ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

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東寺の柳は蓮と一対に。

2017-08-25 11:20:30 | 文化想造塾「神社仏閣」
東寺の蓮池のほとりに柳の木がある。
平安時代の能書家 小野道風の逸話に、蛙が柳に飛びつこうと何度も繰り返す。このひたむきの蛙の努力を見ていると、努力するれば運も味方する。
そんな想いを持ったとある。
その逸話が「柳」と「蛙」を結びつけたかどうかは知らないが、一対でよく登場する。

「柳」といえば、中国の古典によく出てくる。”別れ”とかの場面で近親者が別れの餞けに”達者で暮らせよ”と柳を輪にして手渡す風習があったようだ。

そんな風習も、空海が唐から持ち帰った行李(こうり)の中に詰まっていたのかも知れない。

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