ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

お守りとしての仏画と心経

2019-02-08 17:42:27 | 文化想造塾「曼荼羅」
写真のものは、神戸での写仏写経曼荼羅アート講座の課題である。
そして明後日の泉佐野市での講座も同じ課題で、参加された方たちにチャレンジしていただこうと思っている。
今回は「御守護」。お守りつくりである。和紙を折りお札形にすることから始める。

仏画は、自身の干支の仏画を写し、そして般若心経を書き綴る。心経を綴る場所、形は自由である。
ただ、中に、自身の名前と祈願(漢字4字)をいれるというのが約束ごと。封印は同じように自身の干支の梵字で締める。
できたお札をどうするかも自由である。柱に飾るのも、また仏壇の引き出しにしまうのもよかろう。
ただ、強い思いこめて作った、世の中に一つしかない自分だけの祈願札なので、自分の身近に置くのがよかろう、と思う。






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たなごころで独り茶

2019-02-08 17:37:06 | 一茶庵「易社」
たなごころで独り茶。
雁が音を五煎まで淹れて味の変化を愉しむ。
急須にたっぷり雁が音をいれ、湯のみ1/3程度のぬるま湯を、
茶葉にできるだけかからないようにそろりと入れる。
一煎ごとにぬるま湯を減らす。味が一煎ごとに変わっていく。

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林和靖の"梅"の世界へ

2019-02-05 17:05:09 | 一茶庵「易社」
林和靖Ⅱ
素心という淹れ方で淹茶(えんちゃ)三煎まで淹れ、味の変化を楽しませてもらった。
淹茶を楽しむ合間に、お軸の梅から林和靖の “梅” の世界へと誘われていく。

前回の記事で紹介したお軸は、梅の枝ぶりが下向きに描かれている。
その意図は、林和靖の「山園小梅」の詩を理解したうえで描いているからこのような梅の画になるのだろう。
さらに、鶴の代わりに猪を描いているのが、またなんとも滑稽である。

山園小梅(さんえんしょうばい)に「疎影横斜水清浅」という一節がある。
“咲き始めて花もまばらな枝の影を、清く浅い水の上に横に斜めに落とし” という意味になる。
枝が垂れ下がり、まばらに咲く花の姿が水面にうつし出されている。
そして続く「暗香浮動月黄昏」が対句になり、月もおぼろの黄昏どきに、梅の香りがどこからとなく香ってくる。
姿は見えぬが梅の存在を感じさせる。
梅を愛する林和靖の、隠逸の悲哀を詠った詩の一節である。
素心で淹れた淹茶の渋味、苦味が、林和靖の隠逸の悲哀とかさなってくる。

山園小梅 林逋

衆芳揺落独嬋妍  
占尽風情向小園  
疎影横斜水清浅  
暗香浮動月黄昏  
霜禽欲下先偸眼  
粉蝶如知合断魂  
幸有微吟可相狎  
不須檀板共金樽 

いろいろな花が散ってしまった後で、梅だけがあでやかに咲き誇り、
ささやかな庭の風情を独り占めしている。
咲き初めて葉もまばらな枝の影を、清く浅い水の上に横に斜めに落とし、
月もおぼろな黄昏時になると、香りがどことも知れず、ほのかにただよう。
霜夜の小鳥が降り立とうとして、まずそっと流し目を向ける。
白い蝶がもしこの花のことを知れば、きっと魂を奪われてうっとりするに違いない。
幸いに、私の小声の詩吟を梅はかねがね好いてくれているから、
いまさら歌舞音曲も宴会もいらない。

下の写真はYAHOO画像より転載


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舞妓さんによる奉納舞と豆まき。八坂神社

2019-02-04 11:07:41 | 伝統文化
節分の日、京都はポカポカ陽気。
八坂神社に参拝、節分祭が賑々しく行われていた。
花街宮川町の舞妓さんや年男年女の豆まきを見ようと、
茶店で甘酒をいただきながら一服。久しぶりのむ甘酒が喉に染みる。
見る見るうちに境内は、舞殿を中心に人の渦が広がっていく。
立春に前日に行われる節分は、年越しの日としていまも数々の行事の一つとして伝え継がれている。









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隠逸詩人、林和靖と素心

2019-02-03 11:50:09 | 一茶庵「易社」
先日の煎茶稽古では、久しぶりに隠逸詩人 林和靖こと「林逋」が取り上げられた。
北宋初期の代表的な詩人として、いまもその名声は伝え継がれている。
若くして身寄りがなく貧しい生活をしながら詩を学び、杭州西湖のほとりの孤山に隠居。
生涯独身を通し、梅と鶴を伴侶とした生活を送ったといわれる詩人である。
林和靖の詩の中でも、とくに梅花と西湖の美しさを詠った「山園小梅」は最高傑作として、いまの時代にもよく登場する。

掲げられている、このお軸がどのように「山園小梅」につながっていくのか、この時点ではまったく理解できてなかった。
見ての通り、お軸に描かれているのは、今年の干支「猪」のようである。
その猪が何を見ているのか、ということになる。その横に描かれているのは、たぶん梅と思われる。
「その梅だけど、なにか変とは思いませんか」、という宗匠からの問いかけに答えは見つからなかった。
宗匠曰く、梅というのは、お軸に描かれているように、枝は下に垂れていくことはない、という。
枝が横に広がり、その枝から上に向く性質を持っているから、と。
では、なぜあのように下向きに? と問われてみても・・・。

お茶は “素心”という淹れ方で煎茶をいただいた。急須に煎茶をたっぷり入れ、その中に水柱にいれていたお湯(ぬるめ)を注ぐ。
お猪口ほどの湯呑に半分程度の量である。入れてしばし待つ。そして湯呑にそそぐ。
煎茶のまろやかさが存分に味わえる一煎目である。そして二煎目はさらにぬるくなったお湯を直接急須にいれる。
また、しばらく待つ。二煎目は、予想通り渋味がたってくる。この渋味が “素心”のだいご味である。
三煎目はスペシャルが用意された。渋くなった茶葉にお酒をそそいだ。少し時間をおいて湯呑につぎ分け試飲。
おいしい味とは言えないが、年はじめのお屠蘇がわりに、と。
<つづく>




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