私事で恐縮だが、昨日は二人目の孫の「お食い初め」に娘宅へ行ってきた。
ご存じのとおり、お食い初めは、赤ちゃんの生後100日~120日目ごろに、健やかな成長を願ってお祝いの料理を与える、日本古来の伝統行事である。
100日の節目を迎えられたことを神様に感謝し、わが子の成長を祝うもので、「子どもが一生食べ物に困らないように」という願いをこめてごちそうを与える儀式である。
実際には食べることができないので、食べる真似だけをして祝う。
準備する料理は、鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物の5品。箸は両端が細くなっているものを使う。そしてもう一つ欠かせないのが、「歯固めの石」。石のように硬く丈夫な歯で長生きできるように、と小石を用意し、その小石に触れた箸を赤ちゃんの口に触れさせて食べさせる儀式である。
親が子の健やかな成長を願いいまも行われているようだ。
椅子に座らせられた孫にとってみれば、大きくなって写真を見る機会があれば、親への感謝がさらに深まるはず。そんな人生の始まりの一コマである。
リポート&写真/ 渡邉雄二 参考資料/ お食い初め情報を参照 Reported & Photos by Yuji Watanabe
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