ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

2023祇園祭はじまる 【祇園祭Ⅰ】

2023-07-06 11:23:24 | 伝統文化

 

 

令和5年、7月1日。二階囃子といわれる山鉾町の会所二階などでお囃子の稽古がスタート、京のまちに祇園囃子(ばやし)が響きはじめる。その音が京都の夏の風物詩「祇園祭」を告げる。31日までの一ヵ月間祭り行事が執り行われる。

祇園祭といえば、我われになじみがある宵山。お昼ごろから夜遅くまで屋台露店が烏丸通・室町通・新町通などに並ぶ。そして夕方から山鉾の提灯が灯され、囃子方がある山鉾で祇園囃子が響く。夕方から四条通・烏丸通などが歩行者天国になり全国にその賑わいが映像で紹介される。

 

そして17日(月)は、いよいよ祇園祭前祭の本番である「山鉾巡行」。神の使いとされる稚児をのせた長刀鉾が午前9時に四条烏丸を出発、長刀鉾を先頭に23基の山鉾が四条通・河原町通・御池通を巡行。巡行が始まってすぐの四条麩屋町で先頭の長刀鉾の稚児による注連縄切りという行事が行われる。山鉾巡行の見どころの一つである。

 

この注連縄切りは境界線の意味を持ち、「神域への結界を解き放つ」役割がある行事である。この行事によって結界は解かれ、山鉾は人間の領域から神の領域(八坂神社)へと進む。注連縄切りを行う際は太刀を用いるので当然小さな男の子だけでは危険なので大人が稚児の後ろで二人羽織のようにサポートする。

 

今年は国内外からも多くの観光客がこの日にあわせ参集する。日本の古式ゆかしい伝統を昔のままで伝え継ぐ祭り、その最高峰である「祇園祭」がはじまった。

(第二弾につづく)

 

 

 

 

稚児による注連縄切り

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 注連縄切りの写真/ フリー画像より転載

 

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男児の成長を願い 青天にたなびく

2023-04-29 20:11:19 | 伝統文化

桜が終わり新緑に染まる夙川に
端午の節句の鯉のぼりが泳ぎ始めた。

今年度はコロナ禍のあとということで、

阪急電車を挟み北へ南へ数十メートル間隔で吊るされている。

男児の健やかな成長を願い
青い天に真鯉、緋鯉、子鯉が風にたなびいていた。

 

 

 

 

 

リポート&写真/  渡邉雄二

 

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北野天満宮「曲水の宴」で詩歌を披講 平安の絵巻を楽しむ

2023-03-20 14:38:21 | 伝統文化

 

この3月11日に天満宮の総本社 北野天満宮の菅原道真公の祭神の地で、「和魂漢才」の精神を旨とした特別な和漢朗詠形式で行われた「曲水の宴」。詩歌や諸芸能を披露する、平安絵巻の世界を楽しむかの如しの催事であった。

もともとは、古代中国で行われていた上巳(桃の節句)の祓で、三月の最初の巳の日に水辺で体を清める行事として行われていたのが、宴の形式で日本に伝わったとされている。

 

 

 

詩歌披講の前に、曲水の宴は遥か遠くになり、その名残も絶えてしまっている。巴という字のように曲がりくねった川で風流韻事を好んだ魏の文帝を想って雅な遊びを楽しむ、という「花時天似酔」が朗詠され、和歌・白拍子舞が披露された。

そして、漢詩を詠む詩人と和歌を詠む歌人等がそれぞれの想いを綴った詩歌を詠む曲水の宴のクライマックスに。それぞれが詠んだ詩歌を披講し、その詩歌に込められた思いを解説した。

 

 

 

 

 

道真公は、ご存じ「東風(こち)吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」という有名な歌がある。大宰府へ左遷される寂しさとこの地の名残惜しさをこの歌で表している。その道真公の思いをこのような曲水の宴でいまに伝えられているのも、また風流である。

 

リポート&写真/ 渡邉雄二 資料参照/ 曲水の宴パンフレット

 

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春の舞 上七軒「北野をどり」が先陣をきる」

2023-03-13 10:44:11 | 伝統文化

京都には5つの花街がある。春本番を迎えるなかで、花街がそれぞれ継承する伝統技芸の一つである「舞・踊り」の公演が行われる。

ちなみに祇園甲部は「都をどり」、宮川町は「京おどり」、先斗町は「鴨川をどり」、祇園東は「祇園をどり」(秋のみ)、そして上七軒は「北野をどり」など、それぞれの花街を代表される舞が披露される。

 

 

 

先日、北野天満宮へお参りさせていただいた帰りに、上七軒歌舞練場添いの小路を歩いた。歌舞練場の土塀に紅梅が咲き誇っていた。梅が散りしおれ、桜が咲き乱れる頃に、北野天満宮のお膝元で花街燈火を絶やすことなく灯し続けられている上七軒の「北野をどり」が行われる。

今年は3月20日から4月2日まで、黒裾引姿に揃えた芸妓さんと色とりどりの鮮やかな衣裳の舞妓さんの演舞が楽しめる。

 

    2023年の北野をどりのポスターより

 

ちなみに各歌舞会の日程

■北野をどり/3月20日~4月2日 上七軒歌舞練場

■都をどり/4月1日〜4月30日 祇園甲部歌舞練場

■京おどり/4月1日~4月9日 京都芸術劇場 春秋座

■鴨川をどり/5月1日~5月24日 先斗町歌舞練場

■祇園をどり/毎年11月 祇園甲部歌舞練場

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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今日は、梅と桜のはざまに咲く「桃」が主役 

2023-03-03 11:03:27 | 伝統文化

 

今日は3月3日、「桃の節句」。
節句は、中国の暦法で定められている「季節の変わり目」のことをいう。

雪の中で香を放つ「梅」、春のにぎわいを感じさせる「桜」。

冬から春へ移ろう、ちょうどその変わり目に咲く「桃」を節句と称した。

 

梅、桃、桜はなかなか見分けがつきにくい。桃は、花弁の先が少し尖っている。ちなみに梅は丸く、桜はハート形。桃は、梅と桜の狭間に咲くので馴染みが薄いのかもしれない。

女の子の健やかな成長を祝い雛人形を飾るのは、桃の節句の大切な行事。一般の家ではその風習も残念ながら薄らいでいくが、地域によっては町をあげて雛人形を飾り、日本の古きよき伝統文化を守っているところが随所に増えている。伝統を受け継ぎながら新しい雛祭りの風習が生まれてくることを期待している。

 

 

リポート&写真/ 渡邉雄二

 

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