(われこそは はなさかじいさん はいをまく)
この句に、季語はあるだろうか。「花」があるから、無理して「春」。しかし「花咲爺さん」では、季語になりそうもない。
「灰を撒く」は、早春の季語にならないだろうか。我が家でも薪ストーブの灰は、毎日出る。一冬薪を5トンは燃やすから、相当の量の灰だ。というわけで、勝手に冬、又は早春の季語とさせていただく。勿論、無季と言われても一向に構わない。
灰(CaO₂)は、肥料とは言えないかもしれないが、酸性土壌を中和するから、植物の成長には、絶大な効果があるはずだ。この物語の作者もそれを踏まえて作ったのだろう。
というわけで、「灰をパッパー、桜がパー」と呟きながら、暮から毎日、庭に灰を撒いている。山桜の根元にも撒いている。さて、今年の桜の咲き具合は・・・・・