ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

ほんのりと春の香

2019-02-17 10:40:19 | 雑感
小雪が舞う京の街。
川沿いに、山里に、そして境内にいち早く咲く梅の花。
色を愛でるのもよかろうと近づけば、ほんのりと春の香りに包まれる。

相國寺 温もり香る 四方の梅



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静寂の中に、息遣いが聞こえてくる

2019-02-16 21:42:00 | 文化想造塾「神社仏閣」
大きい寺院を訪ねると、なぜか境内を歩き廻わる習慣がついている。
ここ相国寺も境内は広い。臨済宗相国寺派本山とあって塔頭が多く、修行場を含む専門道場のような建物も随所にある。
そんななかで、気になるものが目に入る。
法堂への渡廊下の反り上がる屋根、モノクロームの壁面、修行道場の門、手水舎、鐘楼、
そして衰えた老木等々が静寂のなかに浮かび上がってくる。















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彩を添える「加慶飾り」

2019-02-15 10:43:18 | 伝統文化
大阪 船場高麗橋の、婚礼儀礼品の店、渋谷利兵衛商店さん訪ねると、
数々の結納水引飾りがところ狭しと並んでいる。
目をひく水引飾りもさることながら、「加慶(掛け)蓬莱」の正月飾りの清廉さがきわ立つ。
現代の和室、洋間にしても彩りを添える飾りモノとして。

有識の橙、水引を七五三縄(しめなわ)とし稲穂を垂らし、紙垂をはさんで、
中国の霊峰、蓬莱山に見立てた日陰のカズラ(ヒカゲカズラ)を這わしたものが目を惹く。
ヒカゲカズラの代わりに水引を垂らしコンパクトにまとめたお飾りもまた可愛らしい。

赤、白、黄、緑と彩りも美しい寿ぎの飾りであるが、部屋のインテリアとして飾るのも華雅精彩を放つような気がする。





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千本釈迦堂の"みほとけ"を拝覧

2019-02-12 17:16:03 | 文化想造塾「逸品殿堂」
どことなく穏やかな表情にみえる。ひと仕事終え、我が殿にもどり鎮座されているからであろう。
そう思って拝覧すると、そのように見えてくるから不思議である。
昨年の12月初旬までの約2か月間、東京国立博物館で多くの人たちの、
珠玉としての熱い眼差しをうけ、寛大な “みほとけ”の十力を授けられたことであろう。

常しえの棲み処、千本釈迦堂(大報恩寺)で800年ちかく時代を超えて世情を視てこられた。
そして今も、さらにこれからの未来をも。来年2020年が大報恩寺開創800年。
それを前に、昨年の東京に続いて、今年4月23日から九州国立博物館で京都 大報恩寺『快慶・定慶のみほとけ』特別展が開催される。

快慶の一番弟子とされる行快が造った、同寺の本尊薬師如来坐像(秘佛)をはじめとする、
釈迦の弟子たち10人の僧侶の像(快慶作)、そしてまた、快慶の弟子、定慶作の六観音菩薩像などが九州国立博物館にそろう。
東京に引き続いて「慶派」といわれる大佛師の傑作佛像が、九州の地で晩春から初夏を過ごされる。
その合間に、常地、千本釈迦堂で “みほとけ”を拝覧させていただいた。それも撮影が許されてのことだった。





六観音像
如意輪観音菩薩坐像


准胝観音菩薩立像


十一面観音菩薩立像


馬頭観音菩薩立像


千手観音菩薩立像


聖観音菩薩立像

(以上定慶作)

十大弟子立像(快慶作)


写真は転載禁止
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七類堂天谿師の、玄妙なる道釈画集「天開図画」

2019-02-09 16:09:42 | 文化想造塾「道釈画」
シリーズ道釈画Ⅰ序章【七類堂天谿画集】

七類堂天谿(しちるいどうてんけい)師の画集「天開図画」。
天開いて、画き図す(えがきしめす)
"現代の雪舟"といわれ七類堂天谿師の、玄妙なる道釈画の世界を表した作品集。
釈迦や達磨、臨済、羅漢などの人物を信仰の対象にせずに画いた人物画のことある。

この画集は、ご縁あって先日お会いした際に、天谿師ご本人から拝受した貴重な逸品である。



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