(らっかあぶせつな せつなのらっかあぶ)
散りゆく桜には、「同期の桜」のような戦争肯定の軍歌のイメージが、戦争を知らない私にもあったが、最近そういう残像もようやく消えかかっている。
日の丸や君が代を戦争と結び付けるのも、すでに時代錯誤かもしれない。逆に、日の丸や君が代が、平和の象徴とならねばならないのだろう。
さて、桜には、開花を待つ「高揚感」と、散ってゆく「寂寥感」が一対となっている。歳を重ねるにつれて、この高揚感と寂寥感が益々強くなってゆくような気がする。こういうことを、もののあわれ、と言っていいのかもしれない、などと思う。
ムスカリ
ユリ科(ヒアシンス科)ムスカリ属