蓮華王院三十三間堂は、東に面して、南北にお堂内陣の柱間が33もあることから三十三間堂という名称になった。その中の中央に丈六(一丈六尺<4.85m>)の中尊と呼ばれる「千手観音坐像」が安置されている。その左右を囲むように千体の等身の千手観音立像が10列の階段に並ぶ姿は圧巻。黄金の輝きを放つ観音像、三十三間堂ならではの世界を見せてくれる。
三十三間堂の東側の朱塀門沿いに南へ下がると、蓮華王院南大門がある。振りかえり南大門から朱塀を眺めると漆黒の中に朱が映え、幻想的に景色をつくり出している。どんな角度から見ても蓮華王院は輝いて見える。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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