一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

489  人群るるパワースポット実朝忌

2012年02月07日 | 

 

 もう20年も経つだろうか。ある気功師が言っていた。「熱海は気の強い所である。富士山や箱根を含めたこの一帯がそうであるが、ここもなかなか気が強い。だから熱海には宗教団体の本部が多いのだ。気は、宇宙から受け取るもので、特に大木の前で両手を広げ、瞑想すると良い」

 

さあ、ホントだかどうだか。真偽のほどは別として、我が住める土地を誉められて、悪く思うことはあるまい・・・・・・まあ、その程度に思っている。

 

 ところが、最近の「パワースポット・ブーム」に近くの「伊豆山神社」が当たっているらしく、毎日青年達がお参りに来ているという。

 こんな、ちっぽけな神社のどこにパワーがあるのか、と訝しむのだが、頼朝と政子が逢引したのも事実らしいし、鎌倉幕府の絶大な保護があったようだし、国宝の政子の髪で作られた曼荼羅もあるし・・・・・

 

 いづれにしても、この不景気に多くの若者が伊豆山神社にやって来るのは、悪いことではない。しかし、彼らは一体何を拝み、何を祈っているのやら。思慮努力もしないで、棚ぼた式の御利益など有り得ないことを知っているのだろうか。

 

コメント
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