芙蓉はそこからは見えないのです。もしかすると彼の楊貴妃は夜が更けると真っ赤になる・・・・・?????明け方開いた雪のように白い若き日の楊貴妃の横に濃いピンクのしぼんだ昨日の楊貴妃がいます・・・・・・これまで妖艶な楊貴妃までしか想像しませんでしたが、酔っぱらってしまった楊貴妃・・・・・・・これまた確かめませんでしたが、想像するのも楽しい・・・・・???
来月には咲いているだろうと金木犀のつぼみを探しましたが、我が家の金木犀は大きくなりすぎて一昨年丈詰め(?)をしたため、どうやら昨年に引き続き今年もお預けのようです。そして平戸はまたアゴの季節・・・・・・・・・そして弟が今年もまた彼の〝とんご柿〟を届けてくれました。こうして『繰り返し』の私の秋も巡っています。
それでは今日も:
私達は横田めぐみさん達を取り戻さなければならない!!!