一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

496  マスクして帽子被りて謎めかず

2012年02月15日 | 

 (マスクして ぼうしかぶりて なぞめかず) 

 

 花粉症がひどいので、マスクして帽子を深々と被り泥棒スタイルで、ある吟行会に参加したが、誰一人として「どうしたの」「風邪?それとも花粉症?」「泥棒にでも行くつもりか」ともなんとも言われず問われず、完全に無視されたことがあった。それが可笑しくて作った句である。

 

この句を、ある地元の俳句結社に投句したが、「謎めか」が「謎めか」になっていたので、ミスプリントだと連絡したところ、「謎めかす、の方が面白いので、訂正しておきました」と、主宰の返事だった。

 

「あほか、それでは句意が全く逆ではないか。」とは、勿論言えなかったが、それっきりそこへの投句は止めた。

 

 

 

コメント (6)
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