過去に参拝したことがない寺院を訪れて際に必ず確認するのが本尊。寺院によってさまざまで、また宗派によって異なる場合があるので確認は欠かせない。事前に調べていく場合でもできるだけ確かめる。まして大きい寺院になると本尊の両脇に仏像が並んでいる場合も多い。その仏像の名前も知ることで本尊への興味が増す。
前回紹介した御寺泉涌寺も三世仏として三尊が並んでいた。シリーズで紹介している「光雲寺」の本尊は釈迦如来坐像で、その釈迦像の両脇に二体の仏像が立っていた。釈迦像に向かって右に摩訶迦葉尊者(まかかしょうそんじゃ)、左に阿難尊者(あなんそんじゃ)という仏様。本尊として祀られている釈迦如来像にはこの二尊者が脇侍として安置されている場合が多い。
摩訶迦葉尊者は釈尊の十大弟子の一人で、釈尊の入滅後は、その教えをまとめるなど実質的な後継者として存在したことは伝えられている。一方、阿難尊者は、いつも釈尊に寄り添っていたので教えをまとめるに当たって、もっとも教えを身近で聞いたということで欠かすことができない存在であったという。そういうことから釈迦如来像には、この尊者が脇を固めることになったようである。
何百年という時を経てきた仏像も多い。多くの人たちの崇拝の対象として今に受け継がれ、そして未来へと続いていく。手を合わせ、眺め、そして心の声で語りかけるとすべてを救い取ってくれるような気がするから不思議だ。
本尊である釈迦如来坐像
脇侍の摩訶迦葉尊者 (ピンボケですいません)
脇侍の阿難尊者
リポート&写真/ 渡邉雄二
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