一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

500  「一筆」のあとは略して囀れり

2012年02月21日 | 

(「いっぴつ」の あとはりゃくして さえずれり)

 

500回記念の今日、なんと鶯が鳴いてくれました。ご褒美をもらった気分です。「初音」でした。まだまだ寒いですが、もう春が来ているんですね。

 

 さて、この句の意味が即座に推測できる人は、かなりの野鳥好き、だと思う。野鳥には「聞きなし」というのがあって、例えば聞きなしが、

 

カッコー(郭公)は、鳴き声がそのまま名前になった。

オオヨシキリ(行行子)も、鳴き声「ギョーギョーシイ」が名前の字「行行子」になった。

サンコウチョウ(三光鳥)は「ツキヒホシーホイホイホイ」三光とは月・日・星のこと。

ウグイス   (鶯)は「ホウホケキョ(法・法華経)」、

ホトトギスは (時鳥)は「トッキョキョカキョク(特許許可局)」

ホオジロ(頬白)は「イッピツケイジョウツカマツリソウロウ(一筆啓上仕り候)」

 

 鶯などもそうだが、春に初めて囀る野鳥は、上手く鳴けない。この句の、囀っている鳥は、勿論ホオジロのオスで「イッピツ」だけで止めてしまった。

 

 コサギ(little egret in hawaii)

コメント (2)
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