一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

485  水虫の薬ころがる炬燵かな      炎火

2012年02月01日 | 

(みずむしの くすりころがる こたつかな) 

 

文化的生活というけれど、文化とは一体なんじゃいな?

 

その代弁者の一人は、水虫君である。私達は無駄に大量にオイルや電気を使い、室内を過剰に暖め、水虫菌を飼育しているのである。

 

この句の「炬燵」は、エアコン、ストーブ、電気カーペットなど、様々な暖房器具の単なる代表であって、ちと古臭く感じる。しかし、庶民的であるが故に、日本の津々浦々まで水虫が蔓延しているような感じがする。

 

恥ずかしながら、そういう私も文明病に侵され、水虫菌を育てている一人である。

 

コメント
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