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国号・日本と皇統

2020-08-12 16:36:09 | 父の背負子2(最終章・これを知るために)

以前この同じカテゴリー(最終章・これを知るために)に入れて『日本とは』という記事を書きました。再度記事にしようという心に急かされたのは、何度も何度も言葉や文字にすることが広く考えていただくためになるのではと思うからです。そして、これから日本を背負っていく若者の目に触れることを願っています。

 

『日本』・・・・・この美しい国号・・・・・この漢字を採用されたのは、何度も言うようですが、聖徳太子です。そして、『やまと』と読みました。この『ヤマト』は『大和』という神武天皇が宣布された『建国の精神』であり、これが当初の国号です。神武天皇は、何を大和(だいわ)しようと思われたのか・・・・・それはご自分の民族(ヤマ・ジャバ)と土着の様々な民族とを大和して、みなが睦み合う国を建てよう!!と決心なさいました。これが有名な『八紘一宇』の宣言です。当時の日本は、これまで随想古事記のシリーズで述べてきましたように、『五色人』の住む地域でした。私達の『五族共和』はこの時に自分たちの合言葉になりました。それで、大東亜の理念と平等の精神へと発展し、『五輪(オリンピック)』も日本人の心情にぴったりですっかり馴染んでしまいました。(だけれども、ギリシャ世界、あるいはヨーロッパ世界における五輪の精神と同じだと信じ込むのは危険だろうと思います。)

神武天皇の民族国家『邪馬台(やまと)』と、その他の様々な民族国家『五色人国家』・・・・・神武天皇が幾内入り(後の『大和入り』)された時の古事記の記事には、先に降臨されたアメノホアカリ(天火明)ノミコト(私はニギハヤヒノミコトのことだと思っています)が十種(とくさ)の神宝(かんたから)を持ってこられて臣従されたことが述べられています。このアメノホアカリノミコトと私は偶然愛知県一宮でお会い(?)しました・・・・・というのも、夫の仕事の関係で一年余り一宮に住むことになったのです。その一宮に鎮座する尾張一宮・真清田神社のご祭神がアメノホアカリノミコトで、天照大神のご長男・アメノオシホミミノミコトのご長男です。そして母君タクハタチチヒメも同じ境内に服織(はとり)神社にお祭りされていました。織物の町のご祭神!!!!!・・・・・と、感動したのを覚えています。この方は特別の『五色人の神々』で、天孫降臨のニニギノミコトの兄君です。その臣従されるという御心に納得できなかったというのが、アメノホアカリノミコト妃の兄・ナガスネヒコの物語です。

『五色人』の様々なまつろわぬ国君ら(これも随想古事記で記事にしました)を統一され、橿原(かしはら)の地で『大和のヤマト』を宣言されわが日本は誕生したと伝えられています。それ以来ずっと『大和朝廷』という漢字で表現されてきた国名国号の由来を、私達日本人ははっきりと自覚しなければなりません。そうすることが、『なぜ皇統の維持が、日本の存続と同じであるのか』を理解することになるからです。

 

『ヤマト』は神武天皇のご出自による国号です。そして『大和』は国家統一のご事績による国家運営の理念(五族共和)を表明する国号です。そしてその皆の幸せを願う『八紘一宇』という理念の継続が皇統の男系による継続・万世一系の所産で、私達が今日まで継続することを可能にしたのです。どうしてかという理由は、理念というものが背骨(神経系)によっており、その遺伝形式は父から子へと受け継がれるものだからです。背骨という形ではなくて、形を作る回転数というか振動数というか(精神波動は認識も含めて振動によって成立しています)・・・・・いわゆるスピンというものによっているからなんです。もちろん女の子も父から背骨の振動数はもらうのですが、その子の背骨は夫(その子の父)から受け取るんです。だからその理念は男の子から男の子へと渡ることは明らかですが、女の子の方からはいつその欠片が消えたかわかりません。これでは担がれる神輿の中の心が行方不明になったり、取り換えられたりしてしまいます。皇統は、どんなことをしても、明らかな理念の体現者でなければなりません。私達日本の先人たちは、そのことをはっきりと知っていたと思われます。皇統は私達の『大和』の理念の継続です。

その『大和』を聖徳太子が外交上の目的で『日本』という字を採用されたのは、根本的なところでその意味するところが同じだからです。『邪馬』と『ヤマ』と『東』は民族を表すうえでは同じ意味です。以前『東歌』は『ツカル歌』だという記事を書きました。結論だけを言うと『ツカル』も『タク』も『ツケ』も同じ出自を表しています。そして『邪馬』と同じです。その『東(ツカル)』を意味する『日の出』から『日』という漢字を採用されたのだと私は信じています。そして『本』という漢字の意味するところが、『ト』・・・・・これは私の『カタカムナ』による確信でもあり、近いうちに『高句麗の謎2』と題して意見を展開しようと思います。ですから、『日本』も理念を受け継いだ『ヤマト』です。そして皇統の継続が、明確にどこかにまぎれこむことなく完全に『万世一系の天皇』の背骨として国民の幸せを願う『国の弥栄』をそのまま表しています。皇統が途切れたら『日本』は、死体となって数年は残るかもしれませんが、消えてしまいます。そのことをそれぞれが深く知るべきです。若者が知るべきです。敗戦による国家解体の国難を克服して、立ち直らなければなりません。

その皇統が脅かされています。それこそが敗戦による国難の象徴で日本の危機です。現在のように縮小された皇族であることを考えると、内親王様に旧宮家や何代か遡って皇統に連なる男子と結婚していただく以外にないと思います。そうした場合にのみ宮家の創立をして、鍛えれば取り戻せる背骨のスピン量を復元していただきたいと思います。内親王様には結婚の自由はない!?!?!!・・・・内親王様でなくとも、私達はタネなのですから、もともとそれほど自由はないのです。一般人の自由が欲しいとおっしゃるのであれば、降嫁していただく以外にありません。旧宮家の男子にも自由をお捨ていただく以外にありません。そして今上陛下のご薫陶をいただく・・・・・なにがしかの方法を国民が模索しなければいけないと思います。私達の危機です。

 

 

私の意見は、これまでの自分なりの探求をしてきた『ホツマツタエ』『上記(うえつぶみ)』『カタカムナ』『マクロビオティック』などを踏まえた上で、古事記の研究をした結論です。ユーチューブで面白い動画を見つけてちょうどよかったなあと思っていたら、下書きののまま忘れて公開されていませんでした。以下追記です。その動画をご紹介したいと思います。それは、動物行動研究家となっていましたが、竹内久美子先生の『皇統とY染色体のヒミツ』という動画です。この方はとても面白い方で、今遡って拝見しています。そうそう、さらにもう一つ興味深い記事がありました。ヨーロッパの科学者の研究発表だったと思いますが、『精子はスピンしながら進行する』というものです。スピン数が遺伝するのだと思いました。受精後精子は受精卵の何になるのか、若者の研究テーマにしていただけたらと思います。それから、『ホツマツタヱ』には色々と考えさせられる記述があって、息の数という寿命が決まっていて、半数ずつ父からと母から受け取るのだそうです。ですから呼吸の長さが全体の長さを決めることになります。マクロビオティックによると、草食は長くゆったりとした呼吸をし、肉食では短い荒い息をすることが示されています。僧侶が長生きなのも精進のせいですし、それでなければ宏遠な宇宙の息と同調できません。興味深いと思います。

 


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