一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

556  下萌や犬の掘りたる深き穴   洋子

2012年04月15日 | 

(したもえや いぬのほりたる ふかきあな)

  庭に大きな穴と盛り上げた土の山があったので、犯人は我が家の「モモ」に違いないので、「モモ、駄目じゃないか、こんなところに穴を掘って」などと呟きながら、スコップで穴を埋めようとしたところ、盛り上げた土の中から、野兎が出てきて驚いたことがあった。つまりそれは、野兎を土で隠すための穴だったのだ。 

  しかし、今回の穴は格別深い。掘ったデンの体がすっぽり入ってしまうんだから。天気のいい日に、梅の木の紐に繋いでおいた時、退屈まぎれに毎日少しずつ掘ったのだ。穴から首だけ出して寝ている。たぶん、冬暖かく夏涼しいのではないだろうか?

穴に寝ているデンの写真を撮りたかったが

私がいると穴から出てきてしまうので

どうしてもできなかったのが

できました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする