(「いっぴつ」の あとはりゃくして さえずれり)
500回記念の今日、なんと鶯が鳴いてくれました。ご褒美をもらった気分です。「初音」でした。まだまだ寒いですが、もう春が来ているんですね。
さて、この句の意味が即座に推測できる人は、かなりの野鳥好き、だと思う。野鳥には「聞きなし」というのがあって、例えば聞きなしが、
カッコー(郭公)は、鳴き声がそのまま名前になった。
オオヨシキリ(行行子)も、鳴き声「ギョーギョーシイ」が名前の字「行行子」になった。
サンコウチョウ(三光鳥)は「ツキヒホシーホイホイホイ」三光とは月・日・星のこと。
ウグイス (鶯)は「ホウホケキョ(法・法華経)」、
ホトトギスは (時鳥)は「トッキョキョカキョク(特許許可局)」
ホオジロ(頬白)は「イッピツケイジョウツカマツリソウロウ(一筆啓上仕り候)」
鶯などもそうだが、春に初めて囀る野鳥は、上手く鳴けない。この句の、囀っている鳥は、勿論ホオジロのオスで「イッピツ」だけで止めてしまった。
コサギ(little egret in hawaii)