一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

555  落花浴ぶ刹那切なの落花浴ぶ

2012年04月14日 | 

(らっかあぶせつな せつなのらっかあぶ)

 散りゆく桜には、「同期の桜」のような戦争肯定の軍歌のイメージが、戦争を知らない私にもあったが、最近そういう残像もようやく消えかかっている。

 日の丸や君が代を戦争と結び付けるのも、すでに時代錯誤かもしれない。逆に、日の丸や君が代が、平和の象徴とならねばならないのだろう。

 さて、桜には、開花を待つ「高揚感」と、散ってゆく「寂寥感」が一対となっている。歳を重ねるにつれて、この高揚感と寂寥感が益々強くなってゆくような気がする。こういうことを、もののあわれ、と言っていいのかもしれない、などと思う。

ムスカリ

ユリ科(ヒアシンス科)ムスカリ属

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする