一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

503  風花や寄り添って行く赤と黒  茂登子

2012年02月24日 | 

 確か三島由紀夫が言っていた。①この世には、自分にはできないことなので、想像して書いた小説と、②思う存分やりたい放題をやって、年取ってから書いた自伝的小説の2種類しかない、と。

 

 前者①の代表がスタンダールの「赤と黒」 スタンダールは、醜男で女性に全くもてなかった。それ故、美青年を主人公にして大恋愛小説を書いたのだそうである。

 

 三島は、後者②も実に面白いというある小説を例に出していたが、とうとう題名も作者も忘れてしまい、未だに読んでいないのが、実に残念である。外国人の小説であった、と思う。

 

 さて、この句の赤は、作者だろうか、それとも他人だろうか。それによって、句の意味が随分違う。私の願望としては、絶対作者自身であって欲しい。

 

Black-crowned Night Heron 0f Hawaii

 

コメント
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